大局観を鍛える

このトピックは 17件の返信 を含み、 6投稿者 が参加し、 koukouheihei koukouheihei 5/24(土)17:05 によって最後に更新されました。

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  • #3683
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    私は「棋譜並べ」というものをしたことがありません。なんでも、「大局観」というものを鍛えられるらしくて。そこで、私が良く指す戦型の「棋譜並べ」をしてみようかなと思うのですが、具体的に「どういうふうに」「何のために」やるのか経験者の方々に教えて頂きたいです。

    #3684

    daigorou348
    参加者

    序盤、中盤、終盤の考え方。バランスを、見るためだと思いますね。

    #3686
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    何のために棋譜並べをするかの目的は、人によって違うでしょうね、
    目的が違えば並べる方法も違う、並べようとする棋譜も違う。

    koukouheiheiさんは何故自分のよく指す戦型の棋譜を並べようと思ったのか?
    そこにkoukouheiheiさんなりの「何のために棋譜並べをやるのか?」の答えがあります。

    また「どうも大局観というものが鍛えられるらしい」という知識を得たならば、
    いったい大局観とはどんなものなのかというのを調べ、その大局観にも心を配って並べたらよいと思います。

    そして実際に棋譜並べをすれば、そこでわかってくることも沢山あると思います。

    掲示板で質問すれば話題を提供することになるし、読んだ人の参考にもなりますけど・・・・
    これくらいの質問、ネットで検索すればすぐ多くの情報が得られます。
    そのあたりを省略して質問するくせがつくのと、わからなかったら自分で調べるくせが付くのでは、将棋上達に置いては大差です。
    将棋に限らずあらゆる上達に置いて大差なんですけど。

    #3694

    青雲
    傍観者

    それはランドセル姿の小学生にも言えますね。
    同じ言葉調べでも、片方が国語辞典で調べるもう片方が電子辞書で調べるだったら違いは明白です。

    「脳の発達が違う」 昔、餓鬼時代に先生から口すっぱく言われましたよ。
    やっぱりある程度脳は汗を掻かないといけない。その為には考える事だと思います。

    #3701
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    本買ってみようと思います。

    #3702

    青雲
    傍観者

    なるほど。それはいい考えだ。

    #3704

    佐村河内
    参加者

    >kkoukouheiheiさん。
    案ずるより産むがやすしですのでとりあえず3局か5局くらい並べてみるとよいと思いますよ。
    プロの対局を初手から終局まで並べるのが良いと思います。今まで見えていなかったものが見えて来るはずです。

    私は棋譜アニメーションを動かすものや、定跡書を並べるのは棋譜並べとは言わないと思っています。
    実際の盤駒を使うのがよいでしょう。

    #3705
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    ネットの盤では分からないものがあるんですね。とりあえずやってみます。

    #3709

    mekuriya
    参加者

    2008年10月18日~10月19日 七番勝負 第1局 渡辺明竜王 対 羽生善治名人|第21期竜王戦
    http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/21/081018.html

    将棋界初の三連敗後の四連勝で話題になったシリーズの第一局です。後手羽生挑戦者が後手一手損角換わりに誘導したのに対して、先手渡辺竜王は、棒銀とも早繰り銀とも腰掛銀とも態度を決めずに玉を囲う。後手は右玉・腰掛銀両用の守勢で待ちます。先手は後手を右玉に誘導するように棒銀を進出させる。しかし先手は仕掛けずに早繰り銀に組み直す。後手は右玉にして反撃体制を整えるのに対して先手は穴熊に深く囲う。先手が頃や良しと飛先歩交換に出たのに対して、後手は2筋を放置して△6五歩と反撃開始。でも▲2三角と打たれたら?

    とまあ、こんなことを考えながら駒を動かします。1回だけでなく何度も並べ替えします。一般に、棒銀は右玉の天敵、穴熊は右玉の天敵と云われることも多いのですが、羽生名人は棒銀と穴熊が合体すれば、右玉が十分だと考えていたのではなかろうか。逆に渡辺竜王は、棒銀と見せて後手を右玉にさせれば、穴熊にして先手十分と考えていたのではなかろうか。そんなことを想像します。

    この将棋は、序盤の駆け引き、中盤の間合いの図り方、終盤の攻め合い、どれも非常に勉強になるのですが、「大局観を鍛える」というテーマに限れば、両者が局面、形勢、方針をどう考えていたかを何度も並べ替えしながら想像するという事が棋譜並べの目的になるということです。

    #3710
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    >一般に、棒銀は右玉の天敵、穴熊は右玉の天敵と云われることも多いのですが

    26手目の解説でも触れていますが、棒銀には右玉が有効というのが、私は世間一般のイメージだと捉えていました。
    本譜でも先手の棒銀を見て後手は右玉を選択しています。
    そして先手は後手の右玉を見て棒銀をあきらめ、銀を4筋に組み替えています。

    角換わり棒銀戦法はとても優秀でしたが、いつの間にか消えました、
    その大きな要因のひとつが右玉の出現だったのではと思います。

    それが後手の一手損角換わりで、先手が通常より1手早く攻められることで復活しました。
    一手損角換わりは良く知りませんが、本譜を見ると、1手遅れていても棒銀には右玉が有効なんだろうなという気がしました。

    #3711

    佐村河内
    参加者

    >mekuriyaさん
    この局は棋譜並べをやった記憶がありますが、渡辺竜王が「穴熊なのに悪かった、大局観が覆された」とコメントしていた記憶があります。棋譜検討陣も穴熊よしとの見解が主流で実は右玉よしだったと驚いた話だったと思います。koukouheiheiさんむけの教材にぴったりなのでしょうか・・

    #3712
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    皆さんのおかげで、「棋譜並べ」は「対局者のその将棋への考え方・またそれを踏まえた上での方針の組み立て方」をくみ取っていくことが目的だということが分かりました。エッセンスがわかったような気がします。棋譜並べをするときはしっかりこれを意識して取り組みたいと思います。
     余談ですが大局観についての本を探していたら「寄せの手筋200」という題名の本を見つけました。星が5でいい本なのかなと思ってウェブで調べてみたら「名著だ」「名著だ」と人は言っています。(笑)そこで早速注文してみました。なんと明日に届くということらしいので楽しみに待っています。

    #3714

    mekuriya
    参加者

    「棒銀は右玉の天敵」「棒銀には右玉が有効」。これは矛盾しているようですが、私は以下のように理解しています
    一目散右玉は、一目散棒銀にスピードで負けるが、棒銀側が玉に手をかけて右玉が間に合うなら、棒銀には右玉が有効。

    で、付け加えるなら、渡辺竜王は羽生名人に右玉に組ませる為に棒銀を偽装し、後手は一手損しているから、早繰り銀に組み替えても穴熊に深く囲って「指せる」と考えていたのではないかと想像するのです。

    一般にアマチュアは、「棒銀は右玉の天敵」の方の展開になる事が多いが、プロは「棒銀には右玉が有効」の方の展開になることが多い。
    何故かというとアマチュアの右玉党は駆け引きなしになんでもかんでも右玉にしたがるのに対して、プロは駆け引きの結果、場合の選択として右玉にすることがあるといった違いがあるからです。

    最後に補足するなら、私が何をいっているのか意味不明という方は私が例に挙げた棋譜を並べていただきたいと。

    #3715
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    そうか・・・ アマチュアの間では一目散に右玉を組んでしまうから「棒銀は右玉の天敵」っていう理論が通っているのか。。。

    #3716
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    >一目散右玉は、一目散棒銀にスピードで負けるが、棒銀側が玉に手をかけて右玉が間に合うなら、棒銀には右玉が有効。

    >一般にアマチュアは、「棒銀は右玉の天敵」の方の展開になる事が多いが、プロは「棒銀には右玉が有効」の方の展開になることが多い。

    どこのレベルの将棋の話を書いているのか?という気がします。
    一目散右玉って、相手を全く見ないで一目散に右玉に囲うレベルの将棋でしょ。
    これに沿って捉えると、「一般に、棒銀は右玉の天敵」は、アマチュアレベルの話なんでしょ。

    サンプルとしてあげてるのが最高峰の戦いだったら、プロレベルの解釈の元に書くのが普通です。
    それが何で一目散右玉というような次元の低いことを元に「棒銀は右玉の天敵」だと書くのかがわかりません。
    プロの将棋なんだから「棒銀には右玉が有効」と書くのが普通だし、
    仮にアマチュアレベルのことで書くのなら、当然アマチュアレベルのことだと注釈をつけないと、
    プロの棋譜をサンプルにしているのですから、読んだ人は間違えて覚えるだけです。

    それから『一般にアマチュアは、「棒銀は右玉の天敵」の方の展開になる事が多いが』そのものも、
    私はそんなことはないと思っています。
    棒銀側は相手が腰掛け銀模様だと、攻めてこられる心配がないので、攻めは後回しにして囲いに手をかけたがるものです。
    (相居飛車戦ではそれが常識ですから)
    そうなると右玉が有効となり、このあたりはプロと同じです。
    ほとんど囲わないで攻めていくのは、腰掛け銀模様の相手には少ないと思います。

    #3717

    佐村河内
    参加者

    渡辺ー羽生の竜王戦は、佐藤康光さんでも「どう考えても穴熊が優勢と思っていた」渡辺竜王も「優勢だと思っていた」という将棋で、当時羽生さんだけがそうでもないと考えていた名局です。アマの例題としてはレベルが高すぎるのではないでしょうか。並べて学ぶのは良いことですが、ここから固定概念を持つのは危険だと思います。
    まあ、一丁並べてみるとよいと思いますw

    #3719
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    >koukouheiheiさん

    「寄せの手筋200」は金子タカシさんの本で、他に「凌ぎの手筋200」と「美濃崩し200」があります。
    私はその前身の「寄せの手筋168」「凌ぎの手筋186」「美濃崩し180」を持っていますが、どれも良い本ですよ。
    ちなみに専門誌『将棋ジャーナル』の付録だったものが1冊の本としてまとめられたもので、付録もみんな持っていました。
    ところが本を買ったことで付録の方はみんな処分してしまいました。
    持ち運びに便利で、今思えばもったいないことをしました。

    #3723
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >佐村河内さん
     いっちょ並べてみますわwww
    >六夢Ⅱさん 
     楽しみに待ってます^@^

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