棋譜並べ(右玉編)

はじめに 将棋倶楽部24掲示板 フリートーク 棋譜並べ(右玉編)

このトピックは 75件の返信 を含み、 5投稿者 が参加し、 koukouheihei koukouheihei 7/12(土)14:04 によって最後に更新されました。

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  • #3738
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    流れをつかめるように並べてみます。

    #3739

    mekuriya
    参加者

    将棋の棋譜でーたべーすの「戦型別一覧」で右玉の棋譜を調べることができます。

    柿木将棋盤 38556 小林健二 vs 阿久津主税 2007-02-13 順位戦
    http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=38556&tekazu=3

    これは▲角不交換型右玉vs△菊水矢倉→銀冠といった戦型ですが、序盤から面妖な駆け引きで、正直意味が全然分かりませんが、最後までよく分かりません。

    ▲5一角(107)の王手に△3三金左だと▲1六桂から後手玉は詰まされるから△3三金右は仕方がない。ところが▲4四桂の一手で一見必至に見えた先手玉の必至?が解けてしまった。
    阿久津五段(当時)が負けと知りつつ△3七金(86)から切り込んでいったのか、勝ちだと考えていたのかは分かりません。が、参考になるかもと思い、挙げてみました。

    #3744
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >mekuriyaさん
     棋譜の紹介ありがとうございます。では、早速この棋譜を並べさせて頂きます。
     後手が16手目に早めに角道を止めたのはなぜだったのだろうか。将来の先手の65の位取りを拒否したのか? それとも56銀みたいな感じで玉頭銀を防いだのか?? 分からない。。。
     17手目の46歩は右玉を見せているけど、場合によっては右四間飛車にも出来る。だから予め18手目に43金と上がり上部を手厚くした(のかな?)。
     27手目は絶対手。
     34手目に桂をはねたのは後手が持久戦志向だということ。持久戦となれば、後手の固い囲い(銀冠)が生きてくる。だから37手目に早めに戦いを起こせるように態勢を整えた。
     41手目にやむなく桂馬をはねるためのスペースを作った。
     45手目、ついに仕掛けた! 同歩だったらどうだったのかな。97角が嫌だったのかな。分からん(笑)
     47手目、同桂だと攻めが止まって面白くないと同銀。桂が殺されるまでになんかしらしないといけない。51手目45歩は相手の急所かもしれないが自陣の急所でもある。決断の一手(?)。64角と上がってさっそく急所をにらむ。
     56桂は感触のいい一手。八筋をつき捨て87歩の嫌味をつけて角を引く。
     59手目じっと75歩。抑え込めるか。
     61手目何故突き捨てを入れたのか? 何故このタイミングで? ・・・
     69手目、こんな手私にはさせない。68金とでもしているでしょう。
     79手目、歩を突き捨てた効果が出た。歩の突き捨てのタイミング難しいなあ・・・。
     86手目は寄せの手筋。「質駒をツクル」
     96手目 ヒャー 時間に追われていたのかな・・・ 最後の手で玉を捕まえられる見込みが無くなったので投了。
        
        以上がkoukouheiheiのこの棋譜のとらえ方でした。。。(こんなんでいいのか笑)

    #3746

    mekuriya
    参加者

    koukouheiheiさん、86手目の意味は自玉の詰めろを解く為です。例えば、すぐ△8五角と指すと▲2二銀△同金▲2四銀以下、詰されてしまう訳。つまり▲4六銀(85)は攻防の一手で、後手玉へ詰めろをかけた意味です。

    まあ基本的な流れとしてはkoukouheiheiさんのこの棋譜のとらえ方で良いと思います。棋譜並べの目的に応じて序盤、中盤、終盤のどこに重点を置くか。全部に重点を置いたら時間がいくらあっても足りませんから。ポイントだけ抑えたら後はさっと流してもいいんです。

    何度か並べれば、そういうコツも見えてくると思います。

    #3748
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    なるほど。詰めろを解消した手だったんですね。わからなかった・・・。

    #3795
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    いままで、数局プロの右玉を並べていて思ったこと。
     1.遊んでいる駒(金銀など)をうまく活用している。駒の効率を良くしている。
      2.攻められているとき受け一方では無く、相手の玉を危ない形にしている。特にこれが一番大事なところだと思った。自玉だけ終盤を快くお迎えしているkoukouheiheiとは大違いである。。。
      3. 1と似ているが、袖飛車の3筋歩交換に対しては77金と上がって攻めを逆用して厚みを築いている。

    #3797

    佐村河内
    参加者

    私も棋譜並べをやっていた当時、自陣の金銀を動かすタイミングにインパクトを感じていました。
    「攻めたいのにここで動かすのかー、へー」と感動していました。
    あと終盤に初級者には分かり難い角打ちが多く、感動していました。
    「角はこういう風に打つのか、へー」ってなもんです。

    やってみれば色々分かってくると思います。

    #3799
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    そうですね。棋譜並べって、やっていると新鮮なことばかりで興奮します。

    #3842

    青雲
    傍観者

    棋譜並べの何が良いかって言ったらやっぱり流れが掴めることに限るでしょう。

    #3909

    青雲
    傍観者

    プロは遊び駒を活用する手を好む。
    koukouheiheiさんはこの法則を知っただけでもかなりの収穫です。
    何事も少しずつ積み重ねて行くことが大切です。

    koukouheiheiさんにはもう話したと思いますが、熊倉紫野女流初段は棋譜並べを腱鞘炎になるほどやったと言います。そうした努力が報われるのでしょう。

    p.s.
    4級昇級おめでとう!

    #3910

    青雲
    傍観者

    棋譜並べmust(やる上での注意・c.one.cat br)
    ・自分が対局者になったつもりで指し手を考える。
    ・実際の指し手と違っていたら、何故そうなったのか考える。
    ・一気にバンバン指し進めない。
    ・局面の流れを考える。
    答えを出す、正解することが難しいものもありますが、とにかく考える事が大切だと思います。
    逆に言えば、考えないと何の意味も無くなってしまいますから。

    #4001
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    はい、では「将棋の棋譜でーたべーす」の右玉に分類されている棋譜を何十年かかったとしても並べつくすという挑戦を始めます! これは男として貫き通したいと思います。(右玉スペシャリストを目指して・・・。)では、記念すべき一局目から。
     1.西川慶二 vs 中川大輔 2002-09-20 順位戦
      40手目 44歩 46銀、35歩の攻めに対して45歩を準備した。そこで、先につき捨てる。
      43手目 38飛 46銀も考えましたが36歩、35銀、45歩、24歩、同歩、同銀、44角で不満とみたか。本譜は軽く38飛。
      46手目 33金 手厚い。
      47手目 37桂 この桂をうまく活用できれば先手優勢となりそうです。やはり遊びゴマを活用するのは大切ですね。
      50手目 64銀 右玉らしい一手。
      52手目 75歩 一目31飛でしたが果たして。でも右玉は左辺の相手の攻撃で得た駒で反撃する、という方針なので35歩、同歩、同銀と捌かれても大丈夫ということか。そこで、75歩と反撃。
      53手目 65歩 ここで手を戻す。同桂の一手。
      57手目 39角 プロらしい手。さすが。としかいいようがない・・・。
      58手目 24金 いやー。24金ですか。分からん。。。
      66手目 35歩 じっと拠点を作る。流石だなー。
      67手目 73歩 異次元の世界。。。
      70手目 45歩 このタイミングですか。これは応手が難しい。そこでやむなく(???)25歩。
      82手目 47歩成 流石にこの手は価値薄いだろなんて思ってたら王手飛車取りを狙っていた。
      85手目 素人koukouheiheiは直ぐ22竜と角を取りたがる。(笑)
      88手目 88歩打 基本に忠実。
      93手目 76銀 やはりこの桂の存在は脅威だったようだ。
      98手目 これは気持ちいい。取られそうな角を活用できた。
      
       一局並べるだけでも大変ですね(笑) まあ、コツコツ続けていきます。
      
       

    #4005

    mekuriya
    参加者

    私も並べてみました。中川八段は右四間飛車の雄というイメージでしたが、先手西川七段の矢倉模様に対して、右四間飛車模様から右玉に転じたんですねえ。なるほど、こういう指し方もあるのか。△4二銀(16)がギアチェンジを見せた手かな。右四間にするなら左美濃にするだろうから。△4四歩(40)ん?これはなんだろう。ちょっと意味が分からない。
    △6五歩(44)はうなづけない。ちょっと危険だった気がする。△3三金(46)いやあ、こういう手は。△4二金左と軽く交わしたい気がするけど、▲6五歩で角殺しを見せられて、指す手がなくなるということかな。でも中川八段らしい指し回しのようにも思える。
    ▲7三歩(67)軽妙な手。こういう歩が入ると右玉は自信ない。△4七歩成(82)ぐは!飛車成られるけど、これで勝負するしかないのか。▲8五桂(85)痛い。とすると△8六歩(64)が指し過ぎだったかも。△7七角成(108)詰めろだけど、先手の駒台が・・・。後手玉は詰むや詰まざるや。△6四玉となった時、▲7五銀△6五玉▲7四角でピッタリ捕まっている形なので詰みそうですね。これも釣り上げた▲8六金が足場として働いてしまってますね。
    右四間模様から右玉に転じるのは面白いと思ったが、40手台の指し回しはちょっと違和感がありました。

    #4007
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    「激指」によると46手目△3三金までは定跡となっている(この局がモデルということは十分に考えられるが)

    28手目△5四歩の局面
    ここでは定跡として▲3六歩、▲7七銀、▲5七銀右、▲7九玉があがっている、
    よく出る局面ということなのでしょう。

    #4008
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >mekuriyaさん 六夢Ⅱさん 
     お二人方のコメントと共にもう一度並べさせていただきました。40手目以降の指し手に違和感を持たれているということですので他の棋譜から色々な指し回しを知っていきたいと思います。

    #4009
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

     2.村山聖 vs 森内俊之 1998-01-19 NHK杯
       26手目 52金 序盤から右四間飛車を見せられて雁木に。
       40手目 同角 一目同銀でしたが45銀と出られて困る。同角なら65銀と出られても77角成、同           銀、44歩で大丈夫。
       43手目 75歩 同歩、74歩、同金、41角の展開を狙う。そこで26角と相手の桂を狙いながら44の          銀に紐をつける。
       64手目 72玉 こういう手がさせたら・・・。いや、絶対手かwww
       73手目 74歩 これ詰めろなの?わからん。
       
       
       

    #4011

    青雲
    傍観者

    村山vs森内戦ですね。
    まず▲7八金(3)で趣向が見られます。角換わり系の将棋と思いましたが、△4四歩(10)で角換わりを避けました。△6二銀ではまだ態度を表していませんが、先手は▲2五歩△3三角の交換を入れている事を生かし、右四間に移行します。通常、右四間には下図の様な形が有力です。7七の地点に駒がないのがおわかりでしょう。

    22手目△5三銀で雁木模様の構えにしたのは、四筋からの攻撃を緩和しようという心行きと思われます。
    以下囲い合いから雁木右玉になりましたが、若干先手がペースを握っている感があります。
    駒の交換となり、先手は駒を捌きましたが、玉への響きは小さいか。。。43手目。私は▲4五歩で楔を打ち込んでおくのかと思っていました。そこへ表れた▲7五歩。筋と言うべき好手です。
    飛車を取らせても攻めが繋がっていますし、玉の堅さも大差。という事でここでは先手優勢。
    △5四同銀(58)は遊んでいる金を取らせるという考え方でしょうか。
    しかし、現実的にこれは痛い。△7二玉(64)は早逃げの手筋ですが、▲7六歩(65)が上手い。
    ▲7四歩(74)は詰めろでなくとも、飛車を取る保険がかかっていますから、ここでは先手勝ちになっていますね。
    以下、取れる飛車を取らずに網へ入れる見事な指し回しで寄せに入る。
    ▲4九歩(91)も冷静です。▲5三金に△6四玉は▲6三飛で詰み。
    ▲3七金左(97)は詰めろ。以下後手も王手を続けるが、△4六桂(102)では万策尽きた。
    ▲4七歩(103)で受け無しとなり、後手投了。
    全体的に渋い手が無く、派手な展開となったが、終始先手がペースを握り、上手く攻め切った1局だったように思う。

    #4012
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

     3.深浦康市 vs 中川大輔 1995-04-01 早指新鋭戦
       31手目 68銀引 なんだこの手は。角道を開けて37桂~45銀と攻めを狙ったか。
       44手目 64銀 抑え込みを狙う。銀が浮いている今がチャンス。早速仕掛ける。
       52手目 74同金 怖すぎる。あまり自信は無い。
       54手目 86歩 ここです。ここで45銀に応対していると受け一方になってしまう。手抜けるとこ           ろは手抜く。 
       56手目 66歩 角道を止めて攻めを緩和。
       60手目 88歩 どう応じてもいや。流石。
       65手目 54歩 ここで銀を取ってしまうと反撃がキツイので。。。
       66手目 13角 こういう手を指せるようになりたい。角を活用し玉のコビンを睨む。
       68手目 65桂 まさかここを手抜くとは。衝撃です。やはりコビン攻めは厳しかったらしい。           69玉と角筋から逃げた。
       87手目 75飛 面白い戦いになって来た。どちらが早いか。
       92手目 74銀 手厚い好手(?)
       110手目 66歩 詰めろ。ここで投了。
       

    #4013
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >c.one.catさん 
     どうも。

    #4018
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

     3.森下卓 vs 米長邦雄 1996-09-26 順位戦
      36手目 81飛 45桂と歩を取ったらどうなるのか。気になったのでソフトで調べてみた。65歩、同      歩、同桂、66銀、64銀で困った。桂馬が殺される。
      42手目 54銀 これは私の感覚と同じ手だった。
      60手目 35銀 疑問手だったそうだが私にはよく分からない。しかし、72手目にもなると明らかに          後手悪い。
      94手目 55銀 取るよりなさそう。。。
     
       プロの右玉の棋譜を見ていたらやはり玉の固さで最後負けている棋譜が多く、勝つのは大変な戦法だなと思いました。
      

    #4021

    mekuriya
    参加者

    村山聖 vs 森内俊之 1998-01-19 NHK杯ですね。
    △4四歩(10)が早くも疑問。先手の角換わり志向を外した手ですが、私は相居飛車において、先手角道オープンvs後手角道クローズの対抗形は、後手つらいと感じています。だから振り飛車が開発されたのだろうと推察してますし、振り飛車にしないなら角道クローズの意味はないのではないか。というのは▲7六歩△3四歩▲6六歩でも後手の右四間飛車は有力です。先後が入れ替われば、なおさら右四間が有力になります。▲7八金▲6八銀の形は▲7九玉となれば金美濃の形で安定します。また一段玉は右玉に強い意味があるので、この手でもう私は後手を持つ気がしない。この後、先手右四間vs後手雁木→雁木右玉となりましたが、なんとなく後手が一手遅れている気がします。
    ▲7五歩(43)この時点で△8一飛の一手が入っていないのは後手つらすぎる。だいたいこんなことになるんですよね。▲4一角(51)こんな手が成立するのも△8一飛が入ってないせい。△8一飛が入るか否かで右玉は天国と地獄に分かれる。△4四歩(10)以降は終始森内八段(当時)が圧倒した将棋だと思います。

    #4033

    青雲
    傍観者

    >mekuriyaさん
    圧倒したのは村山八段(当時)だと思いますが。

    #4035
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >mekuriyaさん
     ▲4一角は一段飛車が入っていないから成立した手ですね。怖いものです。

    #4038

    青雲
    傍観者

    中川・深浦戦
    序盤は通常の矢倉の将棋に進んでいますね。
    △6四歩(14)は現代ではあまり見られない一手です。21手目までは矢倉中飛車もあるところ。
    ▲3七銀(21)は一気に後手陣攻略を目指した手ではなく、一歩交換をしておこうくらい。ただ、放置は二筋攻略を助長する形になってしまうでしょう。
    △5三銀で通常の左玉に囲うのは玉の薄さが気になります。少なくとも深浦さんは好まないと思います。
    △4四銀(24)と上がったのは、先ほど言った二筋交換を防ぐため。
    ▲2六飛は矢倉では珍しい変わった引き場所に思えますが、△5五歩▲同歩△同銀▲同銀△同角が飛車に当たらないようにした手だと私は推測します。未然に当たりを避ける。将棋の大切な考え方でもあります。
    ▲6八銀(31)は「何じゃこりゃ」ですが、左に玉を囲ったら潰しますよ、という手でしょうか。
    その後▲7七角と上がっていますから、8八に玉を配すための工作だったのかもしれません。
    7七角・4六銀の配置を作られていますから、右玉へ囲うのは自然と言えるでしょうか。次に▲3七桂が飛んでくるのはわかりますしね。
    対して後手△8一飛(36)。右玉において、この手は命とも言えそうです。飛車の活用は必須ですから。
    以下、端歩を付き合いますが、手順の意味がわからない。1・9・9・1筋と順番に付いているのですが、深い意味はないでしょう。角も手持ちにしていないし。
    △6五歩(42)は△6四角の配置かと思いましたが、△6四銀からの超攻撃布陣へと発展。
    郷田9段も言っていましたが、△6三金型右玉は堅くない。コウヘイさんはあまり使いませんね。
    先手三筋から仕掛ける。▲7四歩は味付けか。
    ▲7六歩(57)で単純棒銀突破は防いだが、楔ができたのは大きい。ただ、玉の堅さが・・・
    △1三角(66)のあたり盤面を広く見ている。さすが。
    △6四金(70)のあたり後手は先手の攻めを切らす方針に切り替えたか。
    事実上の金銀交換後、△7七歩から精算して飛車を大回転。△7三歩(90)と受けたのは、後手玉が詰めろにいるから。△7四銀(92)は先手玉に迫る手がないので仕方ない。そして、△7五銀と取った!(94手目)後手玉、詰んでいるのかいないのか。私の直感はひと目不詰み。実戦も99手目▲5四銀成で王手がstop。中合も取ると厄介だが、△7六銀打(104)が手堅い好手。
    後手・深浦が勝ちきった。
    投了図は△6七歩成以下の詰めろ。取っても詰み。という事で投了もやむおえない。
    1局を振り返ると、▲4五銀がどうだったか。銀1枚の攻めなので、細かった意味はある。後手には△7七歩からの確実な攻めがあるのがやはり大きかった。▲3二と(75)は遊んでいる金を取らせた勘定であるから、この時点で後手してやったりの局面だったのかもしれない。
    玉が何路が遠い右玉の特色が光り輝いていた。△7三歩だけで詰めろが受かったのも大きかったと思う。

    #4041
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    5.森下卓 vs 米長邦雄 1994-08-22 順位戦
      26手目 相手の中央が薄さをついて飛車を回る。
      31手目 銀ではなく、桂で攻めるようです。
      35手目 24歩としたくなるが。。。 展開が解らん。ソフトに頼る(笑) 
           24歩、同歩、同角、同桂、同飛、32金、21飛成以下、51飛という手もあり互角だった。しかし実戦では絶対にこの変化を迎えたくない。
      39手目 先手も厚みに対抗するつもりだ。
      42手目 結局つの銀中飛車になった。
      43手目は目を疑った。まあ先手も変に玉頭の歩が伸びているのでいいのか。
      49手目 この瞬間ですか。へええ。
      62手目 感触のいい一手だなと思う。
      70手目 52歩、こういう手がいや(笑)
      72手目 歩を取ると角を出られて困る。
      77手目 この手も感触がいい。
      79手目から84手目まで 銀をそっぽに追いやった。流石。
      

    #4043
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >c.one.catさん
     どうも。

    #4045

    mekuriya
    参加者

    c.one.catさん、お手間かけさせてすいませんでした。村山聖 vs 森内俊之 1998-01-19 NHK杯は村山八段(当時)が先手右四間で森内八段(当時が雁木右玉だったんですね。勘違いしてました。それにしても皆さん、精力的だ。

    #4046
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    村山聖 vs 森内俊之戦

    矢倉VS右四間では、矢倉側が流れ矢倉で受けるのと、雁木で受けるのがあります。
    そして右四間はカニ囲いに組んで仕掛けるのと、美濃に組んで仕掛けるのがあります。
    その中でカニ囲いの右四間で攻め、雁木で受ける、ここまではオーソドックスな組み上げだと思います。
    そこから森内さんが雁木を崩して右玉に変化した、
    結果としてはそこから右四間の猛攻を受けたという将棋だと思います。

    この将棋もそうですが右玉に囲っているのにそっぽは攻めないですね、
    いきなり右玉本陣の桂頭を狙っていってます。
    飛車と銀の協力で飛車先を突破するという将棋にはなりにくく、
    そうやって来てくれるのなら、右玉にしたのが生きる展開になりやすいんじゃないですかね。

    #4049
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    精力的に棋譜並べをしたいと思います。
     6.西村一義 vs 北浜健介 1996-07-16 順位戦
      47手目 私は一目46銀でしたが、24歩。よく考えれば桂を取ってきても銀を殺せる。このことに始めて気付いた。。。
      62手目 やはり馬の存在は持久戦の場合大きくなる。早速消しにかかる。
      65手目 この局面、私は何を指せばいいのか全くわからなかった。51角ですか。なるほど。70手目24歩。全く意味がわからない。結局これを突くことによって37桂打から継ぎ歩攻めを狙われている。
      83手目 23歩か。どうも応じてもねえ。。。

        最後玉が接近した形では自玉の近くに王手をしながら駒を増やしていくことが大切ですね。
      

    #4063

    mekuriya
    参加者

    3.深浦康市 vs 中川大輔 1995-04-01 早指新鋭戦ですね。
    先手矢倉模様に対して矢倉中飛車かな?と思わせておいて、
    ▲6八銀(31)を見て、さくっと△5二金と右玉に転じるのが
    感じが出てます。やはり右玉は角道を止めないのが良い。
    激しい攻め合いになりましたが▲2一飛成が王手にならないので、
    △7七歩(76)の辺りでは、ぎりぎり右玉の勝ちパターンに
    入っている気がします。△2八飛成(88)▲3四歩が残っているので
    ▲3八歩の中合いが利かないのが先手地味に痛い。
    以下、広さで余す会心の玉捌き。▲4二と(91)が裏目。負ける時はこんなもの。

    #4069
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    そういうことですか。なるほど。矢倉中飛車から右玉に変化していたのですか。中央を厚くされましたしね。

    #4073

    mekuriya
    参加者

    3.森下卓 vs 米長邦雄 1996-09-26 順位戦ですね。
    先手矢倉模様に対して後手陽動振り飛車かなと思わせて右玉ですか。
    △4五歩(34)は米長永世棋聖らしい気合の突っ張りという感じですが、こういう手では右玉は幸せになれない気がします。4筋を争点にして逆襲しようという構想だったのでしょうけど、
    △3三桂の瞬間に▲5五歩が利いて引くしかないのでは、ちょっと構想に無理があったのではないかと。▲2四飛(81)に△同飛だと▲7五歩で駄目ですか。しかし△同角だと▲2六角(83)がピッタリ過ぎて筋に入った感じ。

    #4074
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >mekuriyaさん
     序盤なかなか金や玉を上げずに飛車を動かす可能性を残していたのは印象的でしたね。△4五歩という手は米長さんはよく指されていますがちょっと構想が今回の場合無理があったのですね。106手目は形作りですかね。

    #4075
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    7.郷田真隆 vs 米長邦雄 1994-12-04 日本シリーズ
     38手目 4筋に飛車を振った。いつでも45歩ができ、35歩をけん制。そのあと一転、囲い合いに。
     43手目 やはり引くのは悔しい。銀桂交換。ただ、歩も得しているので先手も不満はない。
     49手目 この手の意味は何なのか。た・ぶ・ん角筋から予め逸らしたのだろう。勉強になる一手。
     50手目 14歩。94歩の方が価値絶対高いだろと思った。52手目13角。そうか。なるほど。45銀、同歩、68角成、同金となれば先手は角打ちの隙が多く自然に後手が良くなる。57金と形を悪くさせたのはかなり大きい。
     54手目よりいっきに攻めにでた。なにか成算があるのだろうか。
     60手目 58金か。確かに角の逃げ場所が難しい。。。68銀は仕方なかったか。
     69手目 当然85桂だと思っていた。そこで、77桂。流石です。善悪は別として。
     92手目の局面。もう私なら投了している(笑)
     93手目の局面。即詰はなさそうだが53桂成ぐらいでゲームセット。本譜は43飛として粘る。そして、飛車の横利きを消しながら詰めろをかけられて投了。もうどうしようもない。

       ふーむ。ちょっと米長さん指し過ぎちゃった印象。。。 
     

    #4107

    mekuriya
    参加者

    5.森下卓 vs 米長邦雄 1994-08-22 順位戦ですね。
    これは右玉でなくて陽動ツノ銀中飛車だと思うけど。△3三桂(52)はいかにも死にそうだけど、▲4五銀△同銀▲同桂は許せないから気合の一手でしょうか。しかし現実に桂損だし、と金を作られて後手自信ないなあ。でも▲5八桂(85)はどうなんだろ。森下九段らしい手厚い受けだけど、矢倉は飛車の横利きを止めると怖いです。難しい攻め合いになりましたが、▲3五馬(105)と撤退するしかないのでは森下九段が攻め損なった気がします。やっぱり▲5八桂が祟ったんじゃないかな。△5三歩(110)で後手玉が随分安全になったので、ここでは逆転して後手が良さそう。△9八銀(128)で投了ですか。仕方ないのかな。

    #4108
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    8.屋敷伸之 vs 米長邦雄 1997-04-07 棋聖戦
     8手目 72銀。確かに先手の77銀、66歩の形がとても危ない。速攻も含みにした。しかしその後速攻を仕掛けることは無かった。相手へのプレッシャーをかけただけだったのか?それとも速攻を断念したということなのか・・・?
     27手目 ツノ銀中飛車には46歩とし中央を厚くする対策がプロ間では多い。米長さんが当時中飛車からの右玉を採用していたのは相手の角を使いにくくさせるという意味があると思う。
     38手目 下段飛車がまだ実現していないので65歩~55歩と仕掛けるのはだめそう。そこで銀を引いた。
     48手目 早速角を活用とした手をとがめに行こうと飛車を振る。
     56手目 この手はいかに。確かにこの歩を取りに行くのは難しそうだが。
     58手目 米長さん本人も「まずかった」と振り返った。予感通り銀で攻められる展開に。
     61手目 さすが。と思った一手。
     64手目 待望の反撃。
     74手目 へええ、と思った。相手の歩が切れていることを的確に咎めている。
     80手目 じっと26歩。さすがに飛車を成らせては右玉に勝ちはない。。。
     88手目 駒損がひどいがなんとか落ち着かせた、っていう感じ。
     97手目 いかにもプロっていう手だと思います。
     
     
      
     
     
     
     

    #4112
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >mekuriyaさん
     これですよね・・・。これ絶対右玉じゃないですが右玉になぜか分類されているのですよね。△5三歩は攻めと受けのプロの呼吸みたいなものですね。落ち着いた好手です。

    #4145
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    9.森内俊之 vs 中原誠 1996-10-12 早指戦
     45手目 このタイミングの金上げ。
     46手目 同歩と取れるのが予め角を引きあたりを弱くした効果。
     56手目 普通に同歩と取ってしまうと勢力負け。
     88手目 プロではこういう桂馬の手が多いような気がします。
     104手目 これで受けが無くなったか。
     

    #4147

    mekuriya
    参加者

    6.西村一義 vs 北浜健介 1996-07-16 順位戦ですね。

    △6四歩(30)はどうだったか。▲6五歩の位取りを嫌ったのだと思うけど、私なら△8五歩と伸ばして8六~9五~7三の角の転換を見たい。でも▲7七角で角交換は後手自信が無いか。とすると△4四歩(14)の辺りかな。▲4六歩(13)と先手は怪しげな気配だから、△8五歩として▲7七角なら△3三銀として△3一角~△8六歩を狙いたい。▲7七銀なら、そこで△4四歩。でも後手だけ5筋の歩を突いているから、やはり角交換はしにくいのだろうか。とすると△5二金(12)では△5五歩として先手の五筋不突きを咎めるべきだったのだろうか。いややはり△8五歩で先手の態度を見るべきか。よく分からないけど、先手の変則的な序盤に対して後手は平凡に矢倉に組もうとして作戦負けになってる印象があります。相手が変則なら自分も変則というのが私のポリシーだけど北浜五段(当時)は序盤派でもないのかも知れない。

    ▲4五歩(43)から先手好調な流れに見えたけど、後手も△6三銀を好位置の△5四銀と進めて、案外形勢は難しい。△5五桂や△5六角が見えて、先手も気持ち悪い。でも▲5一角(65)ですか。私なら▲5六歩と傷を消して、手を渡したいけど棋風ですかね。△2四歩(70)!面妖な。△2三桂か△2五桂を見てるのかな。でも普通は△5五桂ですよね。▲5五歩△同銀▲2五歩の十字飛車は△4五歩で後手良しですか。なんとも難しい中盤戦です。

    しかし▲5四歩(103)の辺りでは右玉ペース。先手玉は妙に広くて寄せ形が見えないし、寄せ形を作ろうとすると▲3二銀で頓死してしまう。やはり馬と生角の違いは大きい。となると△4四角(88)は疑問だったのかな。

    #4152

    mekuriya
    参加者

    7.郷田真隆 vs 米長邦雄 1994-12-04 日本シリーズですね。
    △8一飛(30)米長流急戦矢倉は警戒されていると見て右玉に転身か。
    △4五歩(42)米長さんはこういう手が好きだけど右玉では動きすぎの感。△1四歩と待ちたい感じ。
    ▲2九飛(49)これは△3七銀▲2九飛△4六銀成▲同角△4五銀を先受けしたのでしょう。
    △1四歩(50)これは▲1五桂を消しつつ△1三角を用意した手ですが、ここで突くなら(42)で突きたかった。
    △8六歩(54)これも動きすぎじゃないかなあ。
    ▲8四銀(65)こういう手が利いてしまうのが△5二金型右玉の弱点。7三の地点が弱いです。
    そもそも△4一飛(38)以下の構想が問題だったのでは。本局は典型的な右玉の負けパターンだと思います。こうなっちゃうとさすがの米長さんも泥沼流を出せない。

    #4157
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    >mekuriyaさん
     6.そうですねえ。私も71手目は56歩と打って手番を渡す感じが好きです。ふむ・・・。そもそも2四歩(70)の時点で分けが解らなくなってましたw
     7.本局は米長さんが動きすぎて負けたという印象でした。

    #4167
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    10. 南芳一 vs 中原誠 1995-03-03 順位戦
     29手目 プロはだいたいここで囲いに着手するが仕掛けてくれたので受けかたが見られる。
     36手目 ?
     37手目 銀交換した時に備えた。
     43手目 嫌な手。
     48手目 24歩は手抜きが良し。
     63手目 疑問手!とのこと。
     84手目 このように力をためるのが好手!らしい。
     
     

    #4168
    koukouheihei
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    参加者

    11.村山聖 vs 中原誠 1997-01-14 順位戦
     21手目 とにかく右玉には角の展開が急所。
     39手目 流石2枚銀はかたい。
     74手目 こういう手はなかなか。
     
      右玉の快勝譜でしたね。

    #4204
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    相手が角交換振り飛車とかアヒル戦法とか色々指してくるから(笑)右玉の感覚を忘れないために。
     中川大輔 vs 米長邦雄 1996-01-22 NHK杯
      12手目 米長さんの右玉は飛車先交換を普通に許してしまうようです。
      36手目 いったいこれは・・・。36歩と突かせない意味なんだろうけれども流石にねえ。。
      39手目 こうなれば逆用されているとしか思えない。
      46手目 右玉と振り飛車の感覚は似ているようです。私の場合四間飛車は急戦に自信がないんでさ       せません。
      63手目 これならさすがにとれないだろう。
      64手目 取ったか。
      67手目 この時点で右玉自信なし。
      92手目 分からんけどいい勝負?
      100手目 じっと65歩。
      119手目 !!!
      
        渋い指し回しも見られたものの、ちょっと米長さんの右玉はよくいえば男前、悪く言えば指し過ぎという印象を受ける。

    #4205
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    南芳一 vs 米長邦雄 1991-01-28 王将戦
     48手目 これはさすがによけるしかないか。
     68手目 念願の一手。
     75手目 相手の陣形を大分荒らせたし十分ですかね。
     126手目 勝負手!
     145手目 かっこいい決め手。
     
     

    #4223
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    中原右玉を堪能するとしますか。今回から私の「一目」の手とプロの手を比べてみたいと思います。
     中原誠 vs 森下卓 1994-10-29 早指戦
      47手目 75銀をうっかり(^_^;とのことです。
      49手目 プロでもこういうことあるんですね。
      52手目 辛すぎ。
      55手目 こういう手を実戦で指せるようになりたいです。
      56手目 プロはジリ貧を嫌うようです。
      77手目 飛車を捨てるのか!流石に怖い!
      79手目 完璧な左右挟撃の形に。凄い。
      
       中原さんの強さがにじみ出た一局でした。
      

    #4224
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    高橋道雄 vs 中川大輔 1995-09-04 NHK杯
     22手目 ! 
     50手目 !!! 面白い戦いになりそうだ(笑)
     86手目 力強い一手。
         すごい勝ち方になりました。
     

    #4225

    佐村河内
    参加者

    あんまり頑張ってると初段飛び越えて二段になってしまう・・・

    #4226
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    まだまだ遠いです^@^

    #4243
    koukouheihei
    koukouheihei
    参加者

    羽生善治 vs 米長邦雄 1996-09-22 日本シリーズ
     30手目 米長さんはこういう手多いですね。
     41手目 45歩をとがめに行く自然な発想。37銀は角切りの筋があるのでしにくい。
     50手目 こういう手は好きですが実戦的に勝ちにくくなっているような気がします。
     54手目 このと金が取りにくい。
     57手目 角道を止めてからと金をとる。凝った手順ですね。
     60手目 どうせ取られる桂ならこうしてやる!っていう感じ。
     62手目 やはり角を切ったか。 
     64手目 こうなると63金が生きているか。難しいです。
     68手目 73金とすると攻めがつながるのか。やむを得ない。
     70手目 鋭い手なのかな?
     73手目 金が質駒にされているせいで、ひょいっとかわすことが出来ない。
     74手目 歩を入手したことにより65歩の狙いも出来た。こうなれば右玉優勢か? と思うが何と言     っても右玉は薄いので最後まで気を抜けない。
     75手目 あとあとプラスになる手を指しておく。これが一流。
     83手目 形作り。ではないか。
     96手目 これは米長さんによると「真の勝因」だったようです。
     100手目 辛い。
     108手目 寄せが勉強になります。
     
     
     

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