東京都内の重傷者数は29人、国の基準だと546人だという。
先日の岸田総理は東京都の重傷者数を例にとって重症者の病床数は3.5%だと言った。
(だったら東京都は96,5%まだ空いていると捉えて構わないのか!!)
もちろん東京都の基準でとは言ったが、緊急事態宣言の検討に入っていない理由として都合の良い数字を持ち出しただけだ。
これが仮に緊急事態宣言を決めた場合ならは都の基準は持ち出さず、国の基準のみを持ち出したであろう。
重傷者の定義も東京都と国ではまったく違い20倍ほどの差が出ている。
これから思うに重傷者といっても見方はそれぞれで、国の基準も国民がイメージしている重症度とは全く違う可能性もあり、20倍という数字のマジック同様本当のところは見えてこない。
コロナで無症状というのも実態はどうなのか?
風邪のような症状が出て検査をしたら陽性だった、当然ながらこれは無症状ではない。
帰省などで無症状なのだが念のために検査をしたら陽性だった、これは少ないだろうがある。
無症状だが濃厚接触者となり検査したら陽性だった、これが一番多いだろう。
これを何と発表するかというと無症状の陽性者と発表する。
しかしそれは陽性が判明した時点で無症状だったというだけに過ぎない。
陽性が確認されてから2週間以上経ってどうだったのか、そういう判断の仕方ならば症状がどうだったのかはわかるが、そういう発表の仕方ではないからこれも本当のところはわからない。
よく医療の立場とか経済の立場とかいうが、それぞれに都合の良いものを持ち出してきて持論をとなえたりする。
総合的にみて判断するなら良いけど、都合の良いものだけを持ち出して持論を展開しても仕方がないのに。