後手は玉形が薄いので、アマのような時間の短い将棋では大変な気がします。
5四に金を持ってくる形は調べたら神谷八段と伊藤真吾五段が指していました。
いずれものちに4二に飛車を持っていってました。
4二に飛車を持ってくるのは結構ありまして、
▲4三角成とした時に、△4二金ではなく△5二金右もしくは左とし、▲同馬△同金、
その後で△4二飛として△5五金と打つ感じです。
先手がこんな駒組みで、後手が△4二の金を5四に持ってくるのではなくて、
△5四歩~△3四銀~△3三桂としているのもありました。
(△5四歩は△3四銀の時に▲5五角を防いでます)
また▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △4二銀の後、
▲7七銀△3三銀に▲3八銀とするのが、ダイレクト四間飛車の対策としてありました。
「アマの知らない丸秘定跡」
これに対してダイレクト向飛車にすると▲6五角として先手が有利になるとのことですが、
内容に関してはネットで調べた限りではわからず、▲4八銀とどう違ってくるのかもわかりませんでした。
ダイレクト向飛車が指されるようになったのが2008年頃から。
近年は▲6五角 △7四角には▲同角△同歩▲7五歩と進む方が多いなと感じました。
また▲6五角と打つ手、打たない手から始まって、全体に手が広く、すぐに前例のない局面になる将棋だなと思いました。