『さばく』を分かりやすく説明するには

はじめに 将棋倶楽部24掲示板 フリートーク 『さばく』を分かりやすく説明するには

このトピックは 6件の返信 を含み、 4投稿者 が参加し、 女性棋士【旧姓:星野3級】 女性棋士【旧姓:星野3級】 11/21(金)13:41 によって最後に更新されました。

7件の投稿を表示中 - 1 - 7件目 (全7件中)
  • 作成者
    投稿
  • #6459

    MacGuffin
    参加者

    『角をさばく』、『さばきの振り飛車』などの『さばく』と言う言葉。初心者に説明するのは結構 難しいと思います。
    そんな時に私が使うのが『亭主、元気で留守がよい』という箴言です。終盤戦、飛車を取った手が王手になる、というのが困るので、単なる飛車取りは甘い手です。飛車が敵陣で活躍すれば留守を守る奥さんに迷惑は及ばないというわけです。『さばく』イコール『元気で留守』、宜しければ」使ってみて下さい。

    #6490

    「さばく」というのは基本的に駒損の場合です。
    駒割で得をする状態であれば「さばく」と言うより「稼ぐ(かせぐ)」です。
    初心者には「さばく」の前に「稼ぐ」を徹底する感じです。
    「稼ぐ」と言うのは基本やや重い攻めです。
    ただ、重い攻めは「切れない攻め」という言い換えも利きます。
    このバランスは初心者と高段者でかなりの差はありますが、

    【相手より少しだけ軽く(重く)指す】

    この部分を目標として自分の将棋を作りましょう。
    言い換えるなら、美濃に対して銀冠。居飛車に対して四間飛車。
    駒がやや内側に寄っているようなら「さばく」ですし、
    逆に、「穴熊」に対して「中飛車」のように外側を持っていたら「稼ぐ」です。
    これがわかれば低段です。

    #6491
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    日本将棋連盟公式『将棋ガイドブック』によりますと・・・・

    【さばく】
    働きのにぶい駒を好所に移動させたり、相手の駒と交換して効率化を図ること。

    自分の遊び銀が相手の桂馬と交換になると「遊び銀はさばけたけど駒損」
    自分の遊び桂が相手の銀と交換になると「遊び桂がさばけた上に駒得」

    こんな言い方をするわけで、駒の損得に関わらず、さばくという用語は用いられるかと思います。

    #6493

    佐村河内
    参加者

    六夢さんが提示した記述の通りでしょうけど、TV将棋の解説を複数聞いた感想としては、大駒の活用に重点が置かれているように思います。あるいはガジガジ流に見られる小駒での食いつきもさばきの一種であるのではと思います。

    #6499

    >自分の遊び桂が相手の銀と交換になると「遊び桂がさばけた上に駒得」
    こういう展開になる駒は遊んでいない駒であったり、相手が悪手だったり、あるいはそもそも手合い違いなわけで・・・
    実際には「さばいた」と言う言葉は使われないような気がします。
    観戦記などにも「事故(さばかせた)」と言う表現で載ります。
    同様に、「手得」と「効率」を両方得ることもありますが、
    「手得」「駒得」「効率」の3つを渡すようではその1局は投了図でおかしくない時です。
    駒損(振り替わり)となる場合は「質駒を喰う(拾う)」とも言います。
    「さばく」は中盤用語と思えば案外わかりやすいかもです。

    #6500
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    『「さばいた」と言う言葉は使われないような気がします』とのことですが、
    私が使ったのは「さばけた」であり、「さばいた」ではありません、
    結果として自分の遊び桂が相手の銀と交換になり、結果として駒が「さばけた」で、使い方は問題ないと思います。

    私が言いたかったのは「駒の損得に関わらず、さばくという用語は用いられるかと思います」ということでしたので、
    言葉の使い方ではなく、書いていただくならそちらに関して書いていただきたかったです。
    それがお互いの主張の違う点であり、「さばく」というのは基本的に駒損の場合なのか、そんなことはないのかというのは、「さばく」を語る上で大きいですからね。

    #6503

    いずれにせよ、「効率」と「駒得」と「手得」の3つの中で、
    「1つ」を求めた手より「2つ」。「2つ」より「すべて」を得るほうがよく、
    代償を払わなくて済む「片懸賞」の手であれば「絶対手の急場」。
    ここまでは同じだと思います。
    おそらく、私と「六夢」さんの将棋は、私の将棋のほうが「攻めが重い将棋」だと思います。
    そして、穴熊や銀冠を多用する振り飛車党(中飛は少なめ)の方にとっては、
    効率の重みが増すので、「さばく将棋」と言う言葉のほうがあっているかもです。
    逆に、居飛車の旧矢倉や角交換型など「さばく(駒得)」⇒「勝利宣言」と言う将棋の場合は「さばく」は文字になりにくいです。
    ちなみに「さばく駒」を取られる手は「形作り」「投げ場を求める」とも言います。
    同じ「さばく」でも状態一つ一つで別の言葉がある以上できるだけ範囲を狭めた言葉が適切とも言えます。
    本題に戻り、「さばく」の広義で言えば「初心者」宛となっていますので

    たしかに【駒の損得】や【先手を得るか否か】にかかわらずと言うのが答えですね。

7件の投稿を表示中 - 1 - 7件目 (全7件中)

このトピックに返信するためにはログインしなければなりません。