ネット上のマナーは語っている方がいるのでまかせることにして
リアル対局で王手放置されたらどうするのが最も正しいのかについて
2つほど例を示したいと思います
大会などの場合は「王手放置です」とまず相手に宣言します
(ルール上はここで反則勝ちが確定する)
で、「時計を止めさせていただきます」と言って時計を止める
(時間切れブザー最優先のとこだと負けになっちゃうから)
で、手を挙げて運営か審判を呼び王手放置があったこと
自分が反則勝ちであることを告げます
ここまでやり切るとリーグ表やトーナメント票に相手の方の「反則負け」が付いてしまうので
普通はココまでの手続きのどこかで相手が投了します
すると「投了最優先の原則」により「アマだと」反則負けが付かずに進行します
(プロだと反則は指摘があった瞬間終局なのでその後投了しても反則のまま)
対局の「作法」という意味では「相手の王将・玉将に触れるのは失礼である」
という大前提があるので、指導将棋で注意する時を除いては
相手の王様を駒台に乗せることはしません
これはマナー・作法上はやるとバカにしている・挑発しているという意味になるからです
リアルで正しい「文化的作法」は「失礼します」と一声掛けたら
「指一本で相手の王将・玉将を立てる」のです
触るにしても最小限にしようという心遣いなのでしょうね
盤面から取り去ることもせず、立てて利きに入ってることを示すんです
ただこれは失われつつある作法で「近頃の若手には知らんのがおる」と
「昭和中期」にw 原田先生が嘆いておられたのを記憶しています
ベテラン棋士が出入りしてる道場でないと伝わってないかもしれませんねえ