高校の頃 ふとしたことからガロア理論に興味を持った。大学卒業してから 本格的にぜひわかりたい
と思い、10冊近くこれに関する本を読んだ。 が、なかなかものにならなかった。
数学が育っていく物語の 方程式という本をボロボロになるくらい読み込んだ。 理論の流れだけはわかったものの、
かゆいところにはがとどかなかった。 藤崎源二郎の 体とガロア理論 がよいと書いてあったので 233-250ページ
だけを集中して熟読した。
これでなんとなくわかった。しかし、ガロア対応、ガロアの基本定理の本当の理解にはいたらなかった。
その後 ネットが登場し、数年後 理解の抜け落ちていたところがわかった。最小多項式と拡大体の一対一対応だった。
それと 物理のかぎしっぽにある 塁開べき拡大 の図であった。 これこそがしりたいことだった。ここまでで15年くらいたっていた。今でも具体的な方程式のガロア群を構成することはできないが、3次と4次方程式の一般の場合の議論は完全に分かった。 ネットの威力を感じた。
そのあとワイルズによるフェルマーの最終定理の論文を見た。
ぜひわかりたいと思い、岩澤理論というものを知った。チンプンカンプンだった。そのあと何年もしてから東大アーカイブの加藤和也先生の講義を見続けている。現在までに50回くらいみた。 あとこれに対応しているような ツジモッターの該当箇所をみている。今度はわからない用語を集中して検索した。
上の2つのことの厳密な証明まではとても理解できないが、ねばりづよくに見ている。ツジモッターのは完全理解にかなり近ずいてきている。
わかる日も近づいていると信じている。 非常に充実しているしなにより楽しい。