棋力にもよりますが、詰将棋の1~5手詰めの本を数冊用意し、
それを見た瞬間解けるまで繰り返し行うのはとても効果的なトレーニング方法で、多くのプロ棋士が薦めています。
私も100問を3分間で解くのをよくやっていました、何度もやって答えを知ってるから見た瞬間でわかり簡単です。
そうやって詰み形というのを、身体に染み込ませていくわけです。
ただし、これをやっていれば詰将棋はOKというわけではありません、
これは読む訓練にはなりませんので読む訓練もしなくてはいけません。
例えば30分詰将棋に取り組むのなら、100問の超スピードコースをまずウォーミングアップでやって、
その後に読む訓練の詰将棋を解くのが良いと思います。
将棋に置いて「詰み」という場面は何度も出てきます。
①相手が「詰めろ」をかける(詰めろというのは、ほおって置けば次に詰む状態)
②自陣を守ることでその「詰めろ」を回避する
③そしたら相手がまた違う「詰めろ」をかけてくる
④それもまた自陣を守ることで「詰めろ」を回避する。
自分が攻める方でも守る方でも同じですが、最終番は必ずこういう繰り返しが起こります。
その時に「詰めろ」になっているのかいないのか、「詰めろ」を回避しているのかいないのか、
それらすべては、相手の玉、自分の玉を頭の中で詰ますことで結論が出されるわけで、
詰む詰まないがわかるかわからないかは、そのまま勝敗に直結します。
なので、詰み形を身体に叩き込む訓練、ひと目でわからない局面を、考えることで詰むか詰まないのか答えを導き出す訓練、
それがとても大切なのですが、それらは詰将棋を解くことでやしなわれますので、詰将棋はとても重要なトレーニングとなります。