はじめに › 将棋倶楽部24掲示板 › フリートーク › 中飛車党にとって先手56歩と76歩のどちらが有利に働くか?
このトピックは 18件の返信 を含み、 4投稿者 が参加し、 青雲 4/19(土)17:35 によって最後に更新されました。
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2014/04/15 07:05 #2917
私、今月は中飛車の採用率を高めにしているとおもうのですがR2350~1950とむらのあるRの数字が出ました。
原因の一つに初手に76歩を採用しているからかな?と考えるようになりました。
具体例を挙げていきます。
①76歩ー34歩ー16歩ー84歩ー56歩
②76歩ー34歩ー16歩ー14歩ー96歩ー94歩ー???①のパターンは後手番中飛車より端歩が入っている分ゴキゲン中飛車にした際になんとなく得した気分。
一方②の場合はお互い端歩を突き合っている形。無論悪い形ではないのですが中飛車の形からは遠のく格好。②の形を嫌ってしまうのであれば先手番で中飛車をするのには初手56歩の方が優れているのではないか?と考えるようになりました
といっても初手56歩からの中飛車も経験がほとんどないので難しそうですけどねえ。
似たような将棋を指している方の意見など聞いてみたくなったので投稿します。長文すいません(^^;
2014/04/15 07:59 #2920私は中飛車は指さないのですが某所のデータベースを見ると・・・・・
7六歩、3四歩、1六歩から先手が中飛車になったのが32局、
対して5六歩から中飛車になったのは200局ほど、
これを見るとどちらの方が人気があるのかはすぐにわかります。ちなみに1六歩と突いた手までが75局、対して8四歩が54局、1四歩が13局、
その結果として先手が中飛車に振ったのが32局ということです。ちなみに全5000局ほどの中飛車からの数値ですから、
先手の中飛車はもしかしたら想像以上に比率としては低いのかも知れません。2014/04/15 08:24 #2922>六夢Ⅱさん
おはようございます。
中飛車は先手番向きではないですよねー。でも最近読んだ定跡本が以前にも書いたのですが「久保の中飛車」だけなので中飛車にすると力がでやすいんですよ。
それで四苦八苦しているわけですが別の戦法を用意したほうがいいのかな?
その際は有力な最新の振飛車の棋書を紹介していただけるとうれしいです。2014/04/15 10:42 #2927>オーストラリアコアラさん
私は定跡本を読んで有利な局面を参考に手を進めるよりも、
実際にどういう形が勝ちやすいかの統計で戦法を考える方です(例えば囲いが固い方が勝ちやすいとか)でも戦法選びの基準は人それぞれですからね、オーストラリアコアラさんは、
自身で、自分に一番合っていると思うのを選ぶのが良いのではないですかね。振り飛車の棋書はちょっとわからないですね、
それから棋力のレベルも段違いに違うので、教わることは多々あっても、教えて上げられることはないかもです。2014/04/15 12:09 #2929>六夢Ⅱさん
こんにちはー。統計学ですか。またとても難しそうな・・・。
わたしの数学の知識は数学Ⅰで止まっているので、微分積分や統計学といったものとは無縁です。(関係ないですね)戦法選びの基準は現在は中飛車においているのですが、自分が身近に対戦してきた仲間が振り飛車党が多かったもので振り飛車を選択してしまうことが最近は多いです。
ただ相振りは経験不足なので居飛車対振り飛車の対抗形に誘導したいのです。ですが中々こちらの思うとおりにいきません。
さて、棋力についてですが文章を読む限りあまり変わらないと思ってます。むしろ知識が豊富な分だけ六夢Ⅱさんの方が強く見えていると思いますよ。
2014/04/15 19:14 #2942初手▲5六歩は後手が居飛車党と分かっているなら有力だと思います。△8四歩には▲7六歩で、▲7六歩△8四歩▲5六歩に合流しますし、△3四歩には▲5八飛で難なく中飛車にできます。先手中飛車には、ゴキゲン中飛車と違って、超急戦・超速といった有力な対抗手段が無効な分、居飛車は対抗手段が難しい意味がある。ただし後手は居飛車にするとは限らない。後手が相振り飛車を志向すると▲5六歩~▲5八飛の2手がマイナスになる可能性があります。だからプロ棋戦では後手が居飛車党の場合だけ▲5六歩が指されている傾向があります。それを逆手にとって初手▲5六歩の時は振り飛車にする居飛車党もいます。
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=79078それでは初手▲5六歩は後手に振り飛車にされたら全然駄目なのかというと、そうでもなくて後手が振り飛車にしたのを見てから、先手は居飛車穴熊風に変化するのが最近現れた有力な指し方です。
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=78592いずれにしても先手中飛車は、ゴキゲン中飛車の定跡が全く通用しない未開の荒野に双方とも突入する感じで定跡化が進んでいません。経験と研究がものをいう世界なのでしょう。
2014/04/15 19:45 #2943>mekuriyaさん
初手56歩にしてしまうと相中飛車、相振り飛車の対抗形をきらっていたんですが深い変化があるのですね。
大変ありがとうございました(^^b2014/04/16 10:30 #2971初手56歩試してみました。相中飛車がふえるのかな?と単純に考えていたのですが今のところはそうではありませんでした。
ただし手将棋っぽくなっているので序中盤の構想力が問われる将棋でmekuriyaさんの言ったとおり、力戦型となり勝つのは容易ではないです。
将棋の戦法は一長一短があって先手と後手とでも戦形を多少変えるほうがいいのだなあ、と改めて思いました。
でももうちょっと初手56歩の将棋を試してみようと思いました。2014/04/16 20:14 #2975先手中飛車は超速や超急戦の対策が無いという長所と、一手多く指す事に(相手に後出しジャンケン権利)
なる短所があります。相手が居飛車党でしたら初手▲5六歩が有力というのがmekuriyaさんの意見ですが
某24七段氏いわく「中飛車初手▲5六歩と▲7六歩の比較は24六段レベルまでは関係ない」との事です。
ただ、後手の相振り(特に三間飛車)が有力で先手が若干苦しいとの見解を持つ方が多いと感じています。
先手にも対策はあります。例えば、鈴木流の▲5七銀と構える形。先週のnhk杯でも表れた作戦です。
其れなりには良い作戦との評価ですので、(某24四段氏談)使ってみると良いかもしれません。
もう1つは左穴熊です。これは女流の香川王将が多用している形です。男性プロ棋戦でも増えて来ている指し方です。これについては、左穴熊を得意とする某24五段氏に伺いました。すると、「堅さを生かす展開になるので中飛車党の棋風とマッチしている」とのお言葉頂きました。
コバケン流という作戦もあります。これは厚み重視で金をズンズン出ていく指し方です。という訳で先手も▲5六歩の初手で戦えないわけではありません。
ただ、無難に乗り切ることを考えたら▲7六歩が良いでしょうね。その辺りは気分次第と言ったところでしょうか。(勿論相手が居飛車党で▲7六歩と指すと△3四歩、△8四歩の2通りの指し手を与える事に)2014/04/16 21:21 #2977>taka-hirosさん
こんばんは~^^
色々な人の意見を詳しく紹介してくださってありがとうございます。
一つ一つの紹介が知識のない私には有り難かったりします。確かに初手はさほど影響しないとは思います。
しかし気を許してなあなあの序盤でいくとわけのわからない局面に引きずりこまれてしまいます。逆にこちらの方針がしっかりしていればそれなりに強くなれるかな、と淡い期待を抱いています。
6段に上がることはありえないですが、4~5段に復帰できるようにがんばってみます。2014/04/17 02:39 #2990前回、初手▲5六歩に対して、後手が振り飛車で対抗した場合は居飛車穴熊風に変化する指し方があると紹介しましたが、この先手の指し方は東大流左穴熊と呼ばれているようです。東大流左穴熊は、後手でも応用が利いて、石田流対策としても有力なようです。
つまり▲7六歩△3四歩▲7五歩△5四歩▲6六歩△5二飛▲7八飛・・・といった手順。柿木将棋盤 78484 戸辺誠 vs 屋敷伸之 2014-01-31 第62期王座戦二次予選
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=78484まだプロの実戦例が少なくて結論は出ていないと思うのですが、こんな指し方で「後手指せる」のであれば、石田流が絶滅危惧種になりかねないと考えています。あるいは△5四歩に対して5手目の▲6六歩が疑問なのか。▲6六歩と指してしまうと後手は難なく穴熊に組めそうで、先手が変化するには5手目しかなさそうな気がします。
先手中飛車の主旨からは逸れますが、中飛車党の石田流対策という意味で紹介させてもらいました。
2014/04/17 08:03 #3024飛車を5筋に持っていったのちに玉を左側に移動させ穴熊に囲う戦法と、中飛車党とのことが書かれていますが、
私のイメージとは違うなあと感じる箇所がありましたので、2つほど書かせていただきます。某24五段の言葉として「堅さを生かす展開になるので中飛車党の棋風とマッチしている」と書かれていますが、
振り飛車の中でも中飛車は左の金が王の囲いに使いにくいので、
他の振り飛車と比較すると、堅さよりもバランスを重視する将棊が多くなります。
中飛車党の棋風といえば堅さではなく、バランスというのが一般感覚なのではないですかね。それから中飛車党の石田流対策とのことで後手番で使った棋譜が紹介されていますが・・・・
まず、先手番と後手番では意味が全く違うものになっているように思います。
先手番での手順は明らかに中飛車を目指したもので、中飛車党が使う作戦と考えて良いと思います。
でも後手番で使うのはどうでしょうか?
お互いが角道を開け、先手が3手目に7五歩と突き、ほぼ石田流三間飛車の意を表したとします。
それに対しては色んな戦法がありますが、ここで中飛車党はどんな戦法を用いるのでしょう。
中飛車党ですが、玉を左側に囲うとなれば、それはほとんど経験のない闘いとなります。
先手番でしたら既に中飛車にしてしまっているので、それを踏まえた上で戦法を考えなくてはいけませんが、
後手番では心理的に相当選びにくい作戦に思えます。それよりもこれを後手番で使うのなら居飛車党だと思います。
飛車を5筋に持って行ってる以外が完全に居飛車の手順で、違和感らしいところがありません。
中飛車党の後手番での石田流対策というイメージはわかないですが、居飛車党には有力な作戦に思えます。2014/04/17 12:22 #3025こんにちは。
>mekuriyaさん
後手番の石田対策に苦労しています。有効な対策のようで早速見てみます~^^>六夢Ⅱさん
面白い質問だとおもいますが、私には難しいので他の方に答えて頂きたいところです^^
ただ、対振り飛車の居飛車であれば指せなくはないかなあ、と。
もっと怖いのは矢倉、角換り、横歩取りなどなので。2014/04/17 17:42 #3026先手石田流に対しての後手振り飛車党の方の時の対策ですが、普通に相振りで指す事が可能です。
初手より▲7六歩△3四歩▲7五歩△3五歩の相三間の出だしでも阿部流という優秀な対策がありますから、石田流党後手番としてこれは歓迎です。
mekuriyaさんの言っていた東大スタイルは▲7六歩△3四歩▲7五歩に△5四歩というオープニングです。この手順では居飛車にすることは出来ない(▲6五銀の捌きが絶好。マニュアル化されている)
ので必然的に相振りとなります。話が相振り序盤の手順についてになってしまいましたが・・・
後手でその手順でも中飛車は出来ます。居飛車党的な手順というのは仰るとおりで、居飛車穴熊の高飛車brと考えれば不自然な感じはないです。私は使う作戦が中飛車一本ではないのでこの作戦は特に引っ掛かることを感じず指しています。ただ、中飛車党はそうもいかないでしょうね・・・
こうなると、後手では三間飛車を覚える事をしたほうが良いという話になるかもしれませんね。
随分と根本的な話になってしまいました。失礼。
では先手中飛車の話に話題を変えます。中飛車穴熊というのは高飛車br(先ほど言った順です。)
でなくても十分有力に戦えます。現在資料を用意中ですが、久保流の1筋位取りなど工夫も沢山あります。自分で将棋を作る楽しみも生まれますね。尚、この辺の手順は相振りにも応用可能です。
詳しくは次回。2014/04/18 03:54 #3038>taka-hiro.sさん
深夜ですがおはようございます^^▲7六歩△3四歩▲7五歩に△5四歩というオープニングはもちろん知っているのですがその後の想定図?みたいなのが全く浮かびません。居飛車にできない、といわれても分かりません(^^;
▲7六歩△3四歩▲7五歩△3五歩の相三間の出だしでも阿部流という対策も無論わかりません。
序盤の知識が欠けているのは自分でも分かっているのですがtaka-hiro.sさんの知識があまりにも豊富なためついていけません。すごいな、と感心するばかりです。
それだけ出だしに深い変化があるのでしたら確かに高段の方でないとオープニングの理解はむずかしいのかも、という気分になりました。
たくさん書いて頂いたのに理解できなくてごめんなさい。
2014/04/18 07:12 #3039追記 ▲7六歩△3四歩▲7五歩に△5四歩で居飛車にしづらいのはたぶんおっしゃる局面が出てきて負けそうだったので理解できました^^;
話を変えますがマイナビから中飛車の本が今度出るらしいので図書館で予約してみようと思います。
2014/04/18 21:13 #3043阿部流変化 里見・阿部健戦より
▲7六歩△3四歩▲7五歩△3五歩▲7八飛△3二飛▲5八金左△5二金右▲4八玉△6二玉▲4六歩
△8八角成▲同銀△2二銀で先手陣の高いディフェンスラインを潰しにいく展開に。
先手高美濃囲いは相三間の理想。だったが・・・後手金無双で組む事で先手陣下部に隙が多い。
後手は金無双から先手の隙を伺う。△6九角等の筋。仄聞したところでは可也の確率で後手ペース。
阿部流の手順・考え方を俯瞰した文ですので判らない点があるかと。ご質問があれば是非どうぞ。2014/04/18 21:38 #3044▲6五銀型急戦
初手からの指し手
▲7六歩△3四歩▲7五歩△5四歩▲6六歩)分岐1▲6六歩で▲7八飛は△8八角成▲同銀△4五角
△8四歩▲7八飛△8五歩▲7六飛△6二銀) 通常の手順で石田流に組む。
▲4八玉△4二玉▲3八玉△3二玉▲2八玉) 玉の囲い合い
△8四飛▲3八銀△5二金右▲6八銀△5三銀
▲6七銀△3三角▲9六歩△2二玉▲9七角
△1二香▲7七桂△9四歩▲5八金左△1一玉
▲1六歩△2二玉▲4六歩△4四歩▲5六銀
△4三金に▲6五銀で先手優勢
以下△6四歩▲7四歩△6五歩▲7三歩成で先手優勢
これが▲6五銀急戦です。2014/04/19 17:35 #3056上記の後手陣形は左美濃でも同じです。
上記手順がある為△5四歩からの居飛車手順は衰退しました。
よって中飛車穴熊の東大式になる訳ですが・・・
先手石田流の場合後手が苦労する展開になる変化が多いというのが研究です。
実際のところはやってみないと判りませんが。
そのあたりの変化も少しずつ解説していきます。 -
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