将棋倶楽部24で指すからには、レーティングの点数を少しでも上げて行きたいと思うのが普通です。
ただしレーティングの点数は実力を反映させているものですから、実力もないのにレーティング点だけを上げるというのは無理な話で、現在の実力以上に高いレーティング点を望むのなら、それだけの実力を身につけてもらうしかありません。
これから書くのは自分の現在の実力で得られる一番高いレーティング点の得り方です。
現在の実力で得られる一番高いレーティング点はどうしたら得られるかというと、どの対局も100%力を出し切る、そういう気持で常に指せば一番高いレーティング点は得られますし、常時その辺りを維持することが出来ます。
将棋倶楽部24には自分の最高レーティングの点数が表示されます。
したがってこれがひとつの目安になるわけですが、色々な事情でこれが自分の一番高い時の実力とも言い切れない部分もあります。
そこで、ここ数年のレーティングの最高値と最低値を参考にします。
これが300とか400とか差があって上下を繰り返している人、こういう人は効果が出やすいです。
逆に100くらいの範囲で収まっている人、これは現状そのままでよく素晴らしい人から、これを機会に気持を入れ直してまで色々です。
例えば最高レーティング点数1000点の実力を持っている人が絶えず100%の力を出すように心がけて戦えば、たぶん900~1000点の範囲内にはいられると思います。
しかし絶えず50%の力で戦っていれば、これは500点くらいで安定維持するでしょうし、70%の力で戦っていれば700点くらいで安定維持するでしょう。
ですからレーティング点の振れ幅が狭いから、その人はいつも一生懸命指してるとは言えないわけで、常に一生懸命な人もいれば、常に適当な人もいるわけです。
(ちなみに50%の力というのは何も考えずにひと目で目に付いた手を指す状態で、それ以下40%、30%となると、意図的に悪手を選ばないと駄目なくらいなので、500点より下げるというのは結構大変です)
これがレーティング点の振れ幅が多い人、これははっきりしています。
レーティングの点数がどんどん下がっていくと、これはいかんと思ってまじめに一生懸命差し出すんですね、
すると実力の最高位近くまで行くものの、その一生懸命が長続きしない、
気力を失っての対局は崖を転げ落ちるようなスピードで下っていって、最低位まで行くと、これはいかんとまた気持も新たにこつこつと上り始めるわけで、その繰り返しです。
このように色んな人がいるわけですが、自分の現在の実力で得られる一番高いレーティング点の得方です。
これはズバリ自分の現在持ってる力の最高レーティング点をイメージして、自分はR1000点の実力なんだと思って戦うことです。
こちらがR500点相手もR500点、こちらがR700点相手もR700点なんて思っちゃ駄目です。
自分が本気を出せばR1000点、R500点の人に負けるはずがない、R700点の人に負けるはずがない、そう思って指すことです。
そう思って100%の力を出せば勝てるし、それを続けていけば、自分の現在の実力で得られる一番高いレーティング点にたどり着けます。
常に全力で戦わなければ最高位を得られるわけがなく、常に全力を出していれば、おのずとそれは最高位として表れます。
ならばどういうイメージで全力というものが出せるようにするのか、そしてそれを持続させるのか、そんなお話でした。