石田流本組み

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  • #139
    Jion.com
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    参加者

    なんで石田流本組みは理想型なのですか?
    棒金で圧迫されたりしたらダメなんじゃないんですか?

    #143

    mekuriya
    参加者

    いやあ、石田流本組が理想型と言われたのは江戸時代の話です。
    石田流本組には、3つの優れた点があります。
    1.飛車角銀桂の連携により強力な攻撃態勢を作れる。
    2.居飛車の飛車先交換を飛車で守れるので、角の動きが自由である。
    3.桂頭を飛車が守り、飛車のコビンを桂が守る補完関係を作れる。
    昔の話とはいえ、理想型と呼ばれるだけの理由はあります。
    ただし、以下の欠点もある。
    1.飛車角が敵陣に近すぎるので当りがきつい。
    2.桂が邪魔で飛車の退路がない。
    3.駒組完成に手数がかかる。
    そこで居飛車側が石田流の欠点を衝くべく棒金作戦を開発した訳です。
    そうして今度は石田流党の党首というべき久保九段が優れた棒金対策を開発したといった流れがあります。
    結論として現代は、居飛車側が無為無策に石田流本組を許してくれないので、単純な石田流本組一直線のような
    駒組はできないのです。
    なんにせよ、現代は居飛車と振り飛車は日進月歩の進歩でせめぎ合いをしている時代で、
    そうした、これまでの経緯を察していただきたい。

    #146
    六夢Ⅱ
    六夢Ⅱ
    参加者

    >Jion.comさん

    石田流本組みは、攻めの駒である飛車角銀桂がよく働いていて、攻めるには理想的な形をしています。
    (飛車は縦に、角は斜めに利き、銀桂もすぐ攻撃参加出来る)
    なので「攻めの理想形」といわれています。

    棒金戦法は、金で攻めるので指しにくい戦法ですが、相手が石田流本組みにしてくれれば、威力を発揮します。
    下図から▽9五歩▲同歩▽9六歩▲同飛▽9五香となれば棒金大成功です。

    しかし、棒金で来るとわかっていたら石田流本組みにしなければ良いわけで・・・・・
    下図は▽8三金と棒金を示したところですが、▲7八飛とすぐ下がる方法があります。

    棒金だったら組まない、となると棒金戦法も使いにくい、棒金でないのなら目指す形のひとつ、という感じでしょうか。

    #149
    Jion.com
    Jion.com
    参加者

    詳しい解説ありがとうございました。
    相手が5二金右としたら目指す感じで使えばいいんですね

    #150

    mekuriya
    参加者

    石田流の対棒金の指し方は久保九段の実戦譜が参考になります。
    参考棋譜

    久保流対棒金作戦の骨子は、私の理解するところは以下の通りです。

    1.▲8八角▲7九銀のまま駒組を進めて、▲6五歩の決戦策を含みにする。
    ▲9七角を急ぐと飛車を引いた時に、△9五歩の仕掛けを与えてしまうのと▲6五歩決戦が不可能になる。
    そして▲8八角に紐をつける意味で▲7九銀のまま保留する。
    2.居飛車に棒金の可能性がある時点では▲7七桂を急がず、飛車の退路を確保する。
    3.左金は棒金を迎撃する為に▲6七金~▲7六金の進出を含みにして高美濃構築を急がない。

    詳しくは久保九段の著作を参考にしてください。

    #161
    Jion.com
    Jion.com
    参加者

    僕は島ノートで読みました。

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