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さすがkannjuさん。
【詰将棋ex】は、プロ同士の実戦で生じた興味深い局面を、ほぼ
そのまま「詰将棋化」したものでした。
【詰将棋ex】
解ければ、かなりの力があると思われます。
棋譜ファイル自体は、拡張子が「.csa」となっていて、「将棋所」
や「Kif For Windows」等の無料ソフトで動作しますよ。
ファイルを開く際に、ファイル形式(種類)を(*.kif)ではなく、
(*.csa)又は(*.*)にして、探してしてください。ダウンロードしたファイルは、「denoutournament2016_csa_kif.zip」
となっているはずですが、zip形式で圧縮されたファイルという事です。
zipファイルの解凍は、大抵は、0Sの標準機能で可能です。
又、zipファイルはフォルダと同様に扱う事が出来る場合が殆どなの
で、解凍しないで、そのまま使用する事も可能です。
【訂正】
正:電王トーナメントの決勝トーナメントに進出するレベルの
誤:電王トーナメントの決勝に進出するレベルの別トピックの方にも書いたのですが、次のページです。
第4回将棋電王トーナメント(対戦結果)
http://denou.jp/tournament2016/result.html
右上の方にある、「将棋電王トーナメント全棋譜データ(CSA形式)」を
ダウンロードして解凍すると、CSA形式の棋譜が保存されています。
10月10日に行われた電王トーナメント準決勝の一つ(Ponana対真
やねうら王)の並行3対戦の内の1つ(3番目)で、真やねうら王
が入玉宣言をして勝っています。(251手目を指さずに、入玉宣言)
正式な棋譜が発表されるのを待っていたのですが、昨日眺めてみ
ると取得できる状態になっていたので、ダウンロードして棋譜を眺
めてみました。
第4回将棋電王トーナメント(対戦結果)
http://denou.jp/tournament2016/result.html
入玉宣言の遥か前の時点で勝負が付いている感じの棋譜でした。
入玉宣言を”する事”に関しては、電王トーナメントの決勝に進
出するレベルのソフトの場合には、殆どのソフトが、もう問題なく
できるようになっているのではないかと推測しています。
ただ、Ponanzaの最終盤の動きを眺めると、入玉宣言を”されそう
な場合”に関しては、まだ少し改善の余地があるのではないかと感じ
る部分も有ります。
今年の電王戦トーナメントの将棋内容は、コンピュータ将棋関連
の別の重大事態の発生で、もう忘れ去られたかもしれないと思いつ
つ、書いています。
たぶん殆どの人が予想した通りPonanzaの優勝でしたが、唯一負け
た試合(真やねうら王との準決勝での対戦の内の一つ)の負けた原
因が気になりますね。
棋譜を眺めてみると、110手目辺りですかね。
単に香車を捨てるという人間ならば(人間でも?)まず指さない
だろうと思われる手を指して不利になっているような気がします。
何故この手を指したのか、Ponanzaの読み筋を知りたいなあ。
昨日から行われている将棋電王トーナメントで、Ponanzaが入玉を
宣言して勝っています。(予選リーグ6回戦目の対†白美神†戦)
宣言勝ちを見たのは、昨年5月に行われた世界コンピュータ選手権
の時にコンピュータとして初めて入玉宣言をしたSelene以来でした。
今回は220手目を指さずに、所定のコマンドが送信されたようです。
対戦相手も、宣言されて負けそうだと正しい判断をしたようで、
208手目の飛車切りから、宣言阻止の為の指し手が続く興味深い棋譜
となっています。
次の一手問題等に造詣が深い風さんにシンプルだと言っていただ
けると、嬉しいですね。
ちなみに、今回の必死問題作成のきっかけとなったのは、叡王戦
予選(四段戦)の都成-梶浦戦でした。
飛車が珍しい位置にいるのはその為です。
とても面白い終盤だったので、タイムシフトで何度も見ています。そうそう、今日は14時から本選1回戦の山崎-羽生戦がありますね。
どんな終盤になるのか、とても楽しみです。
皆さん、考えていただけましたでしょうか。・・・【N006】3手必死 の 出題者からの解答・・・
▲5二と、△3一玉、▲1二飛成 までで、必死です。
必死図
(解説)
▲5二と に対して△同玉と取るのは、▲3二飛成以下、即詰みです。
(例)▲5二と、△同玉、▲3二飛成、△4二飛合、▲6三銀、△6一玉
、▲6二銀、△同飛、▲同銀成 までの9手で詰み4手目の受け方は他にも有りますが、飛車以外の合駒なら7手で詰み
△6一玉と逃げると、▲7二銀、△5一玉▲6二銀までの7手で詰み
△5一玉と逃げると、▲6二銀までの5手で詰みです。したがって、玉は、△3一玉と逃げるしかありません。
次の▲1二飛成がこの必死問題の要となります。
△同香と龍を取ると、▲4二銀、△2二玉、▲3一角、△1一玉、▲2二銀
でぴったし詰みとなります。
左右から押さえられているので、他の(即詰みから逃れられる)受け方も無
いのは、分かると思います。
こちらの問題に、もし複数の正解があれば、「余詰め」ならぬ
「余必死」という事で、不完全作という事になりますね。
そのような事も含めて、指摘してもらえればありがたいなと思っ
て出題しているので、今回はこのままでいきます。
女性棋士さんには、是非、思いついた解答を披露してもらいたい
と思っております。
【N006】3手必死
必死問題を作ってみました。
詰将棋の問題はかなりの数作っているのですが、必死問題は殆ど初
めてなので、どの程度の出来なのか自分では判断が困難です。
他のトピックで紹介された「谷川流・将棋は終盤」という本が手に
入ったので読んでみると、「一手必死でも、九手詰めの詰将棋ほどの
難しさがある」と書かれていました。
今回の問題は3手必死なので、レベルとしては、その少し上なのか
なと思っています。
気が向いたら解いてみてください。
「解答」の書き方は、自由です。(答えを全部書いても構いません)
「解答」以外のコメント等も、お持ちしております。
皆さんからの「解答」の有無にかかわらず、適当な時期に、「正解」
を記載する予定です。
▲8四桂、△同歩、▲6一角、△同玉まではkannjuさんと同じでした
が、その後は、▲8三角から詰みそうだなと思って読んでいました。
△7二銀の移動合なら▲5一飛から3手詰、「7二」へ合駒を打つと
▲5一飛、△同銀、▲同とで、後は普通に迫れば詰みますね。
実戦からの問題は、とても参考になるので、面白そうな問題があった
ら、他の人もどんどんアップしましょう。
このトピックでやりとりした内容に近い考え方で作られている
「次の一手問題」等はないかなと探していました。
1つ見つかったので、お知らせしておきます。
羽生マジック― <実戦・創作> 次の一手・詰将棋
https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4819703269/ref=sr_1_2_olp?ie=UTF8&qid=1474257794&sr=8-2&keywords=%E7%BE%BD%E7%94%9F%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF
上記の本の第2章「創作次の一手」の第2問が似た感じの問題で、
自玉が絶対絶命に見える状態で、相手玉に即詰も無い時にどうやっ
て勝ちにいくかという問題です。
かなり売れた本なので、持っている人がいるかもしれませんね。
掲載されているのを確認できたのは単行本です。
同名の文庫本も出ているので、そちらにも掲載されているかもし
れませんが、未確認です。
藤井聡太君と詰将棋の話題として興味深いのは、藤井君が二段の
時に、谷川会長が藤井君の師匠である杉本七段に「詰め将棋の創作
はしないで、解く方のみにさせた方がいい」という意味のアドバイ
スをしたらしいという事ですね。
「四段のプロになる迄は」という限定付きだと思うので、これか
らは、詰将棋の創作も含めて自由に活動して欲しいですね。
藤井新四段作の詰将棋集なら、是非出してみたいと考える出版社
もあるかもしれません。
藤井聡太新四段の対戦は、(誰との対戦でもよいので)解説付き
の生の映像で是非見てみたいですね。最初は、どの棋戦になるのか
な。
叡王戦が来期も継続していれば、ほぼ間違いなく生放送されると
思うので、楽しみにしています。棋譜の方は、三段リーグの最初(4月)の対戦棋譜が示されてい
るサイトを昨日見つけて眺めていたのですが、最終盤は本当に強そ
うだなあと感じる棋譜でした。
藤井三段は、もう14歳のようですね。
注目の三段リーグ、あと1日のみですね。
13才の藤井三段が、12勝4敗で現在1位との事。
詰将棋解答選手権2年連続1位の力は、十分に発揮されていそう
な感じです。
日本将棋連盟サイト内にあるこの表も、ときどき眺めていました。
http://www.shogi.or.jp/kisen/shourei/sandan/59/index.html
成績順に並べ替えてみると、現在の状況が良く分かります。
上位2人は必ず昇段するので、藤井三段の場合、最終日に、
・ 2勝すると、昇段確定。
・ 2敗すると、昇段の可能性がゼロではないが、殆ど無し。
・ 1勝1敗の場合、現在2位から4位の人の勝ち負けの状況次第。
という感じでしょうかね。
最終試合の対戦相手は、西山三段との事で、とりわけ注目されそ
うな気もします。
対戦を見られないのが、実に残念です。
棋譜だけでも見てみたいなあ。
おニ人(ペンギンさん、WhiteWizardさん)の問題、眺めてみまし
た。
どちらも実戦からの出題との事で、いろいろな詰手順があるかも
しれない事を前提として解くので、普通の詰将棋とは少し違う楽し
み方ができる内容だと思っています。
ペンギンさんの問題は、既に「模範解答?」や別手順の解答が書
かれているので、書かれていない部分(初手「9五銀」、「模範解
答?」の3手目が「7九角」の場合、等)について、詰むや詰まざ
るやという事を検討していました。
WhiteWizardさんの問題は、「2三馬」からでOKならば、比較的
楽だなあと思って、解いてみました。
「同玉」「2五飛」以下で、後手がどう受けても詰むようですね。
第4局は羽生三冠の勝ちでしたね。
第5局は8月1日ですか。
「防衛」となるのか「奪取」となるのか、楽しみですね。
結果は、どちらが勝ちでも構わないのですが、最終盤の熱戦を、
期待したいところです。
永瀬六段は、「千日手」関係や電王戦の”角不成”等、様々な話
題を提供してくれているので、とても気になっていた棋士の1人で
す。
「女流棋戦」として知られている非公式棋戦で、優勝していると
いう男性棋士でもあるようです。(6年前の白瀧あゆみ杯)
どういう経緯で男性棋士が1人だけ出場となったのかは分かりま
せんが、こういう場でも手を抜かないで勝ってしまうのが、すごい
ところなのかもしれません。
将棋連盟のサイト内に、こんな興味深い記事が残っていました。
永瀬拓矢四段(当時)と竹俣紅アマ(当時)の角落ち対局が、写
真入りで、紹介されています。
第5回白瀧あゆみ杯争奪新人登竜門戦 決勝戦の結果
http://www.shogi.or.jp/topics/event/report/2010/10/post_337.html
検討結果の概要を書いておきたくなったので、投稿させていただ
きます。
【訂正図1】の局面で、後手の指し方は、「1四玉」「1三玉」
「3三玉」か、合駒をするかのいずれかです。
先ず、「2五」へ合駒をした場合ですが、▲同角成とすると、以下、
かなり面倒ですが、合駒の種類に関わらず詰んでしまいます。
△1四玉は、▲2四飛以下5手で詰みです。
△1三玉は、▲2四銀以下の詰みがあります。
△3三玉は、とても面倒ですが、先手も後手も最善を尽くせば、
▲2四銀、△4四玉、▲3五銀、△同玉、▲2五飛、△4四玉
▲4五飛、△同玉、▲3四銀と進み、
△4四玉ならば、▲4五歩、△3五玉で、次の【途中図】の局面
となります。
【途中図】
この局面で▲3六歩は”打ち歩詰め”の禁止手です。
先手の持ち駒に歩以外の駒があれば1手で詰むのですが、無いの
で、▲2六金として、以下少し長くなりますが、詰みとなります。
△4四玉ではなく、△5四玉だった場合には、▲7二角成以下、
こちらもかなり長手数となりますが、詰みます。
又、(△4四玉でも△5四玉でもなく)△3五玉だった場合には、
▲3六歩以下、普通に追って行けば、詰みます。
ここ迄で、「1四玉」「1三玉」「3三玉」「2五」へ合駒、の
場合に触れましたが、いずれも、結論は”詰み”でした。
それじゃあ、詰まない場合は無いのじゃないかという事になりま
すが、一つ抜けています。
後手の駒が何も利いていない場所である「2六」へ駒を打つ場合
です。
先ず「2六歩」と”中合”をして、先手に「同香」と取らせてか
ら、「3三玉」と逃げるとどうでしょう。
今度は、「2六」には、既に香車が居る為、▲2六金とする事が
できない為に、詰まない事になります。
「2六」への合駒が歩以外の場合には、取ったその駒を打って、詰
んでしまうので、【訂正図1】の局面で、後手が、即詰みを避ける
手段は、「2六歩」のみという事になります。
7月5日に行われた佐藤康光九段vs中村修九段戦も、とても興味
深い戦いでした。
先手佐藤九段の矢倉に対して、後手中村九段の陣形は最近よく話
題にのぼる「居角左美濃」。
昨年の第1期叡王戦決勝トーナメントで阿部光瑠六段が森内九段
にこの戦法で勝って以来、盛んに研究されていると言われている戦
法です。
開始から2時間が経過し、中村九段の持ち時間が無くなって1分
将棋に入った後、驚愕の1手が指されます。
72手目「4五飛」
(棋譜はこちら)
http://www.eiou.jp/kifu_player/20160705-2.html
飛車のただ捨て!
解説の野月七段も思わず「良い手だ」と叫んだ1手でした。
この手が指された直後、佐藤九段の持ち時間も無くなって、両者
1分将棋状態での戦いが継続。
その後の指し手も、興味深い1局でした。
「8七金」と香車を取るのが、良さそうだなあ。
持ち駒に香を追加すれば後手玉に詰めろがかかるので”詰めろ逃れの詰めろ”
で、勝てそうな気がする。
羽生-塚田戦の後、14時から行われた森下九段vs屋敷九段の一戦も
一手違いの最終盤で、抜群の面白ろさだったなあ。
(棋譜はこちら)
http://www.eiou.jp/kifu_player/20160625-1.html先手91手目の(「詰めろ」なのか否かが判断しにくい)怪しい
「腹銀」辺りから、とりわけ興味深い局面が続きます。
後手が「同飛」と取り、手駒に銀を加えて、先手玉が「詰めろ」
状態に変化。
先手95手目の「2七飛打」が、「詰めろ逃れの詰めろ」。
それに対して、後手が、「2六歩打」と、味方の駒の利きが無い
場所に打つ「中合」で対抗。
この「中合」を取ってしまうと、先手玉が詰み。
・・・
なかなか見られないとても面白い将棋でした。
第2期叡王戦 九段予選 塚田九段 vs 羽生九段の対戦、とても
楽しめました。
「角換わり腰掛け銀」は、この様に指して勝つのかという見本の
ような戦いだなと感じた一戦でした。
「角換わり」は普段からある程度(10局に1局程度)指している
のですが、その内の「腰掛け銀」は、持久戦模様になり面倒な感じ
がしていたので、殆ど、別の形にしていました。
今日の羽生さんの指し方を真似して、「腰掛け銀」も指してみよ
うかなと思っているところです。
ペンギンさんは、このトピックでは、初登場ですね。
いろいろな方にコメントしてもらい、嬉しい限りです。
ペンギンさんは、【N001】次の一手 の問題では、短時間で正解
を出した方なので、【図1】の局面になったとしても、30秒程度で、
「詰めろ」の解除方法を見つけて、窮地を脱してしまうのかなと、
思っているところです。
ヒント: 即詰みが生じています。
期限は設定していないので、気が向いたときに解答願います。
当方からの解答提示は、具体的な解答等があった後を予定しています。
なかなか良い問題だと思うので、たまたまここを読んだ人も、是非、
考えてみてください。
「詰めろ」の解除まで到達した2人は別IDの人ですよ。
解除方法の殆どは。各コメントをよく読んだ上で、駒を並べて検
討してもらえれば分かる可能性が高いと思いますが、疑問点がある
場合は、どの部分が分からないのか、具体的な進行局面を指定して、
質問してくださいね。
最近、【図1】と完全に同じ局面、及び、同様の意味の局面に
なったのですが、いずれも、相手が、正しく、「詰めろ」を解除
してきたので、少し、驚いています。
これ迄、10回以上経験している局面なのですが、「詰めろ」の
解除まで正しく指された事は殆ど無かったので、もしかしたら、
この掲示板の内容を読んでくれた人かななどと思っているところ
です。
他のトピックの反応状況から、掲示板を読んでいる人の割合は、
極く僅かなのかなと思ったりもしていたのですが、意外と、そう
でもないのかもしれませんね。
【N005】次の一手
先手の次の指し手を考えてみてください。
もし即詰みになっている場合でも、最初の1手のみの返答でお願
いします。
* 以前に出題した【N004】詰将棋 も宜しく。
http://bbs24.shogidojo.net/forums/topic/10085/page/2/#post-10446
いずれも、気長に、解答をお待ちしております。
【N004】詰将棋 のタイトルに「何手詰でしょう?」と書こうと
思っていたのですが、入れ忘れてしまいました。
説明文にはその旨書いたので、分かっていただけたと思いますが、
宜しくお願いします。
尚、実戦型なので、”妙手”と言えるものは、殆ど無いかもしれ
ません。
【N004】詰将棋
このサイトでの実戦譜を基にして作った「普通の詰将棋」です。
なるべく多くの人に解いてもらいたいので、詰手順(指し手)は、
(初手や最終手も含めて)一切書かないでください。
解けた方は、何手詰だったのか、手数の記載をお願いします。
(それで、正解かどうかがほぼ判断できる問題です)
問題がどの程度の難易度かを知りたいので、解くまでにかかった
時間(「10秒だった」とか「3分位かかった」とか)を教えていた
だけると、嬉しいです。(この部分は任意です)
「簡単すぎる」とか「少し難しかった」とかのコメントも付けて
いただける、更に参考になります。
何手詰かを数える際には、一般的な詰将棋と同様に、
「玉方は最も長く手数がかかるように逃げなければならない」とい
う事と、「無駄な合駒はしない」という事に、特に気を付けてくだ
さい。
詰将棋の基本ルールを分かりやすく説明しているページがあった
ので、リンクを張っておきます。詰将棋の基本ルール(「詰将棋パラダイス」のサイト内)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsumepara/contents/2rule/rules.htm
* 【図1】は、間違ってupした図でしたので、訂正致します。
もう変更できないので、そのままにしておきますが、【図1】
は無視して、下記の【訂正図1】と説明をお読みください。
【訂正図1】
訂正図1は、24名人戦決着局の投了図以下、
後手が投了しないで「4四同銀」と指した場合で、
その後、▲4五角の王手、△同銀、▲2四飛の王手、△同玉と進み、
「2七」から持ち駒の香車を打ったと仮定した場合の仮想局面です。
うっかり、間違えた図と説明を掲載してしまいました。
図1は、取り消して、改めて別の図を掲載する予定です、
【図1】
図1は、24名人戦決着局の投了図以下、
後手が投了しないで「4四同銀」と指した場合で、
その後、▲4五角の王手、△同銀、▲2四飛の王手、△同玉と進み、
「2七」から持ち駒の飛車を打ったと仮定した場合の仮想局面です。
kannjuさんの書き込みがあってから、この局面をいろいろと調べ
てみていたのですが、なかなか興味深い結論になりました。
後手が一番指しそうなのは、「3三玉」だと思うのですが、そう
すると、▲2四銀以下、変化は多数ありますが、その後、後手がど
う指しても詰んでしまうようです。
他の指し方は、(一見)全部ダメのようですが、唯一、逃げ切れる
指し方がある「逃れ将棋」状態になっているという結論になりました。
「次の一手」か何かの問題に良さそうだと思ったのですが、出題者
からの解答・解説が、とんでもなく面倒になりそうなので、断念して、
ここで、表示する事にしました。
図1の局面から後手が詰みを逃れる手を探す問題は、何のヒントも
無く1分以内に解けたら、奨励会三段レベル(詰将棋世界一レベル!)
かも。
提示の局面に興味を持っていただいた方は、「読み」でも「勘」で
もよいので、時間制限無しで、チャレンジしてみてください。
「勘」で正解を当てたら、”勘将棋初段”を認定します。
24名人戦最終局の関係ですが、
先手が相手玉の詰みと自玉の入玉の両睨み状態だったので、両方
を阻止するのは困難だろうと後手が判断して、投了したような感じ
の投了図でしたね。
投了せずに、「4四銀」と指した場合の仮想局面の件は、
「4一」や「9三方向」から飛車を打つのが普通の気がしますが、
先ず思いついたのは、「角を切って、飛車も切って、香車を打って」
即詰みにならないかどうかという事ですね。
詰まないだろうという感じは強いのですが、(内容的に)興味深
い結果がでそうなので、詳しく調べているところです。
1月に始まった第21期24名人戦は、昨日行われた三番勝負の2局
目で、終了ですね。
昨日は、プロの名人戦も行われていたので、プロの対戦が先に終
了する迄、両方の対戦を並行して観戦していました。
24名人戦の方は、途中120手目辺り迄は、挑戦者のsyokatsu.koumei、
さんの方が優勢なのかなと思って眺めていたのですが、その後、
現名人のogatomoさんが盛り返し、逆転というような印象を受けた将
棋で、見ていて面白い対局でした。
これで今年の24名人戦は完全に終了。
再度になりますが、参加した皆さん、本当にお疲れ様でした。
【N003】勝つのはどっち?の解答及び説明(その4)
前回迄に、先手が「1三飛」と打ってきた場合でも「3一飛」と
打ってきた場合でも、後手が適切に受けると、後手玉が逃げ切れる
事を説明しました。「1三飛」「3一飛」以外では、「4一飛」が、危ない場合があ
りそうな感じなので、ここで触れておく事にします。
▲4一飛には、▲3一飛の場合と同様に、△2一香合としておく
のが、後手が逃げ切る為の、お勧めです。
例えば、▲4一飛、△2一香合、▲2二銀、△同玉、▲4二飛成
とされた場合には、△1三玉として、その後、香の利きを生かして
逃げ切りる事ができます。
【N003】の問題図で、先手が後手玉に王手をかける方法は、これ
迄に取りあげた「1三飛」「3一飛」「4一飛」以外にも、ありま
す。
他の指し方を全て挙げてみると、
「2一飛」「5一飛」「6一飛」「7一飛」「8一飛」「9一飛」
「1二飛」「1四飛」「1五飛」「1六飛」「1二金」「2一金」
「2二金」「1二銀」「2二銀」となります。
厳密には、上記の場合においても、後手玉に即詰みが無い事の説
明をする必要があるのですが、これらは、これ迄に説明した内容を
理解していただければ、容易に判断できると考えられるので、説明
は省略させていただきます。
以上で、後手玉に即詰みが無い事の”おおまかな説明”を、終わ
らせていただきます。
後手玉に即詰みが無く、先手玉が「受け無し」である為、
”後手の勝ち”という結論になります。
【N003】勝つのはどっち?の解答及び説明(その3)
先手の攻め方で、「1三飛」の次に有力なのは、「3一飛」でしょ
う。
この場合の結論を書いてしまうと、合い駒の種類によって、詰んだ
り詰まなかったりします。
(歩・銀・金ならば詰み、香・桂・飛ならば逃げ切り可能)
ここでは、「3一飛」と打たれた場合でも、後手玉が逃げ切れると
いう説明が必要なので、逃げ切れる合駒の一つである香の場合につい
て説明する事にします。
【参考図C】
参考図Cは、先手の「3一飛」に対して、後手が「2一」に香を
合駒した局面です。
参考図C以下、▲2二銀なら、△同玉と取り、以下、▲3三銀や
▲3三金なら、△1三玉と逃げると、2筋に香の利きがあるので、
以下逃げ切りです。
▲2二銀、△同玉の後、▲2三金や▲2三銀なら、△同玉と取り、
以下逃げ切り、又、▲2二銀、△同玉の後、▲1二金や▲1三金や
や▲1三銀なら、△3一玉と飛車を取って以下逃げ切りです。
参考図C以下、▲1二銀、△同玉、▲3二飛成と進むのが、後手
玉にとってかなり危うい順となります。
▲3二飛成の時点で合い駒をすると▲2三金以下、簡単に詰んで
しまうので、△1三玉と逃げ、先手は▲3三龍と追いかけます。
▲3三龍の時点で合い駒をしてもやはり詰んでしまうので、
△1四玉と逃げ、先手は▲3四龍と追いかけます。
▲3四龍の時点では、△2四歩合として、以下逃げ切る事も可能
ですが、更に△1五玉と逃げおく方が分かり易い逃げ切り方です。
▲3五龍と追いかけられた時点で、△2五歩合とすると、「2四」
の地点には香の、「2六」の地点にはと金の利きがあるので、以下
逃げ切りです。
* 玉が更に「1六」まで行ってしまうと、▲1五金で詰んでしま
うので、行き過ぎないように注意が必要です。
結局、先手に「3一飛」とされた場合でも、後手は「2一」に香を
合駒して、後手玉は逃げ切れるという結論となりました。
(続く)
【N003】勝つのはどっち?の解答及び説明(その2)
前回は、先手が「1三」へ飛車を打った場合、△1二桂合以外で
は、後手玉が詰んでしまう事を説明しました。
今回は、△1二桂合の場合の説明ですが、”後手の勝ち”である
と、問題全体の結論を言っているので、既にお分かりだと思います
が、△1二桂合の場合は、詰みません。
以下、その説明をしたいと思います。
あらかじめ、お断りしておきますが、「詰まない」という事の説
明は、「詰む」場合に詰手順を示すのとはかなり異なったものにな
ります。
完全さを求めると、極めて煩雑なものになるため、「詰むかもし
れない」と感じる人が多そうな部分を中心として、受け方を示すと
いう形となります。
”おおまかな説明”と、理解してください。
【参考図B】
参考図Bから先手が後手玉に王手をかける方法は、
「2二」へ銀を打つ、「2一」へ金を打つ、「2二」へ金を打つ、
飛車を切る、の4通りです。
先ず、「2二」へ銀を打った場合ですが、
▲2二銀、△同玉に▲2三金ならば、この時点で先手の持ち駒が
銀1枚になるので、△3一玉と逃げ、▲3二銀には、△4二玉と逃
げて、以下逃げ切る事ができます。
▲2二銀、△同玉に▲2三銀ならば、持ち駒に金が残っていて、
かなり危ない感じですが、△3三玉と逃げると、以下、▲3四金な
ら、△4二玉と逃げて以下逃げ切り、
銀を移動して開き王手や両王手をしてくる場合は、▲3四銀成以外
ならば△4四玉と逃げて以下逃げ切り、▲3四銀成なら△同玉で以
下逃げ切りです。
▲2二銀、△同玉に▲3三銀ならば、「2四」の地点に桂の利き
があるので、△1三玉と飛車を取る事ができ、以下逃げ切りです。
次に、「2一」へ金を打った場合ですが、
▲2一金、△同玉に▲2三飛成が少し気になる攻め方です。
受け方はいくつかありますが、△2二歩合で、逃げ切れます。
以下、▲3二銀ならば、△1一玉とすると、先手は龍を切らざる
を得なくなり、2枚の銀の隙間から逃げ切る事ができます。
次に、「2二」へ金を打った場合ですが、
▲2二金、△同玉の時点で先手の持ち駒が銀2枚になってしまう
ので、以下▲2三銀でも▲3三銀でも▲3一銀でも△1三玉と飛車
を取って、以下逃げ切る事ができます。
次に、飛車を切った場合ですが、
玉の位置が「1一」から「1二」へ移動して、持ち駒が「飛金銀銀」
から「金銀銀桂」に変わった事になります。
玉から離れて打てるのは桂のみなので、▲2四桂としてみますが、
△1三玉と逃げると、以下、▲2二銀や▲1二金なら、△2四玉で、
▲2三金や▲1四金なら△同玉で、以下逃げ切りです。
これで、▲1三飛に対して△1二桂合とした場合に、後手玉が詰み
から逃がれている事の説明は終了です。
(続く)
* 次回は、「1三飛」以外の初手について説明をする予定です。
【N003】勝つのはどっち?の出題者からの解答等です。
結論から書くと、”後手の勝ち”となります。
先手玉は、と金3枚に押さえられていて「受け無し」なので、後
手玉が詰みか否かとういう問題となります。
(即詰みがなければ、後手の勝ち)
先手の初手はいくつか有り得ますが、最も有力なのは、「1三飛」
でしょう。
・「1三飛」に対して玉が逃げるのは、
▲1三飛、△2一玉なら▲2三飛成以下詰み
▲1三飛、△2二玉なら▲3三銀以下詰み
・「1三飛」に対して合駒をするのは、
▲1三飛、△1二歩合なら▲2二銀、△同玉、▲3三銀、以下
△3一玉なら▲3二金で詰み
△2一玉又は△1一玉なら▲2二金で詰み
△1三玉なら▲2四金で詰み「1二香合」「1二銀合」「1二角合」は、「1二歩合」と同じ
▲1三飛、△1二金合なら
▲2二銀、△同玉、▲3三銀以下、
△3一玉なら▲3二金で詰み
△2一玉なら▲3二金、△1一玉、▲2二金で詰み
△1一玉なら▲2二金で詰み
△1三玉なら▲2四金で詰み
結局「1二」への合駒が 歩・香・銀・金・角 の場合には
比較的簡単に詰んでしまう事が分かります。
後で関係しますが、ここで大事なのは、「2四」への利きの有無です。
次に、合駒が飛車の場合ですが、
▲1三飛、△1二飛合なら
▲2二銀、△同玉、▲3三銀以下、
△1三玉なら▲2四金で詰み
△1一玉なら▲2二金で詰み
△2一玉なら▲1二飛成、△同玉、▲2二飛以下詰み、
△3一玉なら▲3二金、△同玉、▲2二銀成で参考図Aの状態となるので、
以下、手数は長いけれど即詰みとなります。
次に合駒が桂馬の場合ですが、この合駒により「2四」への利きが生
じている為、歩・香・銀・金・角の場合と同様にはなりません。
(続く)
* 続きは、後日とさせていただきます。
* ここまでの記載について疑問な点があれば、指摘願います。
六夢Ⅱさん、
「参考図A」は、提示時の説明の通り、複数の攻め方がある部分
があります。
(1手目も「3四飛」ではなく「3五飛」でも詰みますね)
「参考図A」は、【N003】詰むのはどっち? の解答を説明する
際に引用する為に作ったもので、
”「参考図A」の状態となった場合には後手玉に即詰みがある”
という事実が重要なので、上記のような他の詰め方があっても、又、
何手で詰んでも、全く問題ありません。
(以下、読んでいる皆さんへ)
「参考図A」の状態で、後手玉が詰まないのではないかという疑
問が出てきた場合には、その疑問を解消しておきたいので、疑問部
分に関する受け側の別の指し手(変化)を記載する形で、指摘願い
ます。
ペンギンさん、【N003】勝つのはどっち?の「解答」を書いた訳
ではないので、その点、誤解なきようお願いします。
どちらが勝ちかは、まだ受け付けております。
kannjuさん、まだ説明の為の”準備”段階です。、
出題者としての解答及び説明は、もう少し後になりますので、
宜しくお願いします。
当方からの解答等の説明の準備をさせてください。
【参考図A】
先手番で、この状態となった場合には、後手玉に即詰みが生じています。
攻め方が複数有る部分もありますが、例えば、
▲3四飛、△4二玉、▲4四飛、△5二玉、▲5四飛、△6二玉、
▲6四飛、△7二玉、▲7四飛、△6二玉、▲7三飛行成、△5一玉、
▲5三飛成、△4一玉、▲7一龍、△3二玉、▲6二龍引、△2一玉、
▲2三龍、△1一玉、▲1二龍寄までで詰みです。
受け側も多数の変化がありますが、例えば、
上記の2手目で△4二玉ではなく△4一玉ならば、以下、
▲4三飛成、△5一玉、▲3一飛成、△6二玉、▲4二龍引、△7一玉、
▲7三龍、△8一玉、▲8二龍までで詰み、
上記の10手目で△6二玉ではなく、△8二玉ならば、以下、
▲8四飛、△7二玉、▲8三飛行成、△6二玉、▲7三龍、△5二玉、
▲6三龍、△4一玉▲4三飛成、△3一玉、▲6一龍、△2二玉、
▲5二龍引、△1一玉▲1三龍、△2一玉、▲2二龍寄までで詰みです。
分岐が多く全てを説明する事は困難なので、他の変化については、
省略させていただきますが、もし、具体的な変化手順について疑問点が
あれば、お答えしようど思っていますので、書き込んでください。
ペンギンさん、コメントありがとうございます。
風さん、kannjuさん、
「後手勝ち」という判断ですね。
承知しました。
【N003】勝つのはどっち? についてですが、
「詰将棋である」とは書いていないので、御注意願います。
タイトル及び出題時の説明の通り、先手が勝つのか、後手が勝つ
のかという事を問うた問題です。
トピックのタイトルは「詰将棋、次の一手、他」ですが、この問
題は、「詰将棋」でも「次の一手」でもないので、「他」に分類さ
れるものです。
これまでに、prozacさんからは「後手勝ち」という解答を受け、
kannjuさんからは「後手勝ち」と考えていると思われるコメントを
受けています。(違う場合には書き込んでください)
コメントをいただいた他の方は、”保留”という事にさせていた
だきます。
いろいろと参考になる関連コメントも多いので、解答等の受付を
もう少し続けようかなと思っているところです。
誰々さんの考察に同意するので「○○が勝ち」とか、誰々さんの
解答とはこの部分が異なるが「○○が勝ち」とかの解答でもかまい
ません。
特に無ければ、(解答受付を)適当な時期で打ち切らせていただ
きます。
出題者からの解答等の発表は、もう少しお待ちください。
野田市立図書館の電子資料室で公開されている「将棊図巧」は、
詰将棋の問題が載っている上巻の「將棊圖巧」と、解答が記載され
ている下巻の「將棊圖巧詰手」の2冊の書籍で、1821年に刊行され
たもののようです。
「將棊圖巧詰手」の方は、”伊藤看壽作”と記載されているページも
あり、
http://www.library-noda.jp/homepage/digilib/shogi/img/0018/057.jpg
本人が作成した解答を基にして刊行されたものだろうと思ったので
すが、そうではないという事ですか、なるほど。
問題作成者以外が解答を作るのも、大変な作業だと思うのですが、
誰がどういう経緯で作ったのか、気になりますね。
200年程も前の事なので、調べようもないでしょうが・・・
(将棋図巧98番において)
20手目に玉が「6二」へ逃げるが「8二」に逃げるかは、受け側の
”変化”なので、「その詰将棋が解けた」という為には、攻める側は、
両方に関して、その後の有効な指し手を知っている必要がありますね。
そういう意味では、よく知られている31手詰の解答と、上記「將棊
圖巧詰手」に記載されている解答(#10323参照)の両方を知っている
のがよいだろうと思われます。
コメントで触れられている将棋図巧ですが、千葉県野田市立図書
館の電子資料室で画像が公開されていますね。
http://www.library-noda.jp/homepage/digilib/shogi/18.html
98番の問題はこれ(右のページ)
http://www.library-noda.jp/homepage/digilib/shogi/img/0018/053.jpg
98番の解答はこれ(左のページ)です。
http://www.library-noda.jp/homepage/digilib/shogi/img/0018/084.jpg
20手目に玉が「6二」ではなく「8二」へ逃げた場合の事が書か
れているのが、興味深いところです。
先後の符号も付けて、この古文書における98番の解答の内容を、
現在の一般的な書き方で表せば、次のようになります。
▲1三飛、△1二飛合、▲2二金、△同玉、▲3三銀、△3一玉
▲3二金、△同飛、▲同銀成、△同玉、
▲3四飛、△4二玉、▲4四飛、△5二玉、▲5四飛、△6二玉
▲6四飛、△7二玉、▲7四飛、△8二玉、▲8四飛、△7二玉
▲8三飛成直、△6二玉、▲7三龍、△5二玉、▲6三龍、△4一玉
▲4三飛成、△3一玉、▲6一龍、△2二玉、▲5二龍引、△1一玉
▲1三龍、△2一玉、▲2二龍
11手目の「▲3四飛」からの手順部分が、作者がこの問題で表現
したかった部分なのだろうと思っています。
もし並べた事が無い人がいれば、是非、並べてみる事をお勧めし
ます。
(将棋図巧98番の持ち駒は「飛金銀銀」ではなく、「飛金金銀」
なので、念の為。) -
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