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戦法名は5七銀左戦法ですね(5七銀右戦法もあり全く違う)
有名で華麗な3五歩同歩4六銀の手順が出るのは最終手が6四歩の時で、これだと後手が5四角と打つのが一例で互角。
代わりに最終手が5四歩だと5三角と打つ手がありそれは先手がまずい、ゆえにその場合は9七角と出て揺さぶりをかける。
それが後手に両方とも突かずに1二香と上がる手が出てきて、それに対して鷺宮定跡が出来たのが歴史だったような。
(発案の青野さんと、有名にした米長さんが両方とも鷺宮に住んでいたから)
実際は知っている方は互角ではなく「有利」に持っていきたいけど、ほとんどはそうはならず、未知の局面になるだけ。
例えば上の3つの手の代わりに7四歩と突いてあると、のちに先手が6六桂と角筋を遮断した時、7四桂と跳ねる手が王手を見て先手有利。
なんていうのが5七銀左戦法の一番気持ち良い手順なんだけど。
仮に互角の局面が指定できたとして、それでどれくらい差が変わるかというとR150点くらいかな。
ちなみに単に4六銀と出るのは後手の銀が4三銀型の場合で、それだと角交換のような華麗な手順にならず、振り飛車は攻められた筋に飛車を回る(3筋)展開になる。
