上座の譲り合い(状況のみ)

はじめに 将棋倶楽部24掲示板 フリートーク 上座の譲り合い(状況のみ)

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    佐村河内
    参加者

    棋士の対局では、上座は殆どの場合決まっていますが、それを譲り合うケースが多いです。
    私が囲碁将棋チャンネルの放映などを通じて知ったケースを記入します。

    今年の王将戦リーグで、羽生名人対糸谷竜王(当時)の対局開始前の映像が流されました。
    糸谷竜王(当時)は、本来上座になりますが、先に対局室に入り、下座に座って待機していました。
    そこに羽生名人が登場し、竜王が下座にかけているのを直ぐに発見し、「どうぞ、どうぞ」と何回にもわたる譲り合いが発生しました。正確かつ詳しい描写は、私の文才ではできませんが、結局羽生さんが粘り負け、上座に座りました。羽生名人は、スタジオでのトークで「5分10分とやっているわけにはいかない(ので上座を譲り受けた)」とおっしゃっていました。
    その羽生さんは、昔中原誠大名人に対して、正しく自分が上座に座って、周りから「大先生に対して上座に座るとは無礼な」と言われる問題を発生さしたことが著書に記載されていたと思います。ドライに、現タイトル保持者は、無タイトル者に対しては、上座に座るべきという考えを記しておられたと思います。

    A級順位戦最終局の放映にて、久保棋王(当時)が森内九段(当時、永世名人)へ上座を譲ろうとしたこともありました。
    この争いは、本来下座の森内九段(当時)が割と頑固に下座に座り、久保棋王(当時)の粘り負けとなっています。

    ベテラン九段同氏の対局でも譲り合いの問題が発生します。厳密には棋士番号もあり決まっていると思いますが、私が見たのは、上座を譲ってもらった九段棋士が「玉将」を持って指すというほぼ五分の譲り合いで決着した模様です。同段対決だと色々ありそうです。

    同じような問題として、初対面の武士が行う挨拶があります。「控えなすって!」と言いあう有名なものです。
    「控えなすって」の場合は、自分の方が格上である、控えて自分の挨拶をまずは聞いてくれという意味で棋士がやる譲り合いとは逆です。引くわけにはいかず丸一日「控えなすって」と言いあうこともあったそうですが、その後慣習として回数が決められ、広まった模様です。

    長くなり申し訳ありません。さらに申し訳ありませんが、この書き込み分には結論はありません。

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