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24名人戦 参加の皆さんお疲れさまでした
いちがいには言えませんが 3週目までに対局を消化しておくことが
ポイントになることが多いですね
私は 4週め数字のうえでは 駒タイトル圏外の可能性もあったので あと一局
指そうと待ちましたが 駒タイトルの可能性の低い人はこなかつたようです田邊重信著 私と将棋 の中の 詰図揺籃集(抜萃50局)第17番(71手詰)
1ヶ月くらいかかりました いろんな詰将棋を解いているので そればかり考えているわけでは
ないですが 難解な詰将棋は鑑賞して楽しむのもいいと思うこのごろですが
自力で詰めると楽しいですね
自分で詰めないと本当の良さは分らないと思います しかし年も年ですし 解けないものは
並べて鑑賞しないと 持ち時間がいくらでもあるわけではないので
揺籃とは習作という意味で 習作集と言う意味のようですが
手数も長い作品が多いし 変化も複雑な作品が多く 謙遜としか思えません桑原辰雄氏には6冊の詰将棋作品集がありますすが ガチンコ詰将棋が手数も短く(7手~17手詰)
一番易しい詰将棋作品集だと思いますが 一問だけ詰めれない作品があって
初手が見当がつかなかっんですが 今日あらためとて考えてみて 詰め手筋を発見しました
ガチンコ詰将棋 第105番17手詰
攻め方 46歩 47馬 71飛
玉方 13歩 17角 21桂 34玉 44歩
持駒 飛 銀 香
解 31飛成33銀合23銀同玉22飛同銀24香同玉22竜23歩合25銀15玉13竜同桂
16歩26玉36馬まで17手詰
駒の配置が広くて 初手がわかりにくい 32飛が有力に見えますが 33銀合で詰みません
31飛成にも33銀合ですが23銀から22飛がうまい手で解決します将棋の本は 将棋世界を年間購読しています
それ以外で買う本は ほとんど詰将棋の本です 買うのが趣味のように買ったので
詰将棋の本がたくさんあります
好きな本は5回6回と解くので 全然解いていない作品集とか後半難しくなって
中断した本もかなりあります
苦労しても自力で解けるくらいの本が好きです
難解な本としては ゆめまぼろし百番 月下推敲 将棋魔法陣 300人一局集
昭和詰将棋秀局懐古録(上巻下巻) 夢の華 看寿賞作品集 などがはほとんど解いていません
並べて鑑賞するだけでもいいから終わらせたいと思っています
カタログみて欲しい本を時々リストアップしていますが ふと後何年いきれるのかと
思った時 今あるだけでも並べて鑑賞することさえとてもできそうにないのに
これ以上詰将棋の本買ってるばあいじゃあないと思いました明日から 24名人戦最後の第4週です
私も ちらっと考えてみましたが 暫定10位以内でも 後半だと
タイトルを取れるかどうか微妙ですね
第四週は人来ないと思い 早く対局を消化して後は待つだけで 第4週意外に対局が多く
ゴボウ抜きされてタイトルを取れない事もありました
名人戦には 実戦経験のあまりない戦法をつかうので 当然ですが
うまく行かないことが多いです 勝てなければすぐ違う戦法にかえています
今回はいろんな戦法を使いました
下位2名の削除のからみとか どれぐらいのペースで対局したらいいかとか
作選を考えるのも楽しみのひとつです
私は第四週 対局できたとしても あと一局だとは思いますが
皆さん最後まで頑張りましょう桂合いで詰まないと思っていた詰将棋駒を動かして検討してみたら
詰みましたが 駒は余らず23手詰め
本に正解と書いてある 歩合いのほうは19手詰なので
桂合いの23手詰が本当の正解ですかね詰まない詰将棋
余詰はよくありますが ごくたまにですが 詰まない詰将棋もあります(誤植はべつにして)
簡単な構図の詰将棋で1手目24飛2手目23歩の合いは詰みましたが
桂合いで詰まず 半日考えても詰まないので答えをみたら正解は23歩合い
桂合以外の合いの解説はありましたが桂合いの解説はなし
たぶん桂合いで詰まないと思います
余詰めがあつても詰むのはいいですが 詰まない詰将棋をかんがえるのは
労多くして得るものがないですね実戦型詰将棋百題 第92番解
35桂22玉13歩成り同玉14銀22玉33竜同玉22角同玉23銀成31玉41桂成同玉
42金同玉43金41玉32成銀まで19手詰
桑原辰雄氏の詰将棋や清野静男八段の詰将棋は初手が難しい作品が多い
初手が分らないとこんりんざい詰みませんが初手がわかるとあとはすらすら
解けることが多い
この問題なら 12角のような手ですが 大駒捨てのような詰将棋らしい手では
詰みそうにありません 初手は35桂 12玉なら13銀打ちから精算して詰みなので22玉
3手め13歩成同香なら23銀から精算して34角以下詰 同桂なら23銀打ちから精算して
14角以下詰 なので同玉に14銀12玉なら34角以下詰なので22玉
次の33竜は上に逃げられそうで指しにくいですが同玉に22角34玉なら25金で捕まっています
詰将棋らしい手はこの2手だけで 以下も実戦的な手で詰みます桑原辰雄氏には 6冊の詰将棋作品集がありどれもいい本です
実戦型の難解作で 真偽はわかりませんが 奨励会の人がよく解いているとか
榛名図式は最後の作品集で120題あり 私見ではすごくいい本だと思いますが
難しすぎるためか オークションでなんどかみましたが売れてなかつたようです
6冊のなかで人気があり 今は古本市上でもあまりみない作品が2さつ
勝つための詰将棋81 上級者向きは初中級者でも解けるように2段階方式になっています
続勝つための詰将棋81 中上級問題の内42題は最後の5手が入門問題として
最初にあり 上級問題は二段階方式になつています
二段階方式=問題図の次のページに最初の数手の解説があり その次のページに途中図が載ってい
てそこからまた考えることができる 全部解ける人は途中図ははぶく24名人戦中 普段解いている詰将棋とは別に
二上詰将棋代表作の中の実戦型詰将棋と九段内藤国雄著詰将棋
実戦型傑作集を解いています
実戦型傑作集はほとんどが易しい問題ですがネツト将棋のように
短い将棋には易しいものを早くつめる訓練が有効です
二上詰将棋代表作の中の実戦型詰将棋はかなり難解な作品もあります
一題紹介します
二上詰将棋代表作 第二章 実戦型詰将棋百題 第92番 19手詰
攻め方 14歩 44竜 53桂
玉方 11香 15銀 21桂 23玉 33金 41金 45歩 51歩
持駒 角 銀 桂s789456123さん失礼しました
上の投稿を読んでいませんでした成 不成 にかんしては どちらでも詰むばあいは
どちらでも正解です プロの作品集ではたとえば銀が成でも不成でも詰むばあいは
単に銀と書いていることも多いです
個人的には成でも不成でもいい場合は 成でいいと思います
大道詰将棋においては 余詰 駒余り 飾り駒なんでもありで 詰めばいいんですが
普通の詰将棋においては いまの時代は正解が一つとなつています
作成した詰将棋に余詰が生じてはならない と言うのは私も違和感を感じます
余詰はつきものですし 発見されれば不完全作でいいのでは
修正すれば完全作になることも多いですし
余詰が発見されて修正したと言う話はよく聞きます24名人戦 3週めが終わりました
私は3週目の目標は 6局消化と4勝でした
結果は6局消化 4勝2敗 目標は2っとも達成しましたが
駒タイトル取れるかどうかは微妙です
下位2名削除とのからみとか 未対局者がいても4週めにくるかどうか
きても対局できるかどうか いろいろあるので
上位5位くらいまでは余裕で大丈夫」でしょうが それ以下の人は終わるまでわからないですね
風さんに将棋があらいと指摘され ていねいに指したことと 最近のプロの棋譜をならべたことで
調子はよくなつてきました
一局角がわり腰掛銀で豊島名人の仕掛け先手45銀と同じ仕掛けで快勝しました
その前に後手でも同じ仕掛けをして失敗しています(後手のため玉が戦場に近い)
4週めの目標はあと一局させればいいかなと思います六夢IIさん 著作権は70年ですか
塚田名誉十段の最初の作品集 昭和詰将棋新集を 国立国会図書館で遠隔コピーしてもらいましたが
著作権の問題が解決していないので 半分までしかできず問題図のみてにいれました
私が解いたのと解がたの本にあるのを除き50題中14題解がわかりません
無双や図巧ほど難しいわけではないので 暇な時に再度挑戦したいと思いっています
私は買うのはほとんど詰将棋将棋の本です 膨大な量あるわけですが 気にいったものは何度もとくので
全然やつてない作品集もかなりあります
もう買う必要はないのですが みているとほしくなります
何度ももう買うのやめようと思いますが まがさして買っています著作権について
現代では 棋譜や詰将棋などについても著作権の問題が議論されたりします
将棋の本にも にたような構成の本は良くみます
なにかヒット作がでると 同じような本がたくさんでます
しかし中身が同じでなければ 盗作にはならないのでしょう
大道棋の正体 という本があります 定価も古本市場も5千円位する本です
私は持ってないのでみたわけではないですが なにかに秘策縦横と双玉集と言う
2冊の本をそのままのせただけの本で 盗作と言われてもしかたがないと書かれていました
秘策縦横も古本市場で高値で売られている本なので 価格は高いとは思いませんが
作者がなくなつてかなりたつと著作権はなくなるんですかね田邊重信著 将棋と私 がオクションに開始価格 100円で出品されています
オクションはかなり高騰することがあり 古本やで買うほうが安いことも多いです
この本はすごくいい本ですが ある程度自力でとくには 詰将棋マニアか
アマだと四段以上くらいはないと無理かもしれません
最終的にどれくらいの値段になるかわかりません
古本屋にも3000円くらいででていたと思います
内容は前半が随想 昭和前半の将棋界詰将棋界の話
後半は詰将棋
詰図揺籃集(抜萃50局)現代名家図考検(抜萃50局)趣味の大道詰将棋(抜萃50局)
私の好きな詰将棋(45局)
詰将棋の好きな人にはお勧めです
私は今 詰図揺籃集 の17番を解いています 正解であろう手順は読んでいて61手で詰みだと
思いますが変化が読み切れていません
正解手順は駒の配置からだいたいわかりますが 変化が複雑な問題が多く読み切るにはかなりの力が
必要だと思います清野静男八段の詰将棋
勝浦修九段が勝浦詰将棋選集のなかで
福井先生が小学生の私にこの本を読んで勉強せよと渡してくださったのが
清野静男先生の詰将棋作品集だった すばらしい作品集でボロボロになるまでよんだ
詰将棋作家はあまたあれど清野先生が一番だと評価している
と書いています
江戸時代は別にして 昭和以降はアマチアの作家のほうがすごい人がたくさんいます
プロの中でと言う意味だと思います(あくまで私の想像です)
清野八段の詰将棋作品集ですが 作品名がでていないので想像ですが
新作詰と必至だと思います 初級から上級までそろつていて 清野八段の
代表作といえると思います ただ難しい詰将棋の多くは詰棋精通の作品をスマートに改良したものです
詰棋精通(50局)は清野八段の最初の作品集で非売品だつたそうです
古図式のように配置が広く難解な作品集ですが清野流の原点であり私はこちらのほうが好きです
清野八段は21手以内くらいの短い詰将棋しかつくらなかったようですs789456123さん (1)かまいません
(2)銀が34ならs789456123さんの言われる手順で詰みですね (私の言った変化では詰みません)
別の詰将棋になりますが いい詰将棋だと思います
私としては13香22玉31角の筋が比較的めずらしいかと思い作ってみました羽生善治監修森鶏二著 プロの手筋詰めと必至四00
最初の250題が詰み 残り150題が必至(受けなしを含む)
第6問までおわる 詰みがあることはわかつていますが プロの実戦なのでとにかく
詰めれば正解 難しい問題が多い
6問とも解説と 私の読みはかなり違っていましたが 自分の読みを信じて
詰んだと言うことで いまのところ 全問正解(たぶん)六夢IIさんすみません
上の投稿見ていませんでした感想ありがとうございます
六夢IIさん 11香がないと すでに書いていますが
21飛成13玉35角24歩12金で詰むので
11香をのけ持駒にするのは余詰がでますもう一度 図面を書きます
攻め方 41飛 43角
玉方 11香 12玉 14銀 23歩 33銀
持駒 角 金
33には玉方の駒33銀があります
香車がないと21飛成13玉35角24歩12金で詰みます
最初に図面をかいたところをみても
確かに玉方の駒33銀がありますが?s789456123さん 11香がないと詰む将棋になつてしまいます
解 11飛成同玉13香22玉31角同玉32金まで7手詰ぜひ自作をと言うことなので
簡単な初級の7手詰です
攻め方 41飛 43角
玉方 11香 12玉 14銀 23歩 33銀
持駒 角 金
玉方14歩で出題しようとして ふと考えてみると21飛成13玉23竜同玉
41角以下余詰 急きょ14歩を14銀に変更
簡単なものでも余詰はこわいですね古図式の世界では 妙手説と言って 作意(妙手があるほうが正解)で平凡な詰は不正解
と言う時代もありました 現代では変化のほうは余詰でしょうね
あと変化2手ながは駒があまるばあいは許されると認識していたんですが
将棋世界に 詰将棋の大家のかたが 現代では短編はそれもだめと言うのが主流だといわれていた
と書いていました それがだめなら相当数の名作がぼつになります
そんな細かいこと言うのはあなたちの世界だけにしてください
趣味で詰将棋を楽しんでいる私には関係のない世界の話ですといいたいです
大道詰将棋は余詰あり駒余りあり 飾り駒あり 自由な世界です
ネツトで大道詰将棋の作品に何題も余詰があると指摘していた人がいましたが
大道詰将棋は余詰ありなんですけど
大道棋屋さんは 詰みがあつても分かりやすい手はしてくれません 合駒など難解な手をさすわけです
田邊重信著 趣味の大道詰将棋 には紛れの多い手順を正解手順として書いているとかかれています以前図書館で借りた 羽生の将棋実戦詰めと必至200は2問解きましたが
2問とも私が詰めた手順と解説がまつたく違うので違和感があり
詰将棋を解くほうがいいと思い 2番まででやめて返しました
こんど 同じく 羽生善治監修 森鶏二著 の プロの手筋詰めと必至四00を
購入 最初にプロの実戦なので駒もあまるし解説以外の手順で詰ましても正解です
と書いています 解説とちがつても詰ませばいいんだ と思うと違和感はなくなりました
たとえば第5問解説は13銀同玉33飛成以下詰みですが 私は13銀同玉31馬以下詰めました
全体を書くのは大変なので 部分図を書きます プロの実戦であり詰将棋ではありません
攻め方15桂21成香41馬53飛 玉方11香12玉14歩24歩31桂32金33金34歩
44歩54歩
攻め方持駒銀桂歩 玉方持駒角歩歩不詰が多い作品集としては 将棋無双が7作
著者の解もなく 難しいので 不詰があると言われながらもよく分らず
長い間 詰将棋界の謎といわれていました 作者の解が発見され コンピューターの解析により
謎は解決しました 7題不詰 その内1題は駒を一つ加えると詰み 原図にないので
不詰ですが版によつては詰むそうなのでのけるとして 6題が不詰
修正図の提案があり そちらにかえると完全作になるのかもしれませんが 本人がいないので
了解をえるわけにもいかず 結論は6題が不詰(あるいは7題)ですかね
行方九段が10年間考え続けた作品が 無双の不詰作だったと言うはなしもあり
詰将棋で不詰作はだめですよね 余詰やたの不完全作でも詰むのはいいですが 詰まない作品を
考えるほうはたまりません 詰まない作品でも考えることで力がつくと言う人もいますが
私は詰まない作品を考えるのはごめんですね不完全作(多くは余詰?)
内藤九段の本に 古今の詰将棋作家は数ありますが 不完全作を
出さなかった人は一人もいません と書いていました
現代はコンピュータで検索できるのであるいは 不完全作をださない
詰将棋作家もいるのかもしれませんが
私は無筋の手を読むのか 余詰を発見することが多いです
古い詰将棋の本には誤植による不完全作もよくあります
大名人には失礼だとは思いますが 木村14世名人著の詰め将棋本を2冊
持っていますが(木村詰将棋 木村詰将棋200題) 余詰が他の人より多いきがします本間博著 実戦詰筋事典に
さらに持駒制限あり加えた レベルアップ編が発売されたようです
余詰あり 駒余りあり さらに持駒制限ありも加えた より実戦に近づいた
画期的な問題集です
ただ10年余り前に 森鶏二著羽生善治監修で プロの実戦そのままの
羽生の将棋実戦詰めと必至200 と プロの手筋詰めと必至四00
と言う二冊の本も出ています木村詰将の冒頭で木村14世名人が 詰め将棋について書かれています
詰将棋に規則というものはありません もともと趣味として発立達したものだけに
二人でたたかわす将棋のように定則というものはありません むしろないのがあたりまえであつて
一人で楽しむものに堅苦しい規則などのあろうはずがないとおもわれますと書かれています
現在 詰将棋に細かい規定がありますが アマチアの詰将棋の団体が決めたもののようです
その団体に所属する人はともかく 他の人までその規則にとらわれる必要があるのか疑問に思います
詰将棋の最高峰といわれる 無双や図巧も現代のその規則で見ると不完全作が多いです羽生善治監修 森鶏二著 プロの手筋 詰めと必至四00 を購入
詰将棋ではなく プロの実戦なので 持ち駒は余るし 解答以の手順で詰ませても
正解ですと書かれています 何通りも詰みがあることもあるので
同じコンビの 羽生先生の実戦の詰 だつたと思いますが
図書館で借りたことがありますが 2問解きましたが 自分が詰めた手順は解説と全然ちがうし
自分が詰めた手順は全然ふれられてもないので 2問でやめて かえしました
しかし プロの実戦の詰みなので 確かにいくつか詰みがある時もあります
この本は詰みが250題 必至(受けなしも含む)が150題 かなりボリュームがあります
さつそく詰め問題 1番を解きました
正解は21手詰これは同じでした 変化手順 解説は5手目51竜以下15手詰
私は51馬以下25手で詰めました 詰将棋ではなく実戦なので どちらでもいいですよね塚田名誉十段は若い頃塚田銀波と号し
将棋月報に大作を発表していて そのころの作品ばかり50局を集めた
昭和詰将棋新集を昭和7年に発行しています
その名をまねして 令和詰将棋新集 として本当に習作ですが自分のものを
50局残したいと 制作を始めました まだ3番までです
他の人に見せるようなものはないんですが 自作を作っている人もいるようなので
刺激になります
今解いている 田邊重信著 私と将棋 のなかの 詰図揺籃集(抜萃50局) 揺籃と言うのは
習作と言う意味だそうですが これは謙遜で 中長編の難解作が多いです
田邊重信氏は塚田銀波氏の作品がすごく好きだそうで 私の好きな詰将棋(45局)の1番と2番に
塚田銀波氏の作品(塚田詰将棋代表作番外1と2)をあげています
塚田名誉十段は戦後大作をつくるのをやめ 啓蒙用の作品をつくるようになつたので
とても残念に思ったそうです詰将棋創作について
私も時々は詰将棋を作っていて 3手と後5手が多く最長13手です
しかし時間をかけて練って作ったものではなく 既存の詰手筋を表現しただけなので創作といえるかどうか
象戯手段草にある詰将棋の最後の部分を紹介します
攻め方 33と 玉方 11香 13歩 31玉 41歩
持駒 桂 歩
詰め手順 23桂21玉22歩12玉11桂成同玉21歩成同玉23香31玉22香成まで
このままだと完全に盗作です これに4手たせば簡単に15手詰ができますがそれも盗作でしょう
他の人の作品にこの収束を使った詰将棋を見たことがありますが 手数も長めですし
前半はまつたく違うので盗作とまではいえないと思いました
収束のぶぶんは ほとんどの詰将棋が既存の詰手筋を使っていますし
私は実戦で二度この手順で詰めて勝ったことがありますちなみに筑摩書房の図式集下(二上達也著)に 作者不知としてこの3手詰が紹介されています
この本の図面は 攻め方 16角 53銀 玉方 41銀 51玉 61銀 持駒 銀
詰手順 52角成同銀左42銀打まで3手詰
解説 あまりにも有名な三手詰の傑作である
53銀がと金であったり16の角が馬であつたりする
私が出題されたものは 53がと金でしたが
詰将棋としてみると 銀四枚使用の詰将棋としてこの本の図が一番いいように思います
アレンジはいろいろできますが 基本的には同じものだと思います
米長邦雄著逆転のテク二ック上巻には
攻め方 34馬 53と 玉方 41銀 51玉 61銀 持駒 銀 で紹介されています最も有名な3手詰と言うのは 作者不知の古作物 初手52馬の作品ですかね
私は高校卒業して 大学にはいるまでの間バイト先の社長に昼休み将棋をおしえてもらい
その時にだされたのがこ作品で 解くのに半日かかりましたが この作品が詰将棋との
最初の出会いでその時の感動は今も鮮明に覚えています
詰将棋作家でもある 中田章道八段の四段当時の作品集 駒の詩 をみていたら
将棋を覚えたのが小学4年のころで そのころ近所のおじさんにだされたのが初手52馬の古作物でした
解けなくて 後で答えを教えてもらいましたが その強烈な捨て駒は幼き日の思い出と共に
生涯忘れないでしょう ここから私の詰将棋が始まったのです と書かれています私もたまに 詰将棋の配置を覚えて 頭の中で詰ます練習をすることもあります
普通は ベットにねそべつて 本の図面をみて考えています
作日 将棋盤に詰将棋を並べて 詰みを読みそのあと 並べてみました
並べたほうが 記憶に残るように思いました
詰将棋のばあいは 駒を動かしながら考えてはあまり意味がなく 将棋盤に並べても
頭の中で 読み切ることが大切だと思います
私と将棋(田邊重信著)の中の 詰図揺籃集(抜萃50局)第15番(49手詰) 持駒歩2枚ですが
難しく 何日か考えましたが 解けないので 盤に並べて 解説を読みながら 並べました
最初のへんは合っていましたが 変化が膨大で とても読み切れないと思いました
難解で解けない詰将棋は解を見ない主義でしたが これからは解けない詰め将棋は
解説を読みながら並べようと思います新しい詰将棋百題 第100番 解
33金同玉22角打23玉43竜同金33金同桂13角成32玉23馬同玉
22金13玉32金23玉22角成まで17手詰
原田九段と清野八段は共に新潟県出身
清野八段の思い出として 原田九段がつぎのように書いています
詰将棋創作才能は 大正生まれでは塚田先生と双璧であった あなたには
借りが多いから手伝います 一週間泊めてください 二人で今までにない詰将棋の本を
作りましょう そのとうり実現した 新しい詰将棋は今も生きている原田泰夫九段著 新しい詰将棋百題(昭和52年発行) 第100番 17手詰
攻め方 31角 41竜
玉方 11香 14歩 21桂 23玉 24歩 32金 34歩 43金 54歩
持駒 角 金 金
新しい詰将棋百題 は話だけで 見たことないのですが
原田九段と清野八段の合作と言う ユニークな作品集です その100番の
画像をみつけたので紹介します
原田泰夫九段著ではありますが この100番 清野流の切れ味が感じられます田邊重信著 私と将棋
昭和45年発行 前半が随想 後半が詰将棋
前半の随想のところには 昭和の前半の将棋界のことが書かれています
今の将棋界は米長語録により 八百長がないのが定説になつていますが
そのころには八百長が行われていたと言う話や
プロが雑誌に発表していた詰将棋を下請けから買っていたと言う話が載つています
大道詰将棋の本読んでいたら 大道詰将棋を作っていた人の話があつて
プロに自分が作った詰将棋を売っていた ひどいときは雑誌にのつている プロの作品
6題が全部自分の作品のこともあつたと書かれていました
そんなことはないと思いましたが 本当の話のようです
昭和前半のころの話で 今はそんなことはないと思います近代将棋図式精選
短編120局 中編120局 長編160局 番外1局 計401局
かなり内容の濃い一冊です 昭和58年発行
過去に中編の半分くらいまで解きましたが何年ぶりになりますか また解きはじめました
短編も今は実戦型が少なくなり 構想型の作品が多くなりましたが
近代将棋図式精選は実戦型がおおくて懐かしくなります 実際にどうかはわかりませんが
実戦型の詰将棋のほうが実戦に役に立ちそうなので 私は好きです
詰将棋創作のほうは 3手や5手詰はけつこう つくっていますが 時間もかけず
手筋ものなので 創作とはいえないものです
もっと時間をかけてせめて11手詰くらいができるといいんですが
若い頃 詰めパラの幼稚園に 5手詰が入選したのがささやかな自慢です
ちなみに 短編の第99番が私がどうしても解くことができない若島氏の作品です
今回はすなおにこうさんして 並べて鑑賞するつもりです持ち時間
インターネットの将棋では 終盤 30秒か60秒の秒読みがほとんどです
それで 詰将棋を早く解こうとして 最近ミスが多くなりました
実際は詰将棋を解くときは 時間は自由にあります
短編を解く時はゆつくりでいいから完全に読み切るようにするのが 課題です
それと 今 田邊重信著 私と将棋 のなかの 詰図揺籃集(抜萃50局)を解いて
いますが 中長編の難解作が多く 解けないものはならべて鑑賞するのがもう一つの課題です
今まで解けないものは解答を見ない主義だつたので 不正解でも一応とけないと
解を見るのは抵抗があります私 個人の見解ですが 詰将棋で有名なプロの代表作をあげてみます
塚田正夫名誉十段 昭和詰将棋新集
清野静男八段 詰棋精通
二上達也九段 将棋魔法陣二上達也詰将棋作品集
内藤國雄九段 図式百番
谷川浩司十七世名人 月下推敲
伊藤果八段 果し状
今後は 藤井聡太七段の詰将棋作品集を見るのが夢ですね解けない作品は解答を見ない主義だつたので なげだした作品も相当あります
そのなかで 7冊の作品集をとりだして解けないものは並べて鑑賞したいと思っています
そのなかの一冊 近代将棋図式精選 は最初からもう一度解いてみたいと思っています
中編の終わりのほうと 長編は解いていませんが ならべて鑑賞したいと思います
いまは短編でもマ二アックな作品がおおいですが こう言う古い時代の作品(特に短編)
を解くほうが実戦の役に立つと思います私は中2の時将棋を始め 約1ねんくらい兄とか友達と指していました
将棋の本も 詰将棋も見たことなたかったですが 新聞の将棋らんで大山名人の
将棋をみて まつたくの初心者のときから四間に振って美濃に囲っていました
高校を卒業して 大学入学までの間バイトをしたところの社長が将棋がすきで
昼休みに二枚落で教わりました その時 初めて詰将棋の存在をしりました
本格的に再開したのは 大学2年の時将棋部にはいつてからです
なぜか居飛車党になつていて それから何十ねんも居飛車党でした
近年はいろいろ指すので オールラウンダーとよばれています
何年か前24名人戦で角交換四間飛車をメインにしようとするが 負けがこみ居飛車にもどす
今年は予選リーグでノーマル四間飛車をメインしようとするが負けがこみ変更
本を読んだだけで ほとんど実戦経験なく振り飛車をさすのはさすがに無理がありますね
特に振り飛車は多くの実戦経験を積むことが必要だと思いました煙詰の話
図巧99番が煙詰の第1号として有名です 今は煙詰は 盤面39枚の駒が最後に3枚になり
36枚の駒が煙りのごとく霧散してしまう詰将棋として理解されています
かつては図巧100番が詰め上がり3枚にはならないけれど あたかも煙が盤全面を漂う
ごとくに六百十余手の長道中をもつて詰むと言うので 煙詰めと言って賞賛されたことも
あつたそうです 昭和14年発行の 新撰詰将棋 のなかで塚田名誉十段は 煙詰めは
図巧 99番であると言う説と100番と言う説と2つあるが 私は100番がほんとうの
煙詰だと思うと書いています
昭和14年発行の博文館文庫 将棋図巧 の作者小伝にも この 将棋図巧 の中最も有名なのは
無論100番の煙詰であります 六百十一手なぞというとてつもない詰将棋をよくも作ったもので
その根気 その神技 ただただ敬服するのみであります と書かれているそうです羽生永世七冠が奨励会の時一日100局詰めていると聞いたことがあります
羽生先生はもつと長いものでしょうが 一桁でも100局はしんどいですね
私は 大会の時 (24名人戦の時など) 将棋世界の実戦に役に立つ5手7手詰(今はかわつています)
を ウームアップに使っています
ネツト将棋のように短い将棋でしたら 一桁の詰将棋を早く詰める練習が有効だと思います
ただ私は詰将棋そのものが好きなので 中長編の難解作の多い作品集も何冊もあります
解けないものはこたえを見ない主義でしたが さすがに手数の長い難解作はならべて鑑賞するだけでも
いいのかなあと思います
解けなくて いまだに正解を知らない作品もたたあります実戦と詰将棋
中原名人が高校生の時 図巧と詰パラを解き飛躍的に強くなつたのは有名な話です
詰パラと無双や図巧を解くことは奨励会の必修科目のようです
もちろん無双や図巧を解かないでプロになつた人もいるでしょうか
米長永世棋聖が無双と図巧を解けば最低でも四段になれると言ったので
無双や図巧を解く奨励会員が増えたように思います
アマが実戦にのために解くなら33手以内くらいの 実戦型詰め将棋を解く
のでいいんでしょうけど プロのばあいは 読む力 基礎体力をつけるために
無双や図巧に取り組むことも必要でしょう
40年位前に 古今詰将棋短編名作選(15手以内)が発売されました 250題中解けなかつたのは
2題だけでした 2017年にそれ以後の作品から 現代詰将棋短編名作選(17手以内)が発売されました
実戦型はあまりなく やたら難しくなつています
400題中18番まで解きましたが 実戦型の詰将棋のほうが役に立つと思い 中断して 好きな作品集
を再度解いています
図面だけを見ると(短編詰将棋)古図式の世界から 塚田流実戦型短編の世界になり 再び
古図式の世界にかえつたように見えます(図面の広がり)私は三段40人リーグでした 先手勝率が悪いですね
私は20局消化しました だいたいの感じでは30局近く対局すれば
予選通過できると思っています 同じくらいの棋力なので 勝率は5割前後なので
私はなんとか予選通過できましたが 三段リーグの対局消化がすくなかつたことで
助かりましたかね 順位は15位でしたが 最終日2連敗のあと3局目勝ちこれでたぶん
大丈夫と思い 退場 終わり近くに見にいくと 対局待ちの人がいたので対局 勝ち
後でみると 3局めの人は対局済でノーカウント 最後の対局してないと予選敗退でした
得意戦法は最初は本選リーグのためにつかわなかつたのですが 予選通過できるかどうか
わからない感じだつたので 最後ごろは多用しました 一局相手にその戦法つかわれ負けました
対策は一応考えました
本選リーグは20人なのでゆつくり対局しても消化できると思うので ぼちぼち対局して
楽しみたいと思います
予選リーグ最初はノーマル四間飛車を多用する予定でしたが負けがこむとすぐ違う戦法にきりかえ
いろんな戦法で戦いました 予選通過は幸運でした私は駒落ちは 81道場で指しています 81道場はだいたい町道場の段級と言はれています
24では今二段ですが 81道場では五段です
手合いは将棋連盟道場の手合いより一つ厳しい手合いを基準にしています
(将棋連盟道場一段差後手 私一段差香落)
なので 上手とはいえ 対等の手合いなので 指導していると言う余裕はないです
これがプロの指導だと 武市七段の本に アマの指導のときは 相手が力のでる局面に
誘導するのが 腕のみせどころですと書いています
武市七段に指導将棋を受けて 将棋に興味をもち プロになつた 女流棋士もいます
プロのばあいは 大駒落ちは 特に二枚落以下は勝負と言うより指導だと思います
プロに2枚落で勝てば初段とはよく言はれますが
プロが本気をだせば二~三段でもなかなか勝てないとも言はれています将棋精選
幕末の 棋聖と呼ばれている 天野宗歩が書いた6枚落ちから平手までの定跡書です
平手はに日進月歩ですし 香落ちは奨励会で今もさされていますし だいぶ
進歩していますが 6枚落から角落まではあまり変わっていません
駒落ちの定跡書としては 大山名人が小学生の時まなんだ将棋大観が有名です
新しいものでは 藤井7段が幼稚園の時並べていたと言う 決定番駒落ち定跡もあります
私は下手ではなく上手の手を研究しています
もう一度6枚落ちをならべていますが 将棋精選はじつによくできた定跡書だと思います
もちろん大駒落は下手がまちがわなければ下手勝ちなんですが いろんな手が書いてあり
上手のめでみると 紛れにもちこむ手が選択しやすいと思います
大駒落は下手必勝とはいえ まつたく紛れなく下手勝ちでは 上手としては
参考になりません -
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