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「解決編」
”明石六郎”は”あかし、ろくろう”ではなかったというのがこの事件の発端である。
このペンネームが”あか、しろ、くろ”であることが暴露され、それをネタに青木みどり(青黄緑)が生まれた。
青木みどりさんの正体は有名な詰将棋作家の鳥越九郎さん、こちらも何とも味わいのあるペンネームである。
「詰将棋作家の3つの喜び(詰パラ編)」
これも同じく「盤上のパラダイス」詰将棋作家の項目からですが、
詰将棋作家には大きく分けて3つの喜びがあると記されています。①詰将棋が出来た時の喜び
②その作品が詰パラで発表された時の喜び
③その作品が解答者に褒められた時の喜び「詰将棋作家の婚約者事件」
「盤上のパラダイス」には詰将棋の月刊誌「詰将棋パラダイス」にかかわる人達にもふれられています。
(詰将棋作家、検討者、解答者、読者)
その中の詰将棋作家での一コマ。タイトルは正しくは「明石六郎のいいなずけ事件」です。
ある時、明石六郎というデビューしてすぐに好作を連発し、一躍有名となる新進詰将棋作家が登場します。
その後ある事実が暴露されて・・・・・・・
今度は明石六郎の婚約者と名乗る青木みどりという詰将棋作家が登場したのです。これが事件の概要です。
暴露された事実とはいったい何だったのか?
そしてどんなつながりで婚約者と名乗る青木みどりさんが出てきたのか?解決編は19時以降に・・・・
ボーっとしてるとチコちゃんに叱られるよ。
「自分にとっての詰将棋の立ち位置」
自分にとっての詰将棋は大きく分けて二つ、
まず一つ目が頭のトーレーニングの為のもので「次の一手」「必死」「しのぎ問題」と同類であり、
頭のトレーニングが出来ればよいので、別に詰将棋である必要もないものです。もう一つは詰将棋作品を芸術と捉えて接するもので、こちらは鑑賞です。
どちらも詰将棋だとはいえピストルと大砲ほど違ったりもしますから、接し方も自然に異なるかと思います。
私が印象に残っている煙詰めは詰将棋探検隊で見た「月蝕」伊藤正ですね。
もうひとつ印象に残っているのは浦野八段が『大逆転将棋』で見せた、握り詰めで3題同時に煙詰を作ったやつ。
浦野八段の想い出コメント「塚田賞受賞者番付」
昔将棋の本を処分した時に、ほしいページを少しだけ持っているのですが、
その中でも大切にしているのがこのタイトルのページです。総勢133名が載っていますが、その中から三役までのみを記します。
第1期 昭和28年1月号~第81期 平成9年6月号 近代将棋社
西 東
横綱 七條謙三 北原義治
張出横綱 山田修司 添川公司
大関 柏川香悦 上田吉一
関脇 駒場和男 近藤 孝
小結 酒井克彦 若島 正>ペンギンさん
この戦法に興味があるすべての人が対象レベルと言って良いかと思います。(最新編と合わせてですが)
上の対象レベルはプロレベル、下の対象レベルはこの戦法に賞味を示すだけの知識がある人レベル。矢倉左美濃急戦といったらこの2冊、それは間違いないほどトップに位置する棋書だと思います。
ただし・・・
戦法には欠陥があって消える戦法と、優秀すぎて相手が避け、その為に消えていく戦法があります。
プロ間ではこの戦法が優秀すぎて矢倉が消えました(消えるほどに少なくなった)
それは瞬く間にアマチュア間にも浸透して、この戦法に興味を示すレベルの戦いですと矢倉が激減して、
この戦法を使えるチャンスも少なくなっていると思います。「この手には驚いた!!」
”名人に定跡なし”といいますが、棋譜を並べている最中に、一瞬目が点になりました。
図は9月に行われた王位戦七番勝負第7局 豊島棋聖VS菅井王位で
32手目菅井王位が△6四歩としたところです。
ここで豊島棋聖は何と▲5七銀と指したのです。
「こんな手あるのか!!それもタイトルの行方が決まる第7局で」(結果はタイトル奪取)
そちらに引かないと何か困ることでもあるのかと思いましたが理由はすぐにわかりました。
理由と同時に、以下は動く棋譜でお楽しみ下さい
>kannjuさん
佐藤大五郎九段の方は、珍しい筋で簡単な知恵の輪トリックを感じさせてくれる作品だと思います。
橋本孝治さんのは最初に見た時、こんな作品があるのかと思いました。
(このような派手な作品にまだ免疫がなかった)
今改めて見ると、4枚それぞれの大駒の間接王手から出来ており、
初手に対し、仮に合駒するとなると合駒が金に限定されており、それだと詰んでしまうのもミソですね。詰将棋作りの余詰め検討は、ソフトがない頃は大変だったでしょうね。
出題する方としては責任も感じているだろうから、自分のみならず信頼されてる方にも検討を依頼されたりもして。
それに加えて誤植が発生する可能性もあるわけですから、問題として正しくて当然ですけれど、
その当然の中にひとつでもミスが紛れ込まないようにですからね。
それでも後になって余詰めなどが発見されるわけですから大変な世界です。そんなことを想像すると、例え中には不完全なものが含まれていたにしても、
その苦労さに作品の重さが増してきますね。「あまり見たことのない手筋の詰将棋」
いかにも手筋という詰将棋ですが、
その手筋があまり見たことのないものでしたので紹介します。大五郎の痛快5手7手 PART6 №22 将棋世界平成11年11月号付録 出題:佐藤大五郎九段
【玉 方】 2二銀 4一玉 5二飛 6一歩
【攻め方】 2三竜 6三歩
持駒 金 金 桂
>kannjuさん
この詰将棋についてネットで少し調べましたら、村山降治氏本人と思われるコメントと同時に、
この詰将棋が紹介されているブログを見つけましたのでリンクを貼っておきます。
興味深い内容ですよ。「虫の良い戦法」
将棋は、先に攻めようとすれば玉形が薄くなり、
玉形を固めれば相手に先攻されやすくなるというのが常です。例えば受身とされるノーマル四間飛車を取ってみても、
相手が攻めてこなければ玉形を固めた後に先攻します。
仮に相手が居飛車穴熊だとすると・・・・・・
まずは自由には穴熊には組ませず、▲6六歩▲6七金型を強要する。
そして若干弱くなっている穴熊に対し、△4五歩△4四銀型を作って5筋から攻める。
(持久戦になった時に四間飛車側が攻める常套手段)
あるいは△5四銀型にし、△4五歩△3五歩から△3四飛型を作り攻撃する。いずれにしても角換り腰掛け銀のように両者にらみ合ったまま動けなくならない限り、
囲いのより弱い方が先攻出来るとしたものです。ところが攻める権利がある上に、玉も固めることが出来るという、
虫の良い戦法があります。
それは対ノーマル四間飛車の右四間飛車戦法です。まずは素早く右四間飛車に構えいつでも攻撃出来る陣形を作ります。
そして「隙あらばすぐに攻撃するよ」といいつつ、
天守閣美濃から▲9八玉型にさらに深くしたり、穴熊に組んだりします。右四間飛車は、形が決まり過ぎているとプロ間では不評でしたが、
対居飛車戦に置いては改めて抜群の破壊力が認められ今や大人気。
対振り飛車戦に置いても攻撃力は健在ですから再評価されても
何の不思議もありません。
ノーマル四間飛車に対しては、松尾流穴熊で十分ということで、
あまり採用されないのかも知れませんが。虫の良い戦法の話でした。
詰将棋のふるさととは・・・・
詰将棋の実戦形を指すとのことです。
(「実戦形詰将棋パラダイス」の本の、まえがきに書かれていました)戦後は角換りから始まって、升田、大山が振り飛車をメインに切り替え、
中原、米長の矢倉時代、8五飛車戦法で横歩取りが脚光を浴び、
ゴキゲン中飛車からの角交換振り飛車となるわけで、
角換り腰掛け銀はその間ずっと指し継がれて、
主戦法といては一番長い歴史がありそうです。将棋本の名著といえば「羽生の頭脳」シリーズも入るでしょうね。
昔は10巻すべて持っていたように記憶しているのですが全てあげてしまって・・・・
昨日ブックオフに新品同様くらいの程度の良いのが4冊あったので買ってきました。
専門書を見ている側からすると内容はかなり絞られてしまっていますし、当然ながら古い局面だったりもするのですが、
大事な部分のエキスのみが詰まっているので、戦法の本質を知るには、わかりやすくてとても良い本だと思います。>kannjuさん
詰将棋作家が余詰めを探すのに必需品である柿木将棋Ⅸに解かせましたが、
答えが出ないのでたぶん詰まないのだと思います。
変化手順で簡単に詰みだと思っていたのが見落としてがあって実は詰んでいなかったということなんですかね。たまにはこの掲示板ではほとんど出てこないプロ公式戦の話
今日から羽生竜王のタイトル100期がかかった竜王の防衛戦
挑戦者は現在レーティング1位の広瀬八段
羽生竜王先手で角換り相腰掛け銀、そして相4八金2九飛型。
お互いが最先端の構えではあるんだけど・・・・・・新鮮味がない
そういえば先崎九段がアマチュアと遊びで平手で指してて角換り腰掛け銀で5八金としたら、
その手は悪手だと言われたとのこと。
(4八金2九飛型が流行りだというだけで、5八金も普通の手なんですけどね)ここに書くのも変な話ですが・・・・・・
フリー対局で、普通に1局が終わるネット対局が出来るとこってどこかにないかなあ。
今のところ点数のやりとりは自分にとっては邪魔なだけなのでフリーで指しているのですが、
5局続けて普通に終われることは稀ですからね。
将棋倶楽部24で指す以上割り切ってはいるのですが、結構うんざりもしてきていて・・・・どこかにないかなあ。
(特にこちらの手番なのに、考えてる最中に勝手に投了されることが多い)
「詰将棋の故郷」
「矢倉は将棋の純文学である」は故・米長邦雄永世棋聖の有名な言葉ですが、
「詰将棋の故郷」という言葉は今日始めて目にしました。詰将棋の故郷とは一体何なのか?
「はあ、そうですか」「なるほど」
その正体に、、二つの異なる感情が生まれました。もしこれを読んで正体を知っている人は書き込んでくれるもよし。
正体が出ない場合は明日にでも明かすかな。関係ないが故郷続きで・・・・・・
りんごの故郷は・・・・・北国の果て
赤毛のアンの故郷は・・・プリンスエドワード島
将棋駒の故郷は・・・・・天童(たぶん)「似て非なる局面」
先日何年かぶりで居飛車系の角換りを指しました。
将棋を趣味とし始めた頃はこの戦法が主力で、
角換り棒銀を好んで指したものです。
角換り棒銀といったら何といっても青野九段、
戦法本と実戦集で勉強したものです。して今回の戦いは相手の角換り棒銀を受ける側に。
これもよく指した将棋で▲1五歩△同歩▲同銀△同香▲同香に
△1六歩と足らすのも定型パターンでこちらを選択。
それを無視して攻めるわけにはいかないので▲1八歩と受けるのだが、
それより悪い手ながら▲1九香と受けながら攻めをみせる裏の手もあって、
定跡しか知らない人が見るとめんくらい、「知っている方が有利」も
時に指したものです。なのに何と相手は手抜きして攻めの手を選択されてびっくり。
私は「△1六歩を受けないのは流石にまずいでしょう」と
そこから攻める手を考えましたが、いくら考えても上手く行きません。
「あれ?これってどう攻めるんだっけ」と思いましたが上手く行かずギブアップ、
攻めは見送り受けの手を指すことになりました。実はこれ、似ているものの通常とは違う局面だったのです。
普段角交換振り飛車を指しているのですが、この時は何を思ったか居飛車に。
その結果一手損角換りになっていて、通常より相手が1手多く指していたのです。
だからいくら考えても攻めが上手く行かなかったのです。昔の将棋は角換りにしても居飛車振り飛車の対抗形の将棋にしても急戦だったので、
1箇所の違いが大違いとか、裏定跡が威力を発揮したりとか、
本に出てくる形が多く、勉強の成果がそのまま実戦に使えて、
細かい知識合戦で、どの局面も研ぎ澄まされていて、
指していて面白かったですね。でも現代の将棋は何でもありの将棋。
角交換振り飛車などは最初力戦振り飛車といわれてたくらいですからね。
雁木にしても出たばかり、角換りも4八金2九飛型でこれも以前にはない形、
横歩取りもそうだし相掛かりをそうで、歴史がほとんどない形ばかり。
これでは本で勉強しても知識でワナにかける展開には中々なりません。お互いがわかっていてその上で作戦を練ってのぞんだ昔。
両者ともわからないまま指している現代。
昔のドキドキ感を味わいたければ、ノーマル振り飛車には急戦みたいな
知識の戦型ですかね。そうだNHK講座は今月から半年間、ノーマル振り飛車対居飛車急戦ですから、
1箇所の違いが大違いの勉強が出来そうです。「ミレニアム戦法の思い出」
対振り飛車戦法にミレニアム囲い(他にもいくつか呼び名があるけど)があります。
ミレニアムという名前が付くくらいですから2000年頃に出てきた戦法ですが、
2000年といえば将棋倶楽部24が出来て1~2年の頃でこの戦法には思い出があります。ある日のこと、いつも通り将棋のホームページを色々散策していると、変な戦法に出くわしました。
対振り飛車の戦法でこれまでに見たことのない囲い。
戦法名は西田スペシャルで、独特な囲いから9筋を攻めていった印象が強いです。
当時はこの戦法を将棋倶楽部24でやっては対局相手の驚く様を喜んでいたものです。
(当時はチャットで普通に感想戦が行われていました)それから半年くらいしてからですかねプロ間でも流行出しまして・・・・・
ミレニアムという名前になっていました。「松尾流○○穴熊」
以前は簡単に穴熊に組ませてもらえる時代もありましたが現在は違います。
そんな中で出てきたのが松尾流居飛車穴熊で、現代の穴熊はこの囲いを目指すのがひとつの主流となっています。
というわけで私も好きで目指すのですが、先日高校生にこの松尾流穴熊をやられました。それが何と振り飛車での松尾流穴熊、
そんな囲いがあるのかと感想戦でたずねたら「松尾流穴熊」だという。
考えてみれば居飛車で出来るなら振り飛車でも出来るだろうという発想は当然だけど、
流石に高校生の将棋は時代の最先端を行ってるわ、おじさん達からは教えてもらえない。直接関係ないがちょっとひらめいた。
振り飛車でのミレニアムってどうかな?
一見すると使えそうもないが、工夫すれば案外面白いものが出てくるかも。「将棋上達法、自分より少し強い人と戦う」について
これは必ずと言って良いほど出てくる上達法ですから
そうなんだろうけど自分的には、ちょっとと言って見たい部分もあったりします。自分より少し強い人って、具体的にはどれくらい強い人のことを指しているのですかね。
じゃあ仮に1勝3敗くらいの相手だとして・・・・・
これくらいの力の差ですとほとんど棋力は変わらないと思うんですねよ、
変わらないといっても、そのほんの少しの差が大きくて1勝3敗という差になって表れてるわけですけど。具体的には知識、テクニックがほぼ同じで、読みの制度が少し違うくらいですかね。
これですと短期の目標とする相手には丁度良いし、将棋も充実した戦いが楽しめそうです。
しかしこれ位の棋力の差では相手からの技術、考え方などは習得できません(ほぼ自分と同じですから)対戦相手から習得しようと思ったら2ランクくらい上でないと「流石に違う」というものは見せてもらえないように思います。
(感想戦においても同じです)
ですから自分的には、勝負して自分の力を試すなら自分より少し強い相手ですが、
相手から教わるということなら2ランクは上の相手、自分よりかなり強い相手というのが良く、少し強いだけではどうなのかな?と思ったりしています。「偶数詰将棋」
詰将棋の手数は3手、5手のように奇数になるものだが・・・・・
1~2ヶ月前書店で、2手とかの偶数の詰将棋を見た、気がした。
それが気になって書店に行った際さがしたが、そのような本は見つからなかった。
ならばとネットで検索してみたが、そのようなものは出てこなかった。
確かに見たと思ったのだがあれは夢だったのか、それとも記憶違いだったのか・・・そんなことを考えながら何度目かの検索をしてたら、先ほどやっと見つかった。
それはどうやら将棋講座に出ていたもので、それをパラパラとめくった時に目にしたらしい。
(8~10月号に出てる)偶数の詰将棋は既に王手がかかっている局面から始まります。
通常7手詰めだったら既に初手が指されており、残りで6手詰めとなるのです。
この詰将棋を見た時に、正直これは良いなと思いました。
詰将棋としてどうなのかはわかりませんが、棋力向上を目指すには凄く良いです。詰将棋は、かたっぱしから王手を探し出して詰みに至るかどうかを検証するものではありません。
(必死は全ての詰みを検証するけど)
手筋を知った上でのひらめき、これが詰将棋を解くにあたっては大事ですし、実戦でも同じです。
とりわけ初手が大事で、初手の正解手がぱっと浮かべば効率よく解けます。偶数詰めにはその初手が既に指されています。
「この詰将棋はこの初手から詰ましにかかるんだよ」ということが書いてあるわけです。詰将棋を棋力向上のためのトレーニングとして取り入れてる人にとっては、
1~2分にらんだら初手を見る、それを繰り返すことで、短時間でなるべく多くの問題に接し、初手のつぼを会得する。
なんていうトレーニング方法もかなり有効的かと思います。>Benkei.Mさん
そうでしたか、ありがとうございます。
前回やめたのは、もういいかなと思ったからやめただけで、心のままにって感じですかね。
気がつけばまたかなり書いてますね。
これも心のままにですけど最初書いた時は1度だけのつもりでした。
それがここまでずるずると書き続けているわけですが、書いている割には内容が冴えないですね(汗)
どうせ書くなら、もう少し読み手の役に経つ内容のものをと、Benkei.Mさんの書き込みを読んで思いました。後手番ならということであるなら3手目に端歩を突いて相手の手を見るというのが無難だと思いますけど。
先手番での相振り飛車の指し方というだけなら三間飛車も中飛車もあります。
3手目66歩と止める形での相振り飛車ですと、向飛車が主力ですが四間飛車もあります。
囲いに関しては金無双は少なくなっているので、金無双にしないと困るということはあまりないんじゃないですかね。
美濃囲いや矢倉など目指す気さえあれば作れるのではないですかね。相振り飛車で向飛車にして悪いわけではないので飽きてもっとバリエーションをということなのか?
ならば三間飛車、中飛車がお薦め。
飽きたにしても三手目に▲6六歩としないと嫌な変化がありその手はゆずれないのか?
ならばその上でどのような相振り飛車の組上がりを理想としているのか?などなど、べんけーさんの諸事情、その上での思い描いている絵図によって理想とされる指し手は変わってきます。
先手番での相振り飛車での指し方というだけなら数多くのパターンがあるので、漠然としたことしか答えられないと思います。
その中から諸事情によって選ぶのなら、自身が書店に行って自身が選択するのがベストな答えが出るでしょうね。一昨日王座戦のテレビ解説に谷川九段が出ていまして、
一週間の出来事を語る中で研究会の話をしてくれました。その時の研究会は自宅で、谷川九段も入れて4人だと思いましたが
朝9時30分から5時頃までやったそうです。
そしてその時の持ち時間設定は15分、切れたら1手1分、これが3局とのことでした。考えてみたら15分、切れたら1手1分は将棋倶楽部24にもある設定。
感想戦もみっちりとは言ってましたが、流石にプロは違いますね。
将棋倶楽部24ですと、感想戦も含めて3局で午前中、早ければ11時頃には終わっていそうです。「レーティングと5割の勝率」パート2
レーティングは近い対戦ほど数値に反映されやすいです。
対して将棋倶楽部24での勝率はレーティング全体の勝率ですので、
対局数が増えるほどそのあとは変動しにくくなっていきます。
ですので勝率は身近な100局とか200局とかを対象に見た方が良いです。
それで勝率5割が理想です。
ただし多くの人は全部の勝率でも5割2分から4割8分くらいの間に収まっていると思うので、
自然に実力に近いRとして出ているんだと思いますけどね。ちなみに現在はほぼフリー対局でレーティングはやっていませんが勝率は5割2分台です。
ほとんど挑戦を受けての対局だったので若干自分よりRの低い人との対局が多く、その分勝率は少しだけ高く出ています。「レーティングと5割の勝率」
レーティングには幅が出るものですが、
それでも5割の勝率を意識して対戦相手を選ぶのが
Rとしては一番自分の実力にあった数値が出やすいと思います。
具体的にはR差が±12点以内の人と戦う。
これですと点数の取引はお互いに±16ですからハンデがありません。もっとも実際にはこんなに厳密にやる必要はありません。
上に挑戦、下からも受けて、それで結果的に勝率5割ならRはほぼ実力と捉えて良いと思います。「自分のレーティングは挑戦する相手のレーティングに近づく」
まず前段階として振れ幅の平均を取ってR900の人がいたとします。
この場合、R1000の時もあればR800の時もあるというのが一般的だと思います。
ここにはR200の差があるわけですが、同じ人ということで、この二人が戦えば五分と五分ということが考えられます。これをベースにR200差というものを、実力的にはほとんど変わらず五分と五分と捉えるとどういうことが起きるか?
R800の人が常にR1000の人を対象に戦い、勝率5割で行くと、どんどん近づき最後にはR1000になります。
逆にR1000の人が常にR800の人と戦い、勝率5割で行くと、どんどん近づき最後にはR800になります。ではR1000の人が常にR800の人と戦いR1000を維持するのはどれくらいの勝率が必要なのか?
±8と±24ですから3勝1敗をキープしなければいけません。
これは事実上無理ですからRはどんどん下がります。
逆にR800の人は1勝3敗でキープですから、かなり手を抜いても落ちないですし、普通に指せばどんどん上がっていきます。通常はなんでもないレーティングの特徴ですが、将棋倶楽部24のように自分で対戦相手を選べると、
中には対戦相手に偏りがあり、自分の実力のレーティングというよりも、
対戦相手のレーティングに引き寄せられているだけのレーティングになってしまっている人も中にはいそうです。答えのみを考えるなら他は関係ないが、創作にしろ、実戦をベースにしてのものにしろ、目をそむけたくなる図になっているのは確かですね。
特に先手がひどい。
後手は王手の仕方が下手くらいですが、先手は持駒を増やすだけで使う意図がなかったように見受けられる。
持駒は必要な分あれば良いのだが、もっとためて、もっとためてという感じ。
終盤は駒の損得より速度なのに、王様を取りに行かないで、駒だけ貯め込んでどうするんだと思う。そう思わせる図ではあります。
▲3八玉と▲2八玉の2択ですが、△3九角成りなら▲2七玉でどちらも同じ局面になり詰まない。
となると、どちらか片方を違う手順で詰ませなければいけないのだが・・・・・>ペンギンさん
心得に関してはどれもごもっともだと思います。
ネット将棋ですと、特に思うのは「慢心」「相手に対する気遣い」「独りよがり」というキーワードです。
故意反則の多いこと・・・・・
リアル将棋では現れませんから、いかにひどい行為なのかは誰も知っているのですけどね。
このキーワード以外の何ものでもありません。
2拓ですけど、どちらも大丈夫に見えて難しいですね。
この問題が超易しいと感じるのはどれくらいの棋力からなのですかね。
追い掛け回せば王手が結構続きますからね(10手は続く)
それらを頭の中で追い続けて詰まないことを確認するには、結構な棋力が必要なように思いますけど。14212の詰め手順
▲7二飛成 △同 銀 ▲7一銀 △9二玉 ▲9一金 △同 玉
▲8二銀打 △同 角 ▲同銀成 △同 玉 ▲7一角 △9二玉
▲9一金 △同 玉 ▲8二金 まで15手詰作成時は気付きませんでしたが、よくみたら初手▲7二飛不成でも同一手順で詰みでした(すみません)
気を取り直して解説を少し・・・・居飛車振り飛車の対抗形からの美濃崩しが基礎となっていますが、8四に銀がいることと、9一に香車がないことが通常とは異なります。
初手は金を打つか飛車を捨てるかの2拓です。
この問題の一番のポイントは5手目の▲9一金、
後手玉は狭い空間に閉じ込められていますが、ここで通いなれた道と手拍子で▲8二金としてしまうと、
△同角の瞬間、上部脱出への扉が開き、▲同銀成に△同玉としてくれれば良いですが、△9三玉と上部に逃げられてしまいます。
そこで上部に脱出を阻止するべく事前に下段に落とす▲9一金が良い手になります。そして△同玉に対しての▲8二銀打、ここは金でも銀でも良さそうですが、金を2枚残しておかないと詰まないので銀を打ちます。
そしてもう一度玉を下段に落とすテクニックを使ってフィニッシュです。>s789456123さん
そうですね下段に落とすのが唯一のポイントです。
5手目、9三に角がいて上部をふさいでいるので、深く考えずに▲8二金としてしまう人も結構いるかもしれません。「詰将棋」のようなもの
去年の大晦日、実戦で面白い詰み筋を見つけたので、これで何とか詰将棋が出来ないものかと創作しました。
金銀をただ打って行けば詰むわけで、詰将棋というよりも詰み将棋に近いですが、気を抜くと詰まなかったりします。
実戦では頭の中でどんなに駒を動かしても構いませんが、実際に動かせるのは一度のみです。
そんな意味では本番一発用ですかね、一発で仕留めるか?それとも逃がしてしまうのか?金銀を打つだけであり、あまりにも能がないので講釈を並べてみました。
あと飛車1枚金1枚使えれば、飛角金銀全て使えたのに残念2017年12月31日

14195の詰手順
△9七銀▲同桂△8九銀▲同玉△7七桂ナラズ▲同金△8八金
上から迫る順を考えましたが中々詰まず、そんな時ふとこの手順が浮かびました。
△8九銀が逃げ道封鎖からの逆モーションといったところでしょうか、以下は桂馬を使っての基本的な詰め手筋です。
「本日の将棋」より
先後逆
序盤から力戦模様の将棋で、途中からお互い囲い合うもこちらの玉は見ての通り。
▲4三と金と、金を取られながら寄られ詰めろ。
手番をにぎってさて相手玉は詰むのか詰まないのか?
事前にわかっていれば大したものですがわかる棋力もなく、1分将棋の中あれやこれや考えました。
そして何とか詰みを発見、即詰みに討ち取ることが出来ました。

もっと簡単な方法がありました。
棋譜一覧より棋譜を選択→マウスを右クリックし「棋譜修正」を選択→レーティングを書き込んでOK
いつも棋戦名や戦型を変更してるのにRは空欄なのですっかり存在を忘れてました。
今日また棋泉を試していたら、レーティングの反映のさせ方がわかりました。
①まずは棋譜の取り込み、ここまでは同じです(既に棋譜がある場合はそれを選択)
②「棋譜入力」メニューより「棋譜修正」を選択肢し、R欄に点数を書き込み「OK」
③「投了」を選択し、はい、「棋譜をほぞんしますか?」を選択し、はい
これでレーティング情報の入力が出来、レーティング範囲を指定しての検索が可能になるはずです。
「24万局集」「最強の棋譜データベース」の解説を見ましたが残念ながら方法は載っていませんでした。
両方ともレーティングの範囲内での検索が出来るので、何かが施されているのは確かです。
試しにクリップボードに棋譜を取り込んで覗いてみましたが特に変わったところはなく、
ほかのグループに貼り付けましたが、そちらではレーティング検索にかかりませんでした。
ですので棋譜を取り込むだけでは駄目で、一部を変更したとしても駄目のような気がします。
仕掛けはもっと他のところに施されているような気がします。2人と書いたつもりが3人になってました(汗)
kannjuさん
3人と戦ったことがあるとは凄いですね。
全国でも強豪中の強豪で、私からすると本の中の伝説の人達、はるか雲の上の人達です。私が戦ったことがある強豪は県アマ名人経験者3人(その時県名人だったかは定かでない)
2人は大会で、1人は練習将棋だったと思います(3つともふっとばされました)昔は初段だったら段持ちということでかなり強かったらしいですね。
(昔というのがいつ頃を指すのか知りませんが)昭和40年代の終わりか50年代の始め頃だと思うのですが、
東京で、四段の人に7割くらいの勝率で指していた人が大阪で指したそうです。
そうしたら見物していた人から
「えらい強いな、ひょっとしたら1級くらいで指すわ」といわれたそうです。四段と1級では全く違いますがカラクリは簡単で、
大阪では道場での段級認定システムというのは取り入れてなく自分がどれくらいかはわからない、
そんな中で全国強豪が四段ぐらいのイメージだったのでしょう。
そこから推測して1級くらいという位置付けになったのだと思います。このあと東京から来た人は1級だといわれた人と指すことになります。
「無理かも知れないがこれで指そう」といわれ飛車を落とされ完敗。
無理だといったので、あなたの実力では勝てないだろうという意味だったのです。
そして次の相手と飛車落ちで負け、また次の相手と飛車落ちで負け、
真剣の手合いなら「飛香落ち、飛香落ち、二枚落ち」の三番勝負というランク付けになりました。ちなみに1級と言ったのは鬼加賀と恐れられた加賀敬治
2番目に戦ったのは近代将棋に裏番付西の横綱として載っていた三崎巌
最後に戦ったのはこちらも横綱の太田学
そして東京から来た四段は闇太郎こと「放浪の真剣師」の著者 宮崎国夫
(心の中では「さん」または「氏」付けです)「将棋の公式」(加藤治朗) 1967年
加藤治朗先生といえば「将棋は歩から」上中下巻が名著となりますが、
この本も凄いです、現在でも画期的、それが作られたのは上の年ですから。
復刻版ながら手に入れての感想です。(まえがきからの抜粋)
ある数学の教科書に「将棋や碁は純然たる数学である、
ただし複雑にして難解な数学である」と定義されてあった。
となると我々プロ棋士は勝負師というより、むしろ一種の数学者であるといえる。
数学に公式があるように、将棋にもこれと同じ公式があるはずである。
いや、事実存在している。
実はプロ棋士が強いのは、この公式を数多く知り、これらを時に応じて活用し、
組み合わせる術に長けているからである。
(この後もためになることが書かれているがカット)こんな発想から生まれ
1年間NHKで初心者コーナーをやった時のテキストが元になっている。公式は「大型公式」「中型公式」「小型公式」に分けられている。
大型公式・・・・将棋の根幹をなす
中型公式・・・・形勢判断など
小型公式・・・・駒の部分的な手筋など長くなったので冒頭の六枚落ちの説明のみ書きます。
六枚落ちが教えるのは数の公式
数の攻めで端をやぶるわけで、数の公式は将棋全体に通じる大型公式です。
端を破られた上手が常套手段として使うのが、かわしの公式です。
ちなみに端を破る時に行われる、成香、竜、と金作りなどは中型公式となっています。
また定跡中、上手の銀が1手早くかわして紛れを求める指し方がありますが、
このかわしの公式も中型公式です。
またこの本では手順中作られる、と金のおそろしさにも触れられており、
「世にもおそろしいと金の作り方、攻め方を、あらゆる公式の基礎となる”数の公式”とともに
六枚落ちの定跡は教えている」
というふうに結ばれ、四枚落ちへと続いています。伊藤果八段と杉本七段とのテレビでのやりとりは29連勝に向ってあと数局あるいは連勝が終わってすぐ後くらい、いずれにしても世の中が藤井フィーバーに沸いていた時でした。
杉本七段が、奨励会時代は禁止していたが、四段に昇段したことだしもう良いだろうということで解禁したという言葉を受けての助言でした。詰将棋とは関係ないですが、古くは芹沢九段、そして先崎九段、屋敷九段などは若くして良い成績を残していたので、
自分を天才だと思い努力を怠ったのでその後に繋がったようなことを自身でも言ってます。
確かに若くして天才だったことはその通りでしょうが、天才であっても大事な時に努力を怠れば沈みますし、
後で気付いて研鑽を積んでもそこは中々むずかしいです。藤井七段の詰将棋は作る方でも有名ですし名人にもなれそうです。
ですから谷川九段としても自分に続いて献上図式を作ってもらいたいという思いは大いにあるでしょう。
ただし谷川九段はトップのレベルを離れてからかなり経ってから月下推敲を発表しました。
谷川九段も詰将棋を作ることが好きなのは有名ですが(月下推敲を作るくらいですから超好きなのは当然ですが)
月下推敲以前に出した詰将棋の本は平成20年に出した光速の詰将棋だけだと思います。
谷川九段は若い頃から沢山の本を出しており、その中でも一番出したかったのが詰将棋の本だと思います。
ですが40歳を越えるまでは出さなかった、それはかなりのセーブを心がけた結果だと思います。いずれは献上図式のような後世に残る詰将棋を発表してもらいたいにしても、
若いうちはセーブして、将棋の方に専念してほしいというのが実際の気持ちだと思いますけどね(あくまで推測ですが)反対的意見になってしまいますが(私の意見ではありません)
藤井七段の詰将棋関係で、プロ棋士兼詰将棋作家では第一人者の伊藤果八段がテレビに呼ばれたと思うのですが、
同じく呼ばれていた藤井七段の師匠である杉本七段との詰将棋談義で伊藤八段は
「いますぐ詰将棋作りを禁止し、その後はそのつど理由をつけてとにかく詰将棋を作らせないことが大切だ」と師匠にアドバイスしていました。中学生プロ棋士はいずれも棋界を代表するプロ棋士になっています。
高校生プロ棋士とは雲泥の差が出来ており、そこのわずか数年がいかに大きな違いになっているかがわかります。
それくらいこの年齢の1年というものの価値は大きく、後になって悔やんでも遅いです。
A級までのぼった棋士でも、もう3年早く将棋と本格的に出会えていたらと嘆く人は多く、
そこがA級でもただのA級とタイトルをいくつも取れるA級の違いだといったりします。詰将棋もお手軽なものを作るタイプなら良いのでしょうが、本当に作るのが好きな人にとっては魔の世界です。
その魅力に取り付かれたら当然本業に影響を及ぼします。
藤井七段は既に輝かしい実績を持ち、将来は四人の中学生プロ棋士と同等の活躍をすることは間違いないでしょうが、
同じくらいで終わってしまうのか、それともその四人とも別格な存在となるのか。
それはここ数年の頑張り次第で将来が違ってくるのだと思います。藤井七段は将棋界の宝です、だから伊藤果八段は詰将棋作りの悪魔の魅力を心配して、作らせないように師匠にアドバイスしたのだと思います。
「先手、戦法選択と勝率」
何気なく手に取ったのが昨年12月号の「将棋世界」
そしてめくった先には、羽生永世七冠が誕生した竜王戦第1局の記事がありました。
局面を浮かべながら観戦記を読んでいくと、何故先手になった羽生さんが相掛かりを選択したかが書かれていました。
「まだわからないところがたくさんあるので選んでみました」いかにも羽生さんらしい答えだと思いますが、同時に不思議さも感じました。
続いて観戦記には「実は最近この形が流行している」という現在の将棋事情が書かれています。
矢倉は後手の急戦がうるさい、角換りは雁木への対応が面倒という背景から消去法での相掛かりです。どんな戦型になったとしても先手が有利で、ゆえに後手番は戦法選択になやむ。
これが一般的な捉え方だと思いますが、先手番の方が戦法選択に苦しんで、消去法で結論が出てない戦法を選ぶ。
なのに勝率は先手番の方が高い。これはいったいどんなカラクリになっているのだろう
随分昔によく投稿していたトピックですが、久しぶりに書き込んでみました。
(「将棋便利ツール」というトピック)陽が当たる期間は限られていると思いますが、面白そうなのがあったら是非試してみて下さい。
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