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>オーストラリアコアラさん
これ、先手不利じゃないかな。△4四角だけでなく△3五角・△6七角・△8八角、どれも厳しい。浮き駒と隙が多く、壁銀で王手がかかりやすい。銀得でも先手持って自信が無い。どうにもこうにも収拾がつかない。▲2七銀と居直るぐらいですか。飛車に紐をつけつつ、壁銀を解消して玉の逃走経路を作って、好きにしてくれと居直るんですかね。問題はもっと前にあった筈です。こういう局面になってから考えても仕方がない。棋譜番号6640426ですね。序盤は振り飛車らしい指し回しで上々の滑り出しだと思います。▲2四歩を受けて△2二飛、▲3五歩を受けて△3二飛。先手に勘違いがあったものか44手目では後手角得で大優勢です。しかし△5八銀(44)は良くない。この後も10回以上王手をかけたけど結局取り逃がしてしまった。王手をかけすぎです。それに対して相手の王手は▲7二同金(109)の一手だけ。先手はたった1回しか王手をかけてないのに、勝ってしまった。それが詰みだったからです。これが将棋です。王手をいくらかけても詰まさないと勝ちにはなりません。角得になろうと飛車得になろうと、そう簡単に詰むものではないのです。44手目は攻めるなら△6七角、守るなら△3四飛が良いでしょう。△6七角は▲7九金なら△5八歩成▲同金△同角成▲同玉△7九角成の狙い。これは二枚替えで△8九馬、△4六歩、△5七金、△6七銀といった複数の狙いが残っているので必勝でしょう。△3四飛は銀に当てながら飛車角桂の自由度を増やして戦力を増強する狙いです。▲4四成銀、▲2二歩、▲2四飛といった嫌味を消す意味もあります。△5八金(50)も悪い。ここでは△4六歩▲同歩△4七角か△6七角です。王手をかけた手がことごとく悪手。一番の悪手は△3五飛(76)かな。ここは△2七銀が一撃必殺の必至。▲4八銀が最強の頑張りだが、△4九金▲同玉△5八角成▲3九玉△4八馬以下の詰みです。この詰みが読めなくても単に△5八角成でも勝ちでしょう。飛車を逃げる意味は無かったのです。
>オーストラリアコアラさん
2014/04/24 at 15:24 の局面は後手必勝に見えますけど。▲4六歩には当然△9九角成で、次の△9八歩成が詰めろになるが、先手に適当な受けが見当たらない。▲7七銀か▲7九金で脱出ルートを開拓するぐらいでしょうけど、どちらでも△9八歩成で良いでしょう。馬さえ殺されなければ後手が勝てると思います。△2六香▲同飛△4四角の楽しみは残っていますし、▲4一飛には△3一銀で後続が無い。>オーストラリアコアラさん、 >佐村河内さん
そう、永瀬六段は『永瀬流 負けない将棋』が振り飛車党卒業記念ですよと言わんばかりに、それ以前とそれ以降で戦法が変わっています。ただ棋風が変わったかどうかはなんとも言えません。相居飛車では受け切って勝つという勝ち方はほとんどできませんが、受け将棋であることには変わりがないような気もする。まあ注目株である事には間違い有りませんから、並べてみてください。永瀬六段が振り飛車党というのは昔の話で、今は居飛車党に転向しています。
【マンスリー将棋】永瀬六段が16年入会組 牽引 – MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140113/shg14011313000000-n1.htm
柿木将棋盤 78338 永瀬拓矢 vs 羽生善治 2013-12-20 棋王戦挑戦者決定敗者復活戦
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=78338
奨励会時代はノーマル三間飛車で、4段昇段後は石田流、ゴキゲン中飛車、角交換振り飛車、去年辺りから、相矢倉・角換わり・横歩取りって感じです。転向というより、将来を見据えて意識的に将棋の幅を広げようとしているのでしょう。前回、初手▲5六歩に対して、後手が振り飛車で対抗した場合は居飛車穴熊風に変化する指し方があると紹介しましたが、この先手の指し方は東大流左穴熊と呼ばれているようです。東大流左穴熊は、後手でも応用が利いて、石田流対策としても有力なようです。
つまり▲7六歩△3四歩▲7五歩△5四歩▲6六歩△5二飛▲7八飛・・・といった手順。柿木将棋盤 78484 戸辺誠 vs 屋敷伸之 2014-01-31 第62期王座戦二次予選
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=78484まだプロの実戦例が少なくて結論は出ていないと思うのですが、こんな指し方で「後手指せる」のであれば、石田流が絶滅危惧種になりかねないと考えています。あるいは△5四歩に対して5手目の▲6六歩が疑問なのか。▲6六歩と指してしまうと後手は難なく穴熊に組めそうで、先手が変化するには5手目しかなさそうな気がします。
先手中飛車の主旨からは逸れますが、中飛車党の石田流対策という意味で紹介させてもらいました。
初手▲5六歩は後手が居飛車党と分かっているなら有力だと思います。△8四歩には▲7六歩で、▲7六歩△8四歩▲5六歩に合流しますし、△3四歩には▲5八飛で難なく中飛車にできます。先手中飛車には、ゴキゲン中飛車と違って、超急戦・超速といった有力な対抗手段が無効な分、居飛車は対抗手段が難しい意味がある。ただし後手は居飛車にするとは限らない。後手が相振り飛車を志向すると▲5六歩~▲5八飛の2手がマイナスになる可能性があります。だからプロ棋戦では後手が居飛車党の場合だけ▲5六歩が指されている傾向があります。それを逆手にとって初手▲5六歩の時は振り飛車にする居飛車党もいます。
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=79078それでは初手▲5六歩は後手に振り飛車にされたら全然駄目なのかというと、そうでもなくて後手が振り飛車にしたのを見てから、先手は居飛車穴熊風に変化するのが最近現れた有力な指し方です。
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=78592いずれにしても先手中飛車は、ゴキゲン中飛車の定跡が全く通用しない未開の荒野に双方とも突入する感じで定跡化が進んでいません。経験と研究がものをいう世界なのでしょう。
棋譜番号6389009ですね。終盤はお互いに詰みを逃していますね。93手目からは▲9一銀成以下の3手詰めです。86手目からは、△6五金▲同玉△6四金▲6六玉△8四角▲7五合△同角▲同歩△同金▲5七玉△5九竜▲5八合△4八銀までの13手詰めです。
△3二飛(44)までは、まずまず上手く棒銀を受けていて、先手から早い攻めが無くなっている形です。△6二角(46)・△4五歩(48)は指し手に困って指したような手ですが問題でした。△4五歩は逆に指し手に困っている先手にチャンスを与えてしまった。こういう時こそが高美濃に組み替えるチャンスだったのです。46手目から、△6四歩▲8八玉△6三金▲9六歩△7四歩▲6八金右△8四歩といった要領。慌てることはない。着々と陣形を良くして、相手から動いて貰った方が振り飛車は楽なのです。本譜は▲6六角(51)と(48)を逆用されて、忙しくなってしまいました。△3三桂(54)は角成を受けて自然に見えるけど悪手です。ここは△3五飛と飛車を捌くところ。△3五飛▲2二角成△2五飛▲1七桂△2九飛成となれば断然後手優勢。2二の馬より2九の竜の方が価値が高いからです。△3五飛に▲3六銀なら一旦△3二飛で△3七歩を楽しみにして後手十分です。△6五桂(80)では△6四角が詰めろ飛車取りです。まあ、ハラハラ・ドキドキの終盤戦でしたが勝って良かったです。棋譜番号6198628ですね。▲3七角(57)が残念な手。ここでは▲7八銀が次の▲6八角を見た絶好の手でした。後手は分かっていても▲6八角を防ぐことができません。▲7八銀とできるのは▲5六馬の強力な利きがあるからです。この局面は、先手から早い攻めがありません。逆に後手からは△8九飛成、△9九竜という安全確実な攻めがあります。だから攻め合いでは絶対に勝てません。そういう事に気づけば▲7八銀は発見できたのではないかと思います。ここからはダメに成ってます。二人がかりで先手玉を寄せているような手順になってる。△7九飛(54)を見たら、「しめた!チャンスだ!鴨がネギしょってやってきた」という発想が求められる。相手が指した手を無駄手にする、逆用する、利用する。それが将棋というものなのです。
二週間でも三週間でもいくらでも待ちますから、気楽に気長に続けましょう。
答えを暗記することに意味があるとは思いません。実戦では考慮時間が30秒しかありませんから、それが前提になる訳です。まず局面を見た時に詰みの有無を瞬時に感覚的に判断できるようになることが最重要のテーマだと私は考えています。実戦では誰も詰みがあるともないとも教えてくれない。それが実戦と詰将棋の大きな違いです。実戦だと詰みがある局面の何手も前から、詰み形、彼我の持ち駒を考慮して、指し進めなければならない。そういう応用の為の基礎力となるのが詰将棋だと思う。詰将棋を取り組むことで詰み形、詰め手筋を習得し、読みの力を養う。実戦だと自玉との兼ね合いですから、自玉に詰みがあるかないかも読まなければなりません。自玉に詰みがないなら、相手玉に必至をかければ勝ちです。だから解ける解けないは別にして、とにかく多くの問題に取り組み、考えても答えが分からないなら、さっさと答えを見る。自分がどの手に気付かなかったか、分かればそれで良いのです。そうして忘れた頃に、また同じ問題に取り組んでみる。前回解けなかった問題が、解ければ良し。解けなければ、また同じ事を繰り返す。そんな風に私は考えていますが。
6027829ですね。先手の戦法は、「浮き飛車目くらまし戦法」といいます。
http://www.shogi-chess.net/senpouzukan/tactics062.htm
奇襲の一種ですが、平凡に応じるとやられてしまうでしょう。
▲2六歩△3四歩▲2五歩▲3三角に▲2六飛が「浮き飛車目くらまし戦法」の眼目の一手。これには△2に飛と向かい飛車に転じて、▲3六飛△2四歩▲3四飛△2五歩で後手有利です。本譜は「浮き飛車目くらまし戦法」の狙いに嵌らなかったのは良かったけれど、右玉に拘り過ぎだと思います。△7二玉(64)は目を疑う手。わざわざ相手の角筋に入るとは!△3九角で断然後手優勢でしょう。△2八角成と△8四角成の2つを受ける手は先手にない。△4四角でも後手必勝でしょうね。▲5五歩を取ってしまえば、△5四歩で後手は怖いところが無くなる。76手目は△3九角成で、まだ後手有利でした。先手のお荷物だった右銀が角と交換になって一挙に形勢接近です。△3三銀(82)は一歩も渡したくないという意味でしょうが、ここに銀を投入しては後手不利。△3三金で良いです。▲2二角には△1二飛。△7五同歩(88)では、△5五銀▲7四歩△6五桂で良いでしょう。なんにせよ6級昇級おめでとうございます。2014/03/26 at 21:10の棋譜ですが、本局は序盤がポイント。▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩まではよくあるオープニングです。5手目の▲7五歩は見たことがない手。「居飛車にしようと思ったが、石田流に方針変更」という意味です。これに対して△6二銀(6)はつまらない手です。ここは断固向かい飛車にして▲2六歩を咎めないといけません。石田流に対して向かい飛車は有力です。本局は先手が▲2六歩と不要不急の一手を指している訳ですから、なおさら後手有望でした。▲7六歩△3四歩▲7五歩△4四歩▲7八飛△4二銀▲4八玉△4三銀▲3八玉△3三角▲2八玉△2二飛といった手順です。この手順を見ても先手は石田流にすると▲2六歩がお手伝いのような変な手であることが分かるでしょう。△6二銀(6)は堅実ですけど、堅実すぎて▲2六歩を咎めることにはなりません。後手は居飛車にすると△4四歩と角道を止めた手が消極的でマイナスになりやすい。後手居飛車で後手だけが角道を止めると、先手に自由自在の好き勝手な駒組を許してしまうことになるのです。本局は先手に石田流の理想形を組まれた上に、銀冠まで許してしまっては先手の作戦勝ちです。といった辺りが私の序盤感覚です。
2014/03/26 at 21:09の棋譜ですが、▲3六金(27)のような手は滅多なことではうまくいかない。△4四歩(26)は▲2五金に△4三金の準備の意味があります。金は銀と違って、うかつに前に出て行くと元の位置に戻って来られない。この一手で、先手は中央がめっきり手薄くなった感があります。(27)では△4四歩と突かせたことに満足して▲3六歩ぐらいじゃないでしょうか。ところでroy311さんは先手番でしょうか、それとも後手番でしょうか。それが分からないとコメントしにくい意味があります。△4五歩(58)の後の59手目の局面を考えてみたのですが、△7五歩、△6六歩、△6七金、△2四角と後手ばかり指したい手が見えます。左銀に四手もかけたのに不安定な狙われやすい駒になっているということです。
#がつくユーザは、モバイル会員ですかね。詳しくは知らないけど。
では右四間対策をやりますか。
▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲6八飛△6二銀▲4八玉△6四歩▲3八玉△6三銀▲4八銀△5四銀▲5六歩△6二飛▲5七銀△6五歩▲5八金右△6六歩▲同銀△6五歩▲5七銀△8八角成▲同銀△6六角▲6七歩。これで先手が受けきった形です。ポイントは△6五歩と突かれても▲同歩と応じないこと。6五の地点は後手の勢力圏なので▲6五同歩は△同銀とされて銀を進出させるお手伝いになってしまうからです。二度目の△6五歩には▲5七銀と元の位置に引くしかありません。角交換は避けられませんが、△8八角成に▲同銀と応じるのが▲8八角▲7九銀型の骨子です。角交換をしても後手は△6六歩とはできません。6六の地点は先手の勢力圏なので▲同銀で何も起きない。△6六歩と突かれたら、すぐ取り返せる形で受けるのが第二のポイントです。だから△6六角にも▲同銀としてはいけない。ここは相手にせずに▲6七歩と受けます。△5七角成は▲同金ですし、△8八角成は▲同飛でしっかり受け止めることができます。△6六角のところで△2二角でも▲6七歩と受けておきます。
ところが、まだ問題はある。後手が△8四歩を省略した時と、振り飛車が後手番の場合は、▲5八金右の一手が入らないので、△6六角に▲6七歩とはできません。その場合は▲6七歩ではなく▲4八角と角には角で受けます。
以上のように居玉で仕掛けても振り飛車陣を崩すことはできないので、居飛車は△6五歩の開戦を保留し、玉の囲いに手をかけるかも知れません。その場合は、▲7八金~▲6九飛~▲6八銀上~▲6七銀と雁木に組み替えるながら、さらに6筋を補強することになります。棋譜番号5836766ですね。▲4五銀(29)~▲6五歩(33)は有り得ない自爆テロ。将棋はここで終わりです。
▲4五歩は孤立無援の伸びすぎの歩。4六の地点に△4六桂や△4六香が生じてしまった。▲6五歩は無条件一歩損で相手の飛車先を伸ばし、自分の飛車を圧迫させる自殺手。例えばいうなら、▲2六歩△2四歩▲2五歩△同歩▲同飛で終了という将棋と同じ手です。右四間飛車vs四間飛車は、開戦の権利は居飛車に有ります。四間側は待機するだけで、自分から仕掛ける権利はありません。29手目からは、▲3六歩~▲4七銀上~▲3七桂~▲4八金と待機するところでしょう。ただし正しく攻められたら攻め潰されると思います。つまり29手目は既に作戦負けなのです。
翻って▲7八銀(7)が時期尚早。▲4八玉で良いのです。▲3八玉まで指せれば、▲6五歩の開戦が成立します。なぜなら△4五角が成立しないからです。というのは対右四間には、▲8八角・▲7九銀のセットが最強の構えだからです。△8五歩とされたら▲7七角とするしか有りませんが、△8五歩とすると△8五桂が無くなる。▲7七角は、居飛車の飛車先交換を阻む為に仕方なく指す手であって、振り飛車にとって嬉しい手でもなんでもない。▲7七角は△8五桂でも△6五桂でも当たってしまう。だから、できることなら指したくない手です。▲7八銀と指すと角が浮いているので▲6五歩の開戦が利かなくなってしまう。▲7七角と指した後はすぐ▲7八銀としなければならない。それは△7七角成を▲同銀と応じる為であり、弱い角頭をケアする準備の為でもあります。しかし相手が△8五歩としないなら▲7七角も▲7八銀も不要なのです。
例えば7手目から▲4八玉△4二玉▲3八玉△3二玉▲2八玉△3三角▲3八銀△2二玉と後手が一目散に穴熊に組もうとしたとします。しかし、そこで▲6五歩が成立します。後手は次の▲6四歩を受ける形が無いので、先手有利です。こうなる前に後手は△5四歩か△6四歩が必要だったのです。△5四歩とされたら右四間は無くなるので、それなら▲7八銀は有効な一手になります。では△6四歩にはどうするか。それは稿を改めて論じたい。>飛車交換後、▲2六桂後の変化が分かりません。
▲3四桂を後手がどう受けるのか、私には分かりません。>飛車交換をすると、先手陣に、△8八飛と打たれて、困りませんか?
23手目から、▲8八飛△5二金▲7五歩△6四銀▲7六銀△4二角▲6五歩△5五銀▲7八金△3三角▲6七金△1二香▲8六歩△同歩▲同飛△同飛▲同角△8八飛を想定局面としましょう。▲8七歩△8九飛成▲8二飛△4二金右▲8一飛成で次の▲2六桂が後手は受けにくいので、先手指しやすいと思う。▲8七歩のところで▲8二飛は△8九飛成とされて次の△9四桂があるので、▲8七歩と受けて結局同じ形になります。仮に▲9六歩△9四歩と九筋を突き合っている形なら▲8二飛で良いでしょう。△1二香のところでは△4二金右と離れ駒を無くしておくところかも知れません。それなら▲9六歩と様子を見るのが良いでしょう。△1二香なら▲9七桂としてから、▲8五銀~▲7六銀として8筋の歩をずんずん伸ばせば先手楽勝になります。▲9六歩に△9四歩なら▲9七桂△9三桂▲5六歩△4四銀▲4六歩として次に▲4五歩を狙います。>また、▲7二歩の垂れ歩には、△7三桂とされると、困りませんか?
23手目から、▲8八飛△5二金▲7五歩△6四銀▲7六銀△4二角▲6五歩△5五銀▲7八金△3三角▲6七金△1二香▲8六歩△同歩▲同飛△8四歩▲7四歩△同歩▲7二歩△7三桂の変化ですね。▲7一歩成△8五歩▲8七飛△7五歩▲同銀△6五桂▲9五角で先手有利です。
いずれにせよ後手は△1二香の瞬間が一番不安定なので、先手としてはその瞬間に仕掛けたい訳です。>「他には▲6五歩という手もある。~ここから先手は▲8八飛~▲7八金と向かい飛車に転じる。」の局面後ですが、▲8六歩△同歩▲同角△8五歩打▲7七角の後、▲8五銀には△7五角で困る気がするのですが、どう指せば良いものでしょうか?
△4二角が▲7五歩を睨んでいる場合は左金を6六まで進出させるか、▲8四歩と打つ必要があります。前者は7五の守りに1枚足す方法で、後者は△7五角の余裕を与えない方法です。▲8四歩に後手が一手パスなら▲8五飛で断然先手優勢ですから、△同飛と取るよりない。そこで▲8五銀と出れば飛車に当りますから△7五角の余裕はありません。例えば、▲8四歩△同飛▲8五銀△8二飛▲8四銀と進出できれば好調です。そもそもは▲7六銀型に対して△8五歩は突っ張りすぎで、△8四歩と控えておくところだった訳です。>△5二金として来られていたら
例えば、23手目から、▲8八飛△5二金▲7五歩△6四銀▲7六銀△4二角▲6五歩△5五銀▲7八金△3三角▲6七金とします。このように▲6五歩が王手になる形では▲7五歩が成立します。この後は、▲8六歩△同歩▲同飛と飛車交換を挑むのが筋です。つまり△6一金が△5二金となったことで後手陣は反って飛車の打ち込みに弱くなっている訳です。飛車交換は嫌だと△8四歩と謝るなら▲7四歩△同歩▲7二歩が「垂れ歩」の手筋。
これも△5二金型だから成立する攻めです。△6一金型には利きません。実戦は生き物ですから、ちょっとした形の違いを捉えて攻め筋を組み立てる必要があります。実戦は棋書に書いてあるようにはなりません。だから応用力こそが実力なのです。したがって多くの棋書を読んで、いろんな攻め筋を習得する必要がある訳です。>最初の変化に、「▲8八飛△1二香~▲6五歩となれば先手が面白い。」と書かれておられますが、悲しいことに、何故、先手が面白いのか分かりませんでした。
要するに、穴熊が完成する前に戦いを起こせれば、振り飛車は面白くなるのです。▲6五歩の後、△4四銀と角交換を拒否するなら、▲6四歩で先手断然優勢です。だから角交換を拒否するなら△4四歩でしょうが、▲5六銀~▲6六角~▲7七桂と理想形を目指して先手が優勢になります。角交換は拒否できないと△7七角成としてくれたら有り難い。手順に▲同桂として、▲6三角、▲8四歩~▲6六角または▲7五角、▲6四歩△同銀▲6三角、▲8五飛など様々な狙いが生じて後手は収拾不能となります。この時、先手陣はしっかりした形で隙が無いのに対して後手陣は隙だらけだから先手が優勢になるのは当然なのです。▲6五歩に△同歩でも▲3三角成~▲8四歩で断然優勢になります。結局、後手がどう応じたところで先手が優勢になるので、前回「~となれば先手が面白い」と表現したのです。
棋譜番号5752423ですね。23手目が作戦の岐路。▲5六銀(23)では▲8八飛と向かい飛車に転じるのが有力。△5三銀が浮いていて△8五歩を逆用して▲8六歩から仕掛けようという狙いだ。▲5六銀は△3二金を働かせてしまいそうで面白くない。▲8八飛△1二香▲7八金△1一玉▲8六歩△同歩▲同角△6四歩▲7七角△8五歩▲6五歩となれば先手が面白い。他には▲6五歩という手もある。▲6五歩△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛なら▲7五角があるから8筋は破られない。▲6五歩に△4四銀なら▲7五歩△4二角▲7六銀。ここから先手は▲8八飛~▲7八金と向かい飛車に転じる。これは▲7六銀が加わっているので前述の順より強力な布陣だ。いずれにせよ△8五歩(6)が早いので、先手は向かい飛車も考えておく必要がある。
本譜に戻って、▲3七桂(29)は危険な手。1.端が弱くなる。2.3七の地点を封鎖して邪魔駒になる。3.桂頭に弱点ができる。はなはだ弊害が多い手なのだ。ここでは▲5九角と角を右に展開したい。7七の地点は決して角の安住の地ではない。居飛車の角筋が6六から逸れたらすぐ引きたいくらいなのだ。△7四歩や△6四角なら▲3七角で良い。本譜は43手目の局面で桂頭にも角頭にも不安を抱えて大変な局面だ。▲6七銀(43)は角頭をケアした手だが、今度は桂頭が留守なので受けになってない。ここは▲7八飛として▲3三角成△同銀▲7五飛を見せて脅かすところ。△7六歩▲8八角△8六歩▲7六飛△8七歩成▲3三角成△同銀▲7五飛で良い。△5三角と一旦角を逃げるなら、そこで▲4七金と桂頭をケアすれば良い。△8六歩▲同歩△同角には▲8八飛△8五歩▲6六角でぴったり受かる。この手筋は△6四角が王手になる場合は成立しないが、▲3七桂が働いて王手にならないのがミソ。3三銀が質駒になっているから、▲7八飛という手が利くのだ。また▲7八飛は△7五歩(38)を逆用しようという意味もある。居飛車穴熊は難敵に違いないが、決して勝てない相手ではない。棋譜番号5657225ですね。▲8一飛(37)のところでは、▲6九飛打で決まってました。「王手をかけずに詰めろをかけろ」。これが詰めろ角取りで、後手はどうしようもなかった。▲6二飛成の詰み形が見えれば、発見できた手だったと思います。後手は△8四歩と△9四歩が2手パスなので、△6五歩(22)の仕掛けは無理筋だったということ。▲7九金でも角が死んで優勢でした。△5四桂ぐらいですが、▲6二飛成△同玉▲7九金で金得です。
▲6一銀(43)は悪手。無意味な王手で重い。ここは▲6三歩△同金▲5五桂が寄せの形。
△5四桂(46)~△5六馬(48)が好手順で先手玉も危なくなりました。▲6五飛(47)は一手の価値が無かった。手抜きで▲6二歩成なら▲5六歩が活きていて、寄せの速度が全然違ったのです。「終盤は飛車は逃げずに取らせて手を稼げ」。▲6五飛(47)~▲6九飛(49)は無意味な2手パスで、先手玉も危なくなってしまいました。▲4六金(69)は「王手をかけずに詰めろをかけろ」の好手でぎりぎり勝ちが残っていました。もっとも▲4五銀△同馬▲同金△同玉▲4六金△5四玉▲5五金打△6三玉▲6一竜△6二合▲7二角までの詰みが読めていたとは思えないし、△6七角打が「詰めろ逃れの詰めろ」になるので大変な将棋でした。▲6七金(67)が勝着。いくらでも王手がある局面で、王手を我慢して詰めろをかけたのが正解です。「王手をかけずに詰めろをかけろ」。何度も繰り返しますが、それが勝つコツなんです。でも△6六金と受けられたら、詰ませることはできたかな。
▲5六歩△同金▲同金△同玉▲5七金△6五玉▲6六金打以下の詰みです。▲4八銀型は通常の美濃囲いより中央に近い分、最後の詰みに働きやすいのです。本局は短手数ですが、濃密で面白い将棋です。棋譜番号5537395ですか。25手目で先手が早々と投了されたんですね。金が死んで戦意喪失したのでしょうけど、▲2四金で先手有利だと思います。▲2四金△同角▲2五歩△3三角▲2四歩までは一本道ですが、ここで後手はどう受けるのでしょうか。金得でも歩切れなので、と金作りが受かりません。△3二金▲2三歩成△同金▲同飛成△2二歩▲2八竜で、2筋は納まりますが、先手に竜を作られて、▲2四金も残っていて後手不利は歴然です。△3二金では△4五歩▲6六歩△4四角▲2三歩成もありますが、ここで2六に打つ歩が無いので、▲2二歩から2枚目のと金を作られて後手不利です。
結論から言えば、△2四歩(22)は悪手です。ここは一旦は△2二飛と2筋を補強して、力を貯めるところ。それでも先手は金を逃がすことができない。▲3六歩と伸ばして▲3五歩の脱出を図るぐらいですが、そこで△2四歩でぴったり間に合います。△2二歩▲3六歩△2四歩▲同金△同飛▲2五歩△2二飛▲2四歩△3二金で、▲2三歩成は△同金で受かります。ここでも2四の歩はいつでも取れますから、慌てて取り返す必要は全く無い。
初形で盤面には歩が九枚ありますが、2三の歩が一番重要な歩です。仮に2三の歩が無いと仮定してください。▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲2四歩で先手必勝です。これが「歩の無い筋の歩を伸ばせ」という格言の意味。2筋は先手は最強の飛車が利いていて、後手は頭が丸い角が目標になっている形なので2三の歩は、金よりも価値が高い駒になっているんです。今回はここまでです。海王星の公転周期は、なんと165年にもなります。人の一生よりはるかに長い年月ですから、人類が長い間、海王星を惑星だと知らなかったのは当然の話です。そういう天体の事を考えると、人間はなんと慌ただしく日々の事に追われているのだろうかと考えることがあります。
coffeecupさんへ。「信じてもらう」とは、どういう意味なのでしょうか。全てのH.N.に言えることですが、誰の国籍・性別・年齢も誰にも分かりません。自称で宣言しても、それが正しい証拠など、どこにも存在しない。ネットの掲示板は、所詮そういう世界であることを理解しなければなりません。人それぞれ多様な考えがあります。日本人には常識であっても外国人にはそうでないかも知れません。日本語で投稿しても日本人だという証拠にはなりません。人それぞれ、多用な考えを持つことを受け入れ、その事実を知らなければなりません。他人と自分の考えが違う。それは地球人類70億?人もいるのですから、ごく当然のことではないでしょうか。自分の考えをかけば、他人だって自分の考えを書きたく成る。それは自然な欲求でもありましょう。自分に投稿の権限があるなら、他人にだって投稿の権限はある。自分だけが特権階級である訳ではないのです。といったことが私の考えですが、当然ながら他の人には、また違う考えがあるのでしょう。それぞれの投稿をどう解釈するか、それは個々の閲覧者さんの判断に任される。それも当然ではないでしょうか。
どちらがダウンしたかは関係ない。どちらが「初代再開努力者」になったかどうか。それだけが全てです。
「24初勝利」のトピックに投稿しましたが、▲7六歩△3四歩からは▲5八金右とすれば一応矢倉に組めます。矢倉党の田中寅彦九段がよく指しています。ただし先手として得な指し方とは思えませんが。▲4八銀は後手から引き角で飛先歩交換を狙われると受からないので、4手目に△8四歩とされてはっきり損です。なんにせよ相居飛車戦は定跡が固まっていて、序盤ではほとんど定跡を外すと、すぐ不利になることが多いです。ご参考まで。
初勝利おめでとうございます。確かに初段まではまだ距離がありそうですが、何にせよ記念すべき一歩なのは間違いない。▲7六歩△3四歩のオープニングで矢倉にするなら3手目は、▲5八金右の方が良いです。▲7六歩△3四歩▲5八金右△8四歩▲6六歩△8五歩▲7七角△5四歩▲6七金△3二銀▲6八角△3一角▲8八銀△6二銀▲7七銀で一応矢倉には組めます。△6二銀のところで、すぐ△8六歩▲同歩△同角▲同角△同飛なら▲5三角と打ち込んで先手やれます。この変化では▲7六歩を▲6七金が守り、▲8八銀を▲2八飛が守っていますから先手陣には隙が無い。▲4八銀(3)は飛車の横利きを止めるので、後手から引き角で飛先歩交換を狙われて、拙いのです。
以上は矢倉党なら、必須知識といえるでしょう。いずれにせよ、掲示板を上手に活用して上達に活かしていただきたい。棋譜番号5412502ですね。
△1四歩(20)は緩手です。振り飛車にとって玉の反対側の端歩は価値が低い。後手番なので、ここは△7二銀と締まらないと急戦で潰されます。△1四歩と突く時は、1.持久戦の時、2.他に指したい手が無い時、3.▲1五角か▲1五銀とされたら困る時の3つだけだと覚えてください。この局面では、どれにも該当しませんから手抜きで良いのです。▲1五歩とされても腹は立ちませんし、居飛車が端に2手もかけてくれたら有り難い。▲1六歩には△1五角を防ぐ意味がありますが、後手には、それに見合う価値が無いのです。
△5二金左(24)は時期尚早です。居飛車は▲6八銀(23)と急戦の態度を明らかにしてきました。ここは△4三銀の方が価値が高い。▲4五歩早仕掛けに備えて△3二金の余地を残しておいた方が得なのです。▲5七銀とされて△5二金左とすると手順が違うだけで同じ形になりますが、△1二香と待って▲3七桂なら△3二金、▲3七銀なら△5二金左とできます。▲4六歩には△3二銀と戻って、▲4五歩の仕掛けには△同歩と取れます。▲6八金上と態度を明らかにしないで、さらに待たれると後手は悩ましいが、それなら△1三香とさらに待ちます。
後手の利点は、先手の態度を見てから方針を立てることができること。その利点を最大限に追及するのが後手番の勝利の戦略なのです。
△3二飛(28)は悪手。先手はまだ3筋を攻めるか4筋を攻めるか方針が確定していないので、△5四歩と待つぐらい。△1二香でも良いが、△5四歩の方が△5二金左を活かしていると思う。
△4五同歩(32)は壊滅的悪手。将棋はここで終わりです。ここでは△4二飛の一手。バカバカしいようでも戦いの筋に飛車を戻すのは四間飛車の基本です。以下は▲4四歩△同銀▲4五歩△5三銀▲3三角成△同桂▲2四歩△4五桂となれば後手有利です。だから先手はすぐ4筋を保留して、▲4八銀△6四歩▲3七桂△6三金と組み立てなおすことになるでしょう。このように銀は出たり引いたり自由自在なので▲3七銀の時点では棒銀と判断してはいけないのです。今回はここまで。棋譜番号5412214ですね。△4五歩(76)辺りから、ただ駒を動かしているだけみたいな手が続いています。
△4五歩は桂を取って当然の一手と思われるかも知れないが実はそうじゃない。慌てなくても桂は逃げられないので、いつでも取れるんです。後手としては一番良いタイミングで桂を取りたい。桂を取っても、▲8六桂がべらぼうに厳しいので、桂を使うことができない。先手の方は▲8八角と▲1九香の二枚しか浮き駒が無いのに、後手の方は六枚も浮き駒があります。これでは強い戦いはできない。特に気になるのは7四の銀が浮いていること。本格的な戦いにする前に後手は7四の傷をどうカバーするかが最大の課題だったのです。△4五歩は▲同歩と取り返されて、▲4六銀~▲4七玉とどんどん先手の駒を進軍させたお手伝いになってしまったんです。4五の桂馬をそのままにしておけば▲4五歩とも▲4六銀とも▲4七玉ともできません。頭が支えているから前に出てこれない。唯一前進できる駒は5六の歩だけです。だから△4五歩では△5四歩とでも突いておきたい。△5四歩は1.▲5三桂成と歩を食いちぎられる手を防ぐ。2.▲5五歩の位取りを防ぐ。3.△4二角の利きを広げる。こういう漠然とした中盤は複数の意味を持つ手が良いのです。△5四歩に▲5五歩△同歩▲5四歩と来たら、そこで△4五歩と桂を取れば良い。ただし、△5四歩▲5五歩△同歩▲5四歩△4五歩▲同歩△4三金▲4六銀△5四金▲5六歩△同歩▲同金となったら桂得にも関わらず後手が苦しい。こういう風に飛車角が参加しない金銀だけの接近戦になると美濃囲いの低さが全く活きないからです。△5四歩では△6三金の方が良いかも知れません。1.△7四銀と△6四歩を支える。2.▲7四桂・▲6四桂の傷を消す。3.△4二角が動いた後、飛車の自由度を増やす。この後は、△2四角~△4二飛としてから△4五歩と桂を取り切る構想。今回はここまで。プロでも指す手だけど、▲6六歩(5)は疑問です。▲2六歩(3)は「なんでも来い!」という手なのに△8四歩(4)を見て、「いや、横歩取りだけは勘弁して」という流れは方針分裂です。(5)は矢倉か、銀冠振り飛車にするしか無いのだけど、いかにも先手気合負け。以下の手順で矢倉には組めそうですが、先手が勝ったのを見たことがない不思議な戦型です。
柿木将棋盤 77804 脇謙二 vs 八代弥 2013-08-13 第85期棋聖戦一次予選6手目からは△8五歩▲7七角と決めて、後手は引き角による飛先歩交換を目指すのが一般的ですが、本譜の△7二銀(6)は面白い手です。見たことがない手ですが、後手超急戦棒銀と見せかけて、銀冠振り飛車にするのが真の狙いだったのでしょうか。▲2五歩~▲7七角~▲8八銀は後手超急戦棒銀を警戒した手順かも知れないが、裏をかいて△2二飛(12)で後手が一本取った格好。▲6五歩(15)は強気の反発だけど、伸びすぎの感は否めない。
居玉で仕掛けたのはやり過ぎで、△6二玉と入城目指して後手十分だったでしょう。本譜は▲2三歩(25)が指し過ぎで後手がはっきり優勢です。△2六歩(30)は一遍に潰そうとしたんでしょうけど、一歩得を主張して局面を納めても良かったと思います。▲1五角(37)では、▲4七角と受けておけば後手の攻めが成立していたか微妙だったと思いますが、最後には皮肉にも手数をかけた▲7七銀▲7八金が単なる邪魔駒になってしまった。先手はそれが敗因。やはりこの戦型は先手が勝てないようにできているんですかね。棋譜番号5379017ですかね。▲7九銀(97)では、▲7二角△9三玉▲8五桂以下、詰みがありました。だから△4五金(92)は負ければ敗着。△5五歩▲同角△4五金▲5七玉△5五金なら勝ちだったでしょう。戻って▲7八金(77)が敗着に近い一手で、ここは▲7九金だったら寄せが続かなかったように思えます。
遡って△4四歩(4)から右玉にしたのはどうだったか。先手が角道オープンで後手だけ角道を止めて相居飛車にすると、少し後手が苦しいような気がします。先手の矢倉模様に対して、後手の急戦が有力なぐらいだから、少し構想に無理があったような。そういう理由で振り飛車が開発されたんじゃないですかね。
44手目から△6五歩▲5七銀△5五歩▲同角△5三金▲5六銀△5一飛▲7七角△6四金でどうでしたかね。それなら▲5五歩(43)を逆用している感じ。でも勢いがある時は、「無理が通れば道理引っ込む」みたいな勝ちになる時もあります。まあ勢いだけに頼らず頑張っていただきたいけど。棋譜番号5322513ですね。相振りの場合は玉側の端歩を受けるのは得になりません。得になるのは金無双の時だけ。金無双は2八の右銀を1七~2六と活用する含みがあります。しかし本譜は美濃囲いですから、その順はありません。特に本譜は、後手の右銀が2二にいますから△1三銀~△2四銀~△1五歩と仕掛けられたら、あっという間に1筋は破られてしまいます。▲1七歩のままだったら、後手はさらに△2五銀・△1五歩の2手を加えないと、仕掛けることはできません。つまり▲1六歩(35)は、後手の攻めを3手早めてしまう、とんでもないお手伝いだったということです。(35)では逆に▲9六歩の方が良い。相振り飛車は縦の将棋、攻め合いの将棋です。相手に争点を与えず、逆に争点を作りたい。将棋は一手づつしか指せない。だからこそ、相手の攻めを助けてはいけない。▲1六歩は二人がかりで先手玉を攻めるような手です。
説明が前後するけど▲5六歩(29)も悪手です。左銀が6八にいるなら▲5六歩は「有り」です。▲5七銀とできれば、好形になる。しかし本局は右銀が3八、左銀が7八ですから、そうはできない。▲5五歩と伸ばしても4三の金が待ち構えていますから意味がありません。▲7八銀(7)が▲6八銀だったら▲5七銀として、4六の地点を守ることができます。それでは▲7八銀とした意味は何だったのか。後手は2手目に早くも四間飛車にした。ではどうやって4筋を守るつもりだったのか。ではどうやって左銀を活用するつもりだったのか。(29)では▲6六歩なら、▲6七銀~▲5六銀と腰掛銀に組めます。▲7八銀と▲5六歩の組み合わせでは意味がありません。本譜は結果的に一手かけて、わざわざ王手飛車のリスクを生じさせただけだった。盤上の歩は時に邪魔になるけど、相手の大駒の利きを遮断する働きもあります。歩は一番弱い駒だけど、一番枚数が多い。一にも二にも将棋は歩の使い方が命です。5338650ですね。対向かい飛車でも右玉は「有り」だと思う。▲1六歩(7)は時期尚早の感。ここでは▲5六歩で良いと思う。それでも△2二飛なら▲3六歩が急戦を匂わせながら、右玉の含み。そもそも▲2六歩で保留しているのに△3三角~△2二飛としてくれるなら有り難い。先手は難なく右玉に組めそうだ。
▲5三桂成(63)は緩手。▲4四角ぐらいか。ただ後手の方は急ぎすぎで反って先手に勝負手を与えてしまった感もある。△5六歩(74)では△2五歩か△7五歩ぐらいでしょう。(74)は▲6七歩が生じて逆に後手が忙しくなって、お手伝いになったような。本局は、双方とも好手か悪手か微妙な手が多い感じ。△7七金(78)が当然の一手のようで、実は悪手だった。△7七桂成▲同銀△同銀不成なら、先手が苦しかった。▲5七桂((77)は疑問で▲4八金が正着だったと思うのだけど、結果的に勝着になってしまったような。なんとも、この将棋は不思議です。敗勢というほど形勢が悪かった訳でも無いのかな。緩手といったけど、5三の成桂が目一杯働いたのが勝因でもある。清水さんは居飛車党だけど、矢倉は指さないです。後手を持って先手が矢倉模様の時は右四間にします。相掛かりか、角換わりか、横歩取りのどれか。女流棋士は振り飛車党が多くて、居飛車党同士の対戦は少ない。さて、どうなりますか、注目です。
km2001さん、返信が遅いなんてことは全く有りません。2,3日後でも全然OKですよ。半月や1ヶ月後に▲5七角だとどうなりますか?と聞かれても、答えられないとは思うけど。のんびり、まったり、それぞれのペースで投稿すれば良いじゃないですか?
さて△2四角に▲5七角ですか。これは私もうっかりしました。▲5七角はしぶとい好手です。そうされたら容易じゃなさそう。△5七角成▲4二飛成△同金▲5七金△3九飛▲6八飛△4八歩▲4七銀△2九飛成で後手有利だけど、△4八歩が見えるかどうか。とするとやはり△4六同歩(32)は相当悪い手だったんですね。ここでは△6五歩の他に△2四角も有力で、▲4五歩△6八角成▲同金上△3九角という攻め筋もありました。このように先手の飛車は角に狙われやすく、3八の銀は邪魔なだけなのに対して後手の飛車は隙が無く、飛車角の打ち込みを消しているので、飛車交換は後手が損です。5四の銀と7三の桂が攻めに参加していない変化なので、そう簡単に後手が良くなる道理も無いってことです。本譜の△4六同歩(32)は先手の飛車角を捌かせるお手伝いになってることを理解してください。棋譜番号5237176ですね。結果は惨敗だけど、居飛車穴熊に対して積極的に将棋を作っていこうという姿勢は大いに評価できると思います。△4六歩(32)では△6五歩と突きたい。4六の地点は先手が2、後手が1で先手優勢ですが、4五の地点は先手が1、後手が2ですから後手優勢です。だから▲4六歩(31)は取る必要が無い歩だったのです。△6五歩▲4五歩△6六歩▲7七金△6五桂▲7八金引△6七歩成▲同金△6六歩と進めば後手優勢です。△6五歩に▲同歩なら△同銀で先手は6筋を納めようがない。手抜きも▲同歩も駄目なら▲7七角か▲5七角しかない。▲7七角なら△4六歩でも△8五桂でも良いでしょう。▲5七角には△6六歩▲同金△6五桂で後手優勢です。
kurukuruさんが2014/02/27 at 21:26に「Rで500くらいまでは対穴熊には、四間飛車が平美濃の6五歩、5六銀型で4五歩とつくだけで、四間飛車が攻めつぶしてしまうイメージがあります。」と投稿されたのは、おそらくこうした攻め筋だった筈です。6筋で戦いにしてしまえば、先手陣は3八の銀、6九の金が働かないのでひとたまりもありません。△3二金(34)は急所の局面で一手パス。ここは確かに△2四角で良かったでしょう。▲2四同角は△4八飛成で角と銀が当たっているから先手はどうしようもない。△2四角▲4七銀△4六角▲同銀△4七歩▲同飛△3八角▲4八飛△2九角成で後手優勢です。△4五銀(36)でも△6五歩でしたね。今回は実らなかったけど、居飛車穴熊が完成する前に戦いを起こせば、四間飛車にも十分勝機は有ったんです。いろいろ質問を受けたようですが、申し訳ないがどれにも答えられない。どう答えても、理解されると思えないので、答える意義を見いだせない。どう答えたところで、誤解されてミスリードしてしまいそうです。居飛車穴熊についてだけは、私の考えを少し説明しておきましょう。近年、居飛車穴熊に四間飛車は全く勝てない。四間飛車は、美濃囲い・高美濃・銀冠・穴熊・藤井システムといろいろ工夫していますが、どうしても居飛車穴熊に勝てない。だから四間飛車党は、ほとんど居飛車党に鞍替えするか、角交換振り飛車に転向しています。角交換振り飛車に対しては居飛車穴熊には組みにくいから。つまり四間飛車は居飛車穴熊に組まれたらお仕舞ってことです。高美濃がどうの銀冠がどうのというのは、昔の話で今はそういう考え方自体が意味が無いってことです。そもそも何のための四間飛車なのか。駒を動かしているだけで幸せというなら、好きなように指せば良い。美濃囲いでも高美濃でも銀冠でも何でも良い。好きなように駒組を進めれば良い。どう組んだところで居飛車穴熊には勝てないのだから、何でも好きにしてくださいってことです。
5228812ですね。 ▲7七桂(37)はピンと来ない手です。9七の地点が弱くなるし桂頭に傷ができます。▲7七角が自然だと思う。△2二玉なら▲8六角△同角▲同歩△8五歩▲同歩△同飛▲6一角といった含みです。この局面は角の働きで差がついているので先手としては角を交換したい訳です。△8五歩とされたら、そうはならないけど相手に間違える選択肢を与えるのが勝負術ってことです。▲7六歩(41)では▲7六銀△6六角▲6九飛と戦ってみたい。△3五歩(46)は指し過ぎで形勢は先手に傾いたけど、△9五歩▲同歩△8六歩▲同歩△9六歩▲同香△8六飛と攻められていたら先手参ってます。遡って▲6六歩(19)は疑問です。この形は居角の筋を通したまま▲4六歩~▲4七銀~▲3六歩~▲3七桂の形を急ぎ、▲4五歩の仕掛けを見せたい。そうしないと角が使いにくい。「矢倉右玉」で検索して研究してみてください。
棋譜番号5206961ですね。「王手をかけずに詰めろをかけろ」結果的に▲2四桂(87)が勝因になった訳です。王手は初心者でもうっかりすることは有りませんが、つめろは有段者でもうっかりすることがあります。だから実戦的にも詰めろの方が勝ちやすい。苦戦の場合でも、詰めろで一発逆転勝利も少なくない。してみると△2五歩(84)は2四の空間を作ってしまった危険な手だった訳です。将棋はこういう風に相手が指した手を逆用した方が勝つ。だから▲同歩なんて相手をせずに85手目に▲2四桂とした方が良かった。▲8二歩(59)は結果的に王手竜取りを防ぐ働きをしました。勝つ時はこんなものです。さて、最初からやりますか。
▲5八金左(21)は甘い手だと思う。後手は△1二香(20)と穴熊を見せたのだから、ここは▲6五歩としたい。振り飛車はどうやっても穴熊より玉が堅くなりませんから、玉に手をかける意味がないんです。だから振り飛車は穴熊が完成する前に戦いを起こしたい。△4四歩と角交換を拒否するなら▲6四歩と突けます。△7七角成▲同銀△8四飛なら▲6六角が王手飛車。単に△8四飛なら▲3三角成△同桂▲7七銀。大駒が交換になった時は、高美濃や銀冠にしないで金銀が低い方が、打ち込みの隙が少ない。km2001さんは、やたら高美濃→銀冠に組みたがるが▲4七金が働いたことは、ほとんど無い。本当は居飛車は▲6五歩を警戒して△5四歩~△5三銀の形を急がねばなりません。振り飛車としては、相手が必要な手を指さなかったら、それを咎める姿勢が必要です。
▲8八角(39)は悪手です。ここは▲7五同歩で良かった。後手は棒銀ではない。右銀が6二です。
42手目に△7七歩とされていたら終わってました。▲同飛△6六角で、どうしようもない。だから高美濃に組む意味は全然無い。早く高美濃病を直して欲しい。心から願います。△3五飛(42)が急ぎすぎ。一回は△3一角と逃げておく所。慌てずに楽しみを取っておけば、慌てるのは相手の方だ。▲2二銀と打つぐらいだが、そこで△3五飛で良い。銀を打たせた分だけでも得になっている。
△2七銀成(44)も酷い。先手は只でも▲2七銀と引きたい形なのに、急所の銀をプレゼントしてはいけない。ここは△3七歩が急所の一手だ。逃げたら銀が只だし、同桂も駄目なので▲3五銀△3八歩成▲2六銀だろう。このと金は先手玉が居玉なので無茶苦茶価値が高い。将棋は歩を使って攻めないと勝てないのだ。そこで角を逃げても楽勝だろう。▲2六銀では▲2二歩成かも知れない。それなら銀を取っておけば良い。玉の堅さが段違いだし、と金の価値は38の方が高い。さらに銀得。
△3九飛(48)では落ち着いて△3三角と逃げておけば、まだ駒得なので後手有利だ。先手玉を寄せるには、まだ手駒不足なので△4五歩~△6五歩と盤上の駒を活用するのが筋だ。4筋~6筋は先手玉に近い筋なので、この歩を伸ばすのが肝要。そうして歩で先手陣を崩せば、いよいよ手駒の飛車角が炸裂するであろう。
美濃囲いは堅陣だから、慌てなくても十分攻めは間に合う筈なのだ。>△4一金型から、△3二金型に換えることは考えてもよいでしょうか?
含みとしては「あり」です。ただし△3二金型は5三の地点が弱いので美濃囲いには適しません。その場合は美濃囲いより△6二銀型が良い。△3二金型で美濃囲いにするなら四間飛車でなく中飛車の方が良い。飛車で5三の地点を守れるからです。△3二金型は、角交換に強いメリットはあるけど△3二飛とできないので棒銀には弱くなります。将棋は何にせよ、万能戦法は無い。相手の方針を見定めてから対応を変える必要があることに変わりはない。
「四間飛車がわかる本」についてはコメントする準備はありません。「四間飛車がわかる本」に限らず、いかなる定跡本についても私はコメントできません。
棋譜番号5167318ですね。△5二金左(20)は良くない。一手の価値が無い。一段金の△4一金は周囲5箇所に利きが有り、隙がない形です。ところが△5二金左とすると一つ利きが増えるけど、弱点が2箇所増えるので得になってないんです。5(0)→6(-2)ですから、一段金をわざわざ二段金にする意味が無い。ここは△7二銀が圧倒的に価値が高い。一段銀は3箇所の利きがあるけど2箇所の弱点が有ります。二段銀は2箇所の利きが増えて1箇所の弱点も増えます。3(-2)→5(-3)ですから、一段銀を二段銀にする意味はあります。△8二玉(20)としたからには次は△7二銀でないとおかしい。そうでないと△8二玉は△6一金を浮き駒にしただけの中途半端な手になってします。△8二玉と△7二銀は2手1組みたいな手で、△7二銀とする為に△8二玉としたのでないならば、いったい何の為に△8二玉としたのか。こういう事を考えるのが手の意味を考えるということなんです。▲3七銀(9)と棒銀の含みを見せられたから△4一金型で保留しておきたい意味もあります。いずれ△3二飛とした時に△4一金は飛車に紐をつけながら、△3二飛の弱点である4一を守っている意味もある。居飛車に棒銀で来られると銀交換になる確率が高いので▲4一銀の隙を作っては拙い。また△4一金は将来▲3八飛とされた時に▲3二飛成、▲3一飛成を防いでいる意味もあります。さらに飛車交換になった時に飛車を打ち込まれる隙を消してもいます。このように△4一金は対棒銀で強みを発揮します。ところが▲3七桂型に対しては△5二金左の方が強い。▲3七桂型は飛車交換になりにくく、▲3二飛成ともしにくい。▲4五桂に備えて5三の地点を守った方が価値が高い。これが居飛車の方針を見定めて、手を変えるということです。今回はここまで。
「飛先歩交換三つの損」
1.手番が相手に渡る損。
2.相手が一歩手持ちにできる損。
3.飛車が目標にされてしまう損。>ご回答中の最後の▲7三歩成△同銀▲6三馬のところが分からなかったです。失礼ですが、説明不足なのではないかと思います。△同銀とすると、後手の玉が取られるように思います。
△6二銀▲6四馬△8七歩成▲8二馬△8八と と進んだ本譜の局面です。▲7二飛(59)でなくて、▲8一馬が良いと指摘したのです。▲8一馬の次に△8九となら、▲7三歩成△同銀▲6三馬が厳しいと前回回答しました。
ただし△8九とでなくて△8七飛の場合は、馬が取られるので▲7三歩成は利きません。その時は▲8に飛と飛車銀取りに切り返します。といったことが前回投稿の内容です。
>△6二銀▲6四馬△8七歩成▲8二馬△8八と▲7二飛打△5二金▲8一馬△5一銀▲6四歩△5三金左▲7三歩成△6四金▲7一馬△4二銀下▲4四馬△3三角打▲同馬△同桂
その手順じゃ冴えない。△6二銀▲同馬▲8六飛△8二歩▲6四歩と攻めるのだ。△6二銀に▲6四馬では甘い。駒損でも次の▲8六飛がたまらなく味が良い。歩を補充して歩切れを解消しながら、桂取りに飛車を捌くのが大きい。▲8六飛に△6五飛なら▲8二飛成と王手で竜を作って△4二金引と受けさせてから▲6六歩で良い。涙の辛抱で、△8二歩はやむを得ないだろう。そこでじっと▲6四歩と「歩の無い筋の歩を伸ばせ」。△同飛なら▲8二飛成と成りこんでから、▲6六歩で良い。以下、△6八角▲8五飛△9三桂▲8四飛となれば次の▲6三歩成と▲7三歩成を2つとも受ける手は後手にはない。変化を挙げればキリがないが、一方の飛車が成り込めて、もう一方の飛車は自陣で苛められるというのは少々の駒損を補えるくらい大きな差なのだと知ってもらいたい。
△6二銀▲6四馬△8七歩成▲8二馬△8八と でもまだ優勢だけど▲7二飛打はない。単調な攻めは単調に受けられて後が続かない。▲8一馬と桂を取りながら△8七飛に▲8二飛を用意するところだ。それで▲7三歩成△同銀▲6三馬が厳しい狙いとして残る。
棋譜番号5117415ですね。▲8七歩(41)は「無い手」です。お互いの飛車と飛車が向き合って間の駒が一枚だけの局面は、間の駒の方が危ない。すなわち、ここは先手絶好のチャンス。それを▲8七歩と角を追ったばかりに△4二角と手順に逃げられて、今度は逆に先手の▲8七歩が間の駒になってしまったんです。(41)では▲7五歩か▲6五歩かどちらかでしょう。▲7五歩に△同歩は今度こそ▲8七歩で角が死んでいます。△7五同歩は自ら角の退路を断っている訳です。△7五同角は▲8二飛成△同銀▲7二飛で先手断然優勢です。結局後手は歩でも角でも▲7五歩を取ることができません。したがって▲7五歩には△8五歩と角を支えつつ歩で遮断するしかないのですが、そこで▲6五歩。以下△7五角▲同角△同歩▲8三歩△同飛▲7二角△8二飛▲6三角成△8六歩▲7四歩で先手優勢です。▲7五歩のところ▲6五歩としても△8五歩▲7五歩と進んで、以下同じ手順に合流します。このように貴重な一歩は後手の着手を見てから▲8三歩、▲8七歩、(場合によっては▲8四歩)と使いたい歩なんです。だから後手は△8六歩(38)▲同歩△同角は実は危険だったのです。振り飛車はぺたぺたと謝ってばかりでは駄目で、機敏にチャンスを掴んで捌かないと惨めにおしつぶされてしまいます。△8七歩▲同飛△6八角成を心配したのかも知れませんが、それなら▲8二飛成△同銀▲8八飛で先手優勢です。
棋譜番号5085683ですね。42手目の△5二金が痛恨の一撃で、一手で駄目にしてしまっています。△4一飛だったら、先手に後続手はありません。46手目は△3二銀としておけば飛車を殺せますから優勢でした。だから45手目の▲3一飛も急ぎすぎの悪手。居飛車vs四間飛車は、いつでも端角がありますから、常に警戒を怠ってはいけない。
taka-hiro.sさん、心得ております。
>「ぼく」が今伸び悩んでいてどうすればよいか皆さんに意見をもらおうと思ったのがきっかけです
やはり、そういうことでしたか。それじゃ一般論を論じても意味ありません。24で初段ともなれば、もう一般的な上達法だけではなかなか上に行けるものではない。自分の強み・弱みを徹底的に分析し、強みを生かし、弱みを補うしかない。どういう戦法、どういう戦い方で悪手が出て、負けパターンに陥るのかってことです。kurukuruさんの云うとおりです。壁の正体が分からなければ、どうしようもありません。kant-horiさんに限らず、みんなそうして悩んでいるんですから。
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