mekuriya

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  • 以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4152

    mekuriya
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    7.郷田真隆 vs 米長邦雄 1994-12-04 日本シリーズですね。
    △8一飛(30)米長流急戦矢倉は警戒されていると見て右玉に転身か。
    △4五歩(42)米長さんはこういう手が好きだけど右玉では動きすぎの感。△1四歩と待ちたい感じ。
    ▲2九飛(49)これは△3七銀▲2九飛△4六銀成▲同角△4五銀を先受けしたのでしょう。
    △1四歩(50)これは▲1五桂を消しつつ△1三角を用意した手ですが、ここで突くなら(42)で突きたかった。
    △8六歩(54)これも動きすぎじゃないかなあ。
    ▲8四銀(65)こういう手が利いてしまうのが△5二金型右玉の弱点。7三の地点が弱いです。
    そもそも△4一飛(38)以下の構想が問題だったのでは。本局は典型的な右玉の負けパターンだと思います。こうなっちゃうとさすがの米長さんも泥沼流を出せない。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4147

    mekuriya
    参加者

    6.西村一義 vs 北浜健介 1996-07-16 順位戦ですね。

    △6四歩(30)はどうだったか。▲6五歩の位取りを嫌ったのだと思うけど、私なら△8五歩と伸ばして8六~9五~7三の角の転換を見たい。でも▲7七角で角交換は後手自信が無いか。とすると△4四歩(14)の辺りかな。▲4六歩(13)と先手は怪しげな気配だから、△8五歩として▲7七角なら△3三銀として△3一角~△8六歩を狙いたい。▲7七銀なら、そこで△4四歩。でも後手だけ5筋の歩を突いているから、やはり角交換はしにくいのだろうか。とすると△5二金(12)では△5五歩として先手の五筋不突きを咎めるべきだったのだろうか。いややはり△8五歩で先手の態度を見るべきか。よく分からないけど、先手の変則的な序盤に対して後手は平凡に矢倉に組もうとして作戦負けになってる印象があります。相手が変則なら自分も変則というのが私のポリシーだけど北浜五段(当時)は序盤派でもないのかも知れない。

    ▲4五歩(43)から先手好調な流れに見えたけど、後手も△6三銀を好位置の△5四銀と進めて、案外形勢は難しい。△5五桂や△5六角が見えて、先手も気持ち悪い。でも▲5一角(65)ですか。私なら▲5六歩と傷を消して、手を渡したいけど棋風ですかね。△2四歩(70)!面妖な。△2三桂か△2五桂を見てるのかな。でも普通は△5五桂ですよね。▲5五歩△同銀▲2五歩の十字飛車は△4五歩で後手良しですか。なんとも難しい中盤戦です。

    しかし▲5四歩(103)の辺りでは右玉ペース。先手玉は妙に広くて寄せ形が見えないし、寄せ形を作ろうとすると▲3二銀で頓死してしまう。やはり馬と生角の違いは大きい。となると△4四角(88)は疑問だったのかな。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4107

    mekuriya
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    5.森下卓 vs 米長邦雄 1994-08-22 順位戦ですね。
    これは右玉でなくて陽動ツノ銀中飛車だと思うけど。△3三桂(52)はいかにも死にそうだけど、▲4五銀△同銀▲同桂は許せないから気合の一手でしょうか。しかし現実に桂損だし、と金を作られて後手自信ないなあ。でも▲5八桂(85)はどうなんだろ。森下九段らしい手厚い受けだけど、矢倉は飛車の横利きを止めると怖いです。難しい攻め合いになりましたが、▲3五馬(105)と撤退するしかないのでは森下九段が攻め損なった気がします。やっぱり▲5八桂が祟ったんじゃないかな。△5三歩(110)で後手玉が随分安全になったので、ここでは逆転して後手が良さそう。△9八銀(128)で投了ですか。仕方ないのかな。

    以下への返信: rennpai #4105

    mekuriya
    参加者

    たぶん10連敗前後だと思うが、負けてもすぐ忘れちゃうので覚えていません。


    mekuriya
    参加者

    >kurukuruさん

    >5は、そもそも▲7六歩△8四歩に▲6八飛が良くないということなのでしょうか?それと>も四間飛車にこだわらず他の筋に振り直すべきだということでしょうか?

    正直言って私も分かりません。そう指すプロ棋士も居ますから。ただ飯島流引き角戦法に四間が勝った棋譜はひとつも知りません。しかし不思議なことに飯島七段以外に飯島流引き角戦法を採用したプロ棋士もいない。プロの実戦譜が少なすぎて謎です。四間側にどんな新対策があるのかないのか。私としては飯島流引き角戦法相手に四間を持つ気はしないし、研究したこともないので対策も持ち合わせていない。それでも私は▲7六歩△8四歩にも▲6六歩として、相手が角道を開けないなら居飛車にするので、それでも困っていません。

    以下への返信: 対局の棋譜・感想 #4101

    mekuriya
    参加者

    7817254ですね。△4五同馬(70)のところでは一本△4九飛打を利かすところでしょう。ここなら3七が塞がっていますから▲2八玉とはできません。ただし▲1七玉が銀冠の小部屋でしぶとい凌ぎになります。そこで△4五馬▲同桂△4七飛成が3手一組の寄せ。▲同金は△1九竜からの詰みとなります。先手は泣く泣く▲1八金打か▲2八金打と頑張るぐらいでしょう。▲1八金打には△3七金が強烈なぶちこみ。▲4七金は、△3九角▲2八角△同角成▲同金△1九竜▲1八飛△3九角で必至です。▲2八角で▲2八飛なら、△同角成▲同金△1九竜▲1八金△2九飛打で必至です。したがって△3七金のぶちこみには▲同金△同竜▲3八金打ぐらいですが、△2九金▲3七金△3九角で寄り筋です。

    戻って△4七飛成に▲2八金打の変化ですが、△1九竜▲1八金△3七金で寄ります。
    細かい変化は省略しましたが、検討されたし。


    mekuriya
    参加者

    では決め打ち四間飛車を狙い撃ちにする戦法をいくつか紹介しておきましょう。
    1.浮き飛車目くらまし戦法
    ▲26歩 △34歩 ▲25歩 △33角 ▲26飛 △44歩 ▲36飛 △42飛
    ▲34飛 △45歩 ▲36飛
    無条件一歩得で先手優勢。
    2.石田流
    ▲76歩 △34歩 ▲75歩 △44歩 ▲78飛 △42飛 ▲48玉
    先手指しやすい。プロ棋戦では20年近く現れてない形。
    3.かまいたち戦法
    ▲76歩 △34歩 ▲48銀 △44歩 ▲56歩 △42飛 ▲68玉 △94歩
    ▲96歩 △72銀 ▲78玉 △32銀 ▲57銀 △43銀 ▲55歩 △62玉
    ▲56銀 △52金左▲65銀 △71玉 ▲58飛 △82玉 ▲56飛 △35歩
    ▲26飛 △34銀 ▲54歩 △同歩 ▲同銀 △53歩 ▲65銀 △33角
    ▲75歩 △24歩 ▲76飛
    次の▲7四歩~▲5五角が受けにくく後手不利。
    4.鳥刺し戦法
    ▲48銀 △34歩 ▲56歩 △32銀 ▲26歩 △44歩 ▲25歩 △33角
    ▲68銀 △42飛 ▲57銀左△62玉 ▲68玉 △72銀 ▲78玉 △71玉
    ▲36歩 △82玉 ▲35歩 △同歩 ▲46銀 △36歩 ▲35銀 △45歩
    ▲79角 △43銀 ▲24歩 △同歩 ▲同銀 △44角 ▲35銀
    飛車成りが受からず、後手不利。
    5.飯島流引き角戦法
    ▲76歩 △84歩 ▲68飛 △85歩 ▲77角 △62銀 ▲78銀 △54歩
    ▲48玉 △32銀 ▲66歩 △31角 ▲67銀 △53角 ▲58金左△42玉
    ▲38玉 △31玉 ▲28玉 △22玉 ▲18香 △52金右▲19玉 △14歩
    ▲28銀 △74歩 ▲39金 △73桂 ▲48金寄△94歩 ▲56歩 △86歩
    ▲同歩 △同角 ▲88飛 △77角成▲82飛成△67馬 ▲81飛 △93角
    ▲83龍 △66角 ▲91飛成△65桂 ▲81龍上△51銀 ▲62歩 △48角成
    ▲同金 △57桂成▲同金 △同馬 ▲61歩成△38金
    後手勝勢。二枚飛車で攻めても後手玉遠い。


    mekuriya
    参加者

    棋譜番号7802353ですね。
    △4四歩(8)は不要普及の緩手です。ここは、△8四歩とすべき。
    △8四歩▲7八金△8五歩▲5七銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩
    △8二飛▲7九角△4二角▲6六銀△3三銀と進んで後手だけ
    飛先歩交換ができて先手はできない。△3二銀(6)は居飛車か振り飛車か、もう一手様子を見てから決めましょうかという手ですから、▲6八銀を見たら、しめた!チャンスだと反応して貰いたい。▲6八銀は、角の紐を外して、飛車の横利きも止めるので△8四歩とされたら▲7六歩とはできない。
    ▲5六歩が浮いているから▲5七銀も必然。前述の順に進めば△3二銀(6)も働いて後手は一手の無駄手も指していないことになります。
    ▲7六歩に対して△4四歩ならOKです。先手も一手、後手も一手でバランスがとれてます。でも▲7六歩と相手が指してないのに△4四歩では、先手0後手1でバランスが崩れます。将棋は先後一手づつしか指せない。だから手番という絶対的有限資源を無駄遣いすれば必ず負けるのです。先手なら一手だけは許される。しかし後手番は一手も許されない。だから先後の違いは物凄く大きい。
    ただし後手には先手の着手を見てから着手を決める後出しジャンケン権があります。
    この権利を行使してこそ後手は先手と対等に戦える。
    居飛車にするつもりが無いなら、6手目は△2二飛か△5四歩から中飛車にしたい。
    △5四歩(16)が不要不急の悪手。銀の動きに幻惑されて角の利きが通ったことを
    見落としたんですね。ここでは△2二飛か△3二金と2筋に備えるところ。
    ▲9六歩(17)は端角を見せたが緩手。△5二金左(18)壊滅的大悪手。
    本譜のように四間飛車は決め打ちしてしまうと居飛車に狙い撃ちされて簡単に負けます。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4073

    mekuriya
    参加者

    3.森下卓 vs 米長邦雄 1996-09-26 順位戦ですね。
    先手矢倉模様に対して後手陽動振り飛車かなと思わせて右玉ですか。
    △4五歩(34)は米長永世棋聖らしい気合の突っ張りという感じですが、こういう手では右玉は幸せになれない気がします。4筋を争点にして逆襲しようという構想だったのでしょうけど、
    △3三桂の瞬間に▲5五歩が利いて引くしかないのでは、ちょっと構想に無理があったのではないかと。▲2四飛(81)に△同飛だと▲7五歩で駄目ですか。しかし△同角だと▲2六角(83)がピッタリ過ぎて筋に入った感じ。

    以下への返信: 皆さんの棋譜を見て情報交換をするスレ #4071

    mekuriya
    参加者

    棋譜番号7779745ですね。
    中盤で優勢ながら終盤で乱れてしまった感があります。▲8四飛(73)は詰めろだけど、もっさりした感じ。ここは▲8二歩成でしょう。△同金なら▲6二飛ですし、△8七銀は只で取れるから△6五銀ぐらいかな、おいしく▲7二とでスピード感が全然違います。
    △6五銀(74)が攻防で、ピッタリ過ぎる。▲5八金(77)では▲7二とが一回利きます。△4九飛成は後手玉が詰むので△4六飛成か△4六角しかないが、前者は▲4七歩△同竜▲4八歩で先手取れます。後者は▲5八金です。ここでも一手違って来てますね。
    △8七銀(80)激痛。▲7九金は詰まされるから、ここではもう逆転しているのかも。
    私が気になったのは▲8四飛(73)と▲5八金(77)の2手ですね。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4063

    mekuriya
    参加者

    3.深浦康市 vs 中川大輔 1995-04-01 早指新鋭戦ですね。
    先手矢倉模様に対して矢倉中飛車かな?と思わせておいて、
    ▲6八銀(31)を見て、さくっと△5二金と右玉に転じるのが
    感じが出てます。やはり右玉は角道を止めないのが良い。
    激しい攻め合いになりましたが▲2一飛成が王手にならないので、
    △7七歩(76)の辺りでは、ぎりぎり右玉の勝ちパターンに
    入っている気がします。△2八飛成(88)▲3四歩が残っているので
    ▲3八歩の中合いが利かないのが先手地味に痛い。
    以下、広さで余す会心の玉捌き。▲4二と(91)が裏目。負ける時はこんなもの。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4045

    mekuriya
    参加者

    c.one.catさん、お手間かけさせてすいませんでした。村山聖 vs 森内俊之 1998-01-19 NHK杯は村山八段(当時)が先手右四間で森内八段(当時が雁木右玉だったんですね。勘違いしてました。それにしても皆さん、精力的だ。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4021

    mekuriya
    参加者

    村山聖 vs 森内俊之 1998-01-19 NHK杯ですね。
    △4四歩(10)が早くも疑問。先手の角換わり志向を外した手ですが、私は相居飛車において、先手角道オープンvs後手角道クローズの対抗形は、後手つらいと感じています。だから振り飛車が開発されたのだろうと推察してますし、振り飛車にしないなら角道クローズの意味はないのではないか。というのは▲7六歩△3四歩▲6六歩でも後手の右四間飛車は有力です。先後が入れ替われば、なおさら右四間が有力になります。▲7八金▲6八銀の形は▲7九玉となれば金美濃の形で安定します。また一段玉は右玉に強い意味があるので、この手でもう私は後手を持つ気がしない。この後、先手右四間vs後手雁木→雁木右玉となりましたが、なんとなく後手が一手遅れている気がします。
    ▲7五歩(43)この時点で△8一飛の一手が入っていないのは後手つらすぎる。だいたいこんなことになるんですよね。▲4一角(51)こんな手が成立するのも△8一飛が入ってないせい。△8一飛が入るか否かで右玉は天国と地獄に分かれる。△4四歩(10)以降は終始森内八段(当時)が圧倒した将棋だと思います。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #4005

    mekuriya
    参加者

    私も並べてみました。中川八段は右四間飛車の雄というイメージでしたが、先手西川七段の矢倉模様に対して、右四間飛車模様から右玉に転じたんですねえ。なるほど、こういう指し方もあるのか。△4二銀(16)がギアチェンジを見せた手かな。右四間にするなら左美濃にするだろうから。△4四歩(40)ん?これはなんだろう。ちょっと意味が分からない。
    △6五歩(44)はうなづけない。ちょっと危険だった気がする。△3三金(46)いやあ、こういう手は。△4二金左と軽く交わしたい気がするけど、▲6五歩で角殺しを見せられて、指す手がなくなるということかな。でも中川八段らしい指し回しのようにも思える。
    ▲7三歩(67)軽妙な手。こういう歩が入ると右玉は自信ない。△4七歩成(82)ぐは!飛車成られるけど、これで勝負するしかないのか。▲8五桂(85)痛い。とすると△8六歩(64)が指し過ぎだったかも。△7七角成(108)詰めろだけど、先手の駒台が・・・。後手玉は詰むや詰まざるや。△6四玉となった時、▲7五銀△6五玉▲7四角でピッタリ捕まっている形なので詰みそうですね。これも釣り上げた▲8六金が足場として働いてしまってますね。
    右四間模様から右玉に転じるのは面白いと思ったが、40手台の指し回しはちょっと違和感がありました。

    以下への返信: 掲示板将棋対局 #3985

    mekuriya
    参加者

    いきなり変化球だと、4手目もつ気しないよー。というか何指していいかわからん。

    以下への返信: 居飛車穴熊 #3952

    mekuriya
    参加者

    これで後手困っていると思いますが。

    ▲76歩 △34歩 ▲66歩 △84歩 ▲68飛 △62銀 ▲48玉 △54歩
    ▲38銀 △42玉 ▲39玉 △32玉 ▲78銀 △52金右▲58金左△85歩
    ▲77角 △53銀 ▲46歩 △33角 ▲36歩 △22玉 ▲37桂 △44歩
    ▲45歩 △43金 ▲47金 △12香 ▲44歩 △同金 ▲46歩

    以下への返信: 居飛車穴熊 #3932

    mekuriya
    参加者

    ギアス!さん。申し訳ない。またやってしまったorz。
    △3二玉▲4四歩△同銀▲2五桂△2二玉▲6五歩△5三銀は
    △3二玉▲4四歩△同銀▲2五桂△2二角▲6五歩△5三銀の間違いです。

    △3二玉のところでギアス!さんの△4三金なら▲4七金か▲6五歩と待って、△1二香を見てから▲4四歩と取り込みたい。▲6五歩は△1二香でなく、△8六歩▲同歩△4五歩と決戦に来られて▲4五歩が咎められそうなので、▲4七金が本手だと思う。
    ▲6五歩とか▲4四歩は後戻りができませんから、ベストのタイミングで決行したい手です。

    以下への返信: 居飛車穴熊 #3923

    mekuriya
    参加者

    で、前回の続きです。

    ▲76歩 △34歩 ▲66歩 △84歩 ▲68飛 △62銀 ▲48玉 △54歩
    ▲38銀 △42玉 ▲39玉 △32玉 ▲78銀 △52金右▲58金左△85歩
    ▲77角 △53銀 ▲46歩 △33角 ▲36歩 △22玉 ▲37桂 △44歩
    ▲45歩 がお題の局面です。
    ここで私は△3二玉▲4四歩△同銀▲2五桂△2二玉▲6五歩△5三銀といった順を例示しましたが、これは流石に四間飛車が動きすぎで無茶。
    ▲4四歩と取り込むところでは、▲4七金ぐらいが本手だと思います。四間飛車側からすれば居飛車が2手損して居飛車穴熊を断念してくれたら大満足なので、無理して動く必要もないところ。居飛車が何もしないなら▲5六歩~▲2八玉~▲1六歩~▲2六歩とどんどん陣形を発展させられます。問題は居飛車はその間どうすりゃいいのかってことです。
    で、急戦といっても四間飛車が▲4五歩と突っかける意味は、居飛車の駒組に制約を与えて、急戦にも持久戦にも組めないように困らせるといったことです。
    もともと四間飛車は攻める戦法ではありませんから、急戦で攻め潰そうという思想には無理があります。ただし居飛車が序盤から欲張ったことを企むようなら、容赦しませんぞ!って感じでしょうか。

    以下への返信: 居飛車穴熊 #3917

    mekuriya
    参加者

    ギアス!さん、こんなに一直線に穴熊に組んでくれるなら四間飛車は楽です。
    ▲4六歩に△3三角は甘いです。
    ▲4六歩を見たら、△7四歩▲6七銀△6四銀と進めて、居飛車穴熊から右6四銀戦法にギアチェンジで後手が有利になります。
    柿木将棋盤 25573 藤井猛 vs 塚田泰明 1998-04-02 銀河戦
    http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=25573

    これが有名な参考棋譜で、▲4六歩が完璧に逆用されてしまった形。この将棋以来、四間飛車党はおいそれと▲4六歩を突けなくなってしまったんです。

    さて、お題の局面ですが、△3二玉もあるかも知れません。▲4四歩△同銀▲2五桂△2二玉▲6五歩△5三銀で大丈夫です。

    以下への返信: 24対局日誌 #3861

    mekuriya
    参加者

    棋譜IDは7563414ですね。▲9七香(29)は不要普及の一手。後手の角道が△3三銀、△4四歩の二枚で止まっていますから、後手の角道から逃れる必要はありません。逆に▲9七香は引き角に狙われて、左桂が使いにくくなる意味もあるので、むしろマイナスになることも多いのです。
    ここは▲4六歩と4筋の位を保った方が良いでしょう。後手の玉頭の歩を伸ばすのは価値が高いです。▲4六歩には△1三角が見えますが、▲5七金△4五歩▲4八飛△4六歩▲6五歩△4七歩成▲同飛△4六歩▲同金で何事もありません。▲5七金は一見浮き駒で危ないように思えますが、△4六歩とされても金に当たらないのがミソ。居飛車はいつでも端角を狙っていますから手筋の受け方として紹介させてもらいました。▲9七香(29)が▲4六歩に代わっていれば、▲4七金が間に合って△4六桂は無かったのです。▲2五桂(57)でも▲4七金と一呼吸置いた方が良かったかも知れません。▲6六角(49)でも▲4七金と自陣の憂いをなくすのが先です。▲6六角は好位置ではあるけれど敵陣に近すぎるので目標にされてしまう意味もある。でも攻めの構想としては正解で、それが勝因になった一局だったかなと。

    以下への返信: 24対局日誌 #3846

    mekuriya
    参加者

    megane-zaruさん、棋譜ID=7556367ですが、次の△5五馬がいきなり詰めろになってしまうので、必ずしも優勢ではないと思います。美濃囲いは△5五馬(角)~△3六桂の筋に弱いのが泣き所。手番を握っていますが、▲4二とと銀を取っても、まだ後手玉が詰めろじゃないので、難しい局面です。ただ本譜の▲6四飛(65)は最悪でしたね。詰めろに飛車取りのおまけもつけてしまった。△5五馬だけは許せないので、▲7三角ともたれておくところだったと思います。そうやってじっと相手が一番指したい手を消すことも大事です。そうすれば、相手も慌てて間違えてくれるかもしれません。負けを早めるような手を指さなければ思わぬチャンスが訪れるかもしれません。その意味では、後手の方の△3三玉(64)はしぶとい好手です。ここでは△5五馬と指したいところだし、それが最短だったかも知れない。しかし自分が一番指したい手を我慢し、相手の手を消すことが、勝利への近道であることが案外多いもの。相手が一番指したい手は何だろうか。それが好手を見つける為の着想に結びつく場合があります。

    以下への返信: 新戦法を考える会 #3835

    mekuriya
    参加者

    >7六歩、8四歩、7五歩、8五歩、7七角、3四歩、7八飛、7七角成、同桂、4五角、6五桂~密かに研究しています。

    これは新鬼殺し戦法ですね。△4五角は△5四角の方が▲6五桂を防いでいる分、優ります。

    【戦法図鑑】22 新鬼殺し戦法
    http://www.shogi-chess.net/senpouzukan/tactics022.htm

    以下への返信: 対局の棋譜・感想 #3817

    mekuriya
    参加者

    >mekuriyaさんが冒頭に書かれた▲6六角からの手順は、途中△7三銀ではなくて△7三桂だと思いますが、

    申し訳ない。△7三銀は△7三角の間違いでした。▲4五歩を待って△7三角と打たれると
    ▲4六銀とはできないし、▲4四歩と取り込むと△4六歩は生じるし△5五銀と逆用されてしまい、先手難局ではなかったかという主旨です。同じ自陣角でも後手の角の方が自由度が高く、利きを止めにくいので大変だったかなと。本譜は△3一玉が緩手で△7三角が一手遅れた為にえらい違いです。

    以下への返信: 教えていただけませんですか? #3813

    mekuriya
    参加者

    棋譜IDは、以下の流れでログインして棋譜を閲覧する時に棋譜に付与されているIDです。自分が閲覧するだけなら特に意識する必要もありませんが、他の会員に伝える時に便利なものです。

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    以下への返信: 対局の棋譜・感想 #3812

    mekuriya
    参加者

    7483287ですね。
    ▲6六角(47)はどうだったのかな。右玉は、こういう自陣角が成功するイメージは無いです。
    例えば、▲6六角△7四歩▲4五歩△7三銀▲4四歩△同銀右▲4五歩△5五銀と進んだら、後手に手に乗られてしまった感じです。本譜は△3一玉(48)が有り難い手。でも▲2四歩(49)は指し過ぎだったかも。▲4六銀(57)で4筋の位が盤石になったので先手優勢です。これが△3一玉の罪で△7三角(58)が証文の出し遅れになってしまった訳。でも▲4七銀(59)は疑問。▲4七金で良かったのでは?でも角が狭いから仕方なかったのかな。▲5七角(69)は▲8四角の方が得だと思う。▲3四歩(75)△同銀▲3五銀△5三銀▲3三歩の進行は先手の得になっているとも思えない。(75)では▲6七金左と働きの悪い左金を中央に寄せて、手を渡すぐらいで先手十分だったと思う。縦の攻め合いだと後手玉が一段玉な分だけ遠く、ここで逆転してしまった感じです。
    △8三歩(88)は△8六歩、△4二銀打(92)は△7五歩で後手優勢だった。△3九銀(110)では、△6五桂が絶好の一手。でも本譜でも僅かに先手が足りないのか。まあ指運勝負かな。難しいけど、後手の角が遊び駒になったのが敗因てことで。


    mekuriya
    参加者

    棋譜番号7445842ですね。そうですね。▲4八角(37)は相当悪かったです。△3一角が狙っている8六の地点をお留守にして、狙われてもない6六の地点を守った。全般的に着手がちぐはぐです。戻って、▲4六歩(31)としたからには33手目は▲4七金としないと手の流れがおかしいです。続いて▲5八飛~▲5五歩と指せれば、後手が棒銀で手薄くなっている中央を逆襲して好調です。▲4六歩と指せば▲4七金が可能になる。▲4七金とできれば、▲5八飛とできます。▲5八飛とできれば▲5五歩とできます。これが手の流れというもの。もっとも将棋は相手がいるゲームですから、そこまで好き勝手はできません。しかし▲5九角(33)では手の流れがおかしい。▲4六歩(31)とも△5三銀(32)とも関連が分からない。△7四歩に▲5九角が手順というものです。そして△7五歩を待って▲7八飛が呼吸というもの。本譜は先走りすぎてボタンを掛け違っている。35手目でも▲4七金とすれば、軌道修正できました。仮に▲4七金に△6二銀なら▲5五歩△同歩▲5八飛△6四角▲6五歩△7三角▲6六銀で先手優勢。そうなったら後手は2枚の銀がまるで明後日で酷い形です。つまり▲4六歩▲4七金は中央での反撃を見せて後手の引き角が働くのを牽制する効果がある訳です。▲4七金に△7五歩なら、そこで▲7八飛が間合いです。四間飛車は△7五歩を突かせない戦法ではなく、△7五歩と突かせて、その動きに乗じて捌く戦法だからです。逆に言うと△7五歩と突いてくれないなら▲7八飛と指す意味など全くない。この将棋は31手目~39手目がポイント。ここは何時間かけても検討する価値があります。

    以下への返信: 四間飛車研究会 #3771

    mekuriya
    参加者

    私なら▲5七金。△7五歩なら▲7八飛。居飛車がどう攻めてくるか分かりませんが、それで簡単には潰れないと信じる。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #3746

    mekuriya
    参加者

    koukouheiheiさん、86手目の意味は自玉の詰めろを解く為です。例えば、すぐ△8五角と指すと▲2二銀△同金▲2四銀以下、詰されてしまう訳。つまり▲4六銀(85)は攻防の一手で、後手玉へ詰めろをかけた意味です。

    まあ基本的な流れとしてはkoukouheiheiさんのこの棋譜のとらえ方で良いと思います。棋譜並べの目的に応じて序盤、中盤、終盤のどこに重点を置くか。全部に重点を置いたら時間がいくらあっても足りませんから。ポイントだけ抑えたら後はさっと流してもいいんです。

    何度か並べれば、そういうコツも見えてくると思います。

    以下への返信: 棋譜並べ(右玉編) #3739

    mekuriya
    参加者

    将棋の棋譜でーたべーすの「戦型別一覧」で右玉の棋譜を調べることができます。

    柿木将棋盤 38556 小林健二 vs 阿久津主税 2007-02-13 順位戦
    http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=38556&tekazu=3

    これは▲角不交換型右玉vs△菊水矢倉→銀冠といった戦型ですが、序盤から面妖な駆け引きで、正直意味が全然分かりませんが、最後までよく分かりません。

    ▲5一角(107)の王手に△3三金左だと▲1六桂から後手玉は詰まされるから△3三金右は仕方がない。ところが▲4四桂の一手で一見必至に見えた先手玉の必至?が解けてしまった。
    阿久津五段(当時)が負けと知りつつ△3七金(86)から切り込んでいったのか、勝ちだと考えていたのかは分かりません。が、参考になるかもと思い、挙げてみました。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3729

    mekuriya
    参加者

    ふうむ。koukouheiheiさんは、そろそろ壁にぶち当たった年頃かな。棋譜を並べさせてもらったが、自分で墓穴を掘っている傾向がある。なかなか上級に定着するのは楽ではなさそうだ。皆、それぞれ得意戦法を持っているが、右玉にこだわりすぎるのも良くないと思う。相手の裏をかいたつもりでも、とんでもないお手伝いになることもある。負けてしょげるばかりでは意味がない。敗因を突き詰めて考える姿勢も重要だ。さてさて将棋は難しいものだ。

    以下への返信: 大局観を鍛える #3714

    mekuriya
    参加者

    「棒銀は右玉の天敵」「棒銀には右玉が有効」。これは矛盾しているようですが、私は以下のように理解しています
    一目散右玉は、一目散棒銀にスピードで負けるが、棒銀側が玉に手をかけて右玉が間に合うなら、棒銀には右玉が有効。

    で、付け加えるなら、渡辺竜王は羽生名人に右玉に組ませる為に棒銀を偽装し、後手は一手損しているから、早繰り銀に組み替えても穴熊に深く囲って「指せる」と考えていたのではないかと想像するのです。

    一般にアマチュアは、「棒銀は右玉の天敵」の方の展開になる事が多いが、プロは「棒銀には右玉が有効」の方の展開になることが多い。
    何故かというとアマチュアの右玉党は駆け引きなしになんでもかんでも右玉にしたがるのに対して、プロは駆け引きの結果、場合の選択として右玉にすることがあるといった違いがあるからです。

    最後に補足するなら、私が何をいっているのか意味不明という方は私が例に挙げた棋譜を並べていただきたいと。

    以下への返信: 大局観を鍛える #3709

    mekuriya
    参加者

    2008年10月18日~10月19日 七番勝負 第1局 渡辺明竜王 対 羽生善治名人|第21期竜王戦
    http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/21/081018.html

    将棋界初の三連敗後の四連勝で話題になったシリーズの第一局です。後手羽生挑戦者が後手一手損角換わりに誘導したのに対して、先手渡辺竜王は、棒銀とも早繰り銀とも腰掛銀とも態度を決めずに玉を囲う。後手は右玉・腰掛銀両用の守勢で待ちます。先手は後手を右玉に誘導するように棒銀を進出させる。しかし先手は仕掛けずに早繰り銀に組み直す。後手は右玉にして反撃体制を整えるのに対して先手は穴熊に深く囲う。先手が頃や良しと飛先歩交換に出たのに対して、後手は2筋を放置して△6五歩と反撃開始。でも▲2三角と打たれたら?

    とまあ、こんなことを考えながら駒を動かします。1回だけでなく何度も並べ替えします。一般に、棒銀は右玉の天敵、穴熊は右玉の天敵と云われることも多いのですが、羽生名人は棒銀と穴熊が合体すれば、右玉が十分だと考えていたのではなかろうか。逆に渡辺竜王は、棒銀と見せて後手を右玉にさせれば、穴熊にして先手十分と考えていたのではなかろうか。そんなことを想像します。

    この将棋は、序盤の駆け引き、中盤の間合いの図り方、終盤の攻め合い、どれも非常に勉強になるのですが、「大局観を鍛える」というテーマに限れば、両者が局面、形勢、方針をどう考えていたかを何度も並べ替えしながら想像するという事が棋譜並べの目的になるということです。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3662

    mekuriya
    参加者

    >itomakotoさん
    >私は好きな戦法ならその戦法を100%指したいので厳しそうです。

    気持ちとしては理解できますけど、そういう指し方では今までは通用しても、上に行く為にはつらくなりますよ。そこら辺をどうお考えなのか存じませんが。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3648

    mekuriya
    参加者

    >itomakotoさん

    角換わりの場合は棒銀・腰掛銀・早繰り銀に三すくみの関係があるのはご存知だと思うのですが、右玉は先手の相腰掛銀誘導方針に乗る振りをして、裏切るように右玉に転じるのが基本です。また角交換振り飛車はそうでも無いのですが、相居飛車の角換わりは、先後の違い、手の損得が大きい。特に棒銀・早繰り銀は足が早く、右玉は手数が掛かりますから、一般的に棒銀・早繰り銀が右玉の天敵と呼ばれるのは当然のことです。
    だから角換わりは序盤の一手から、お互い棒銀・腰掛銀・早繰り銀のどれを選択するのか濃密な駆け引きが行われる訳です。
    ところがitomakotoさんの棋譜を見ると、駆け引きも何もなく、初めから角換わり右玉と決めて、強引にそうしようとしているように見えます。それでは棒銀の餌食にされるのは回避できない。
    itomakotoさんは先手から角交換していますから、そこで先後が入れ替わり、後手が作戦の主導権を得ることになります。で、後手が腰掛銀を志向するなら、先手も相腰掛銀に追従する振りをしながら右玉に転じることも可能になるのです。掲題の棋譜は▲4六歩(13)と早々に棒銀放棄の意志を明らかにしてしまったので、相手は3つの選択肢の態度を決めないまま、玉を3一まで移動できた訳です。▲7八金を省略した意味は何だったのか。角交換振り飛車の含みを残すか、棒銀の速攻を狙うか2つに一つしか考えられない。しかし本譜はどちらでも無かった。後手一手損角換わりの場合は▲7八玉型の含みもありますが、この将棋は先後が入れ替わって先手番が後手番を持っているから全く違う将棋です。
    この回答もitomakotoさんが望む回答になってないと思いますが、これが私の「イメージと読みの右玉観」です。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3640

    mekuriya
    参加者

    >itomakotoさん
    私の実戦譜ですが、参考になりますかしら。

    先手:棒銀
    後手:mekuriya

    ▲76歩 △34歩 ▲22角成△同銀 ▲68銀 △33銀 ▲77銀 △62銀
    ▲38銀 △64歩 ▲96歩 △94歩 ▲16歩 △63銀 ▲26歩 △74歩
    ▲25歩 △32金 ▲78金 △52金 ▲27銀 △73桂 ▲26銀 △81飛
    ▲68玉 △62玉 ▲66歩 △44歩 ▲36歩 △45歩 ▲58金 △41飛
    ▲37銀 △72玉 ▲79玉 △84歩 ▲67金右△14歩 ▲88玉 △62金
    ▲56歩 △82玉 ▲55歩 △44銀 ▲56金 △51飛 ▲24歩 △同歩
    ▲同飛 △54歩 ▲同歩 △23歩 ▲28飛 △54銀 ▲22歩 △33桂
    ▲75歩 △同歩 ▲74歩 △85桂 ▲86銀 △63銀 ▲67金 △74銀
    ▲17角 △53金 ▲78飛 △71飛 ▲21歩成△25桂 ▲44角 △同金
    ▲11と △49角 ▲57金寄△55歩 ▲48飛 △76角成▲79香 △54馬
    ▲78飛 △43角 ▲65歩 △56歩 ▲75飛 △77歩
    まで86手で後手の勝ち

    以下への返信: 思ったことを気軽につぶやく(将棋編) #3606

    mekuriya
    参加者

    >hassi– さん

    新鬼殺しには、相手の挑発に乗らずに角交換せず冷静に△6二銀が正解だと思います。
    それでも▲7七角の一手を指させた分、対石田流に比べても後手は得していますから。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3584

    mekuriya
    参加者

    棋譜番号は7190251ですね。
    39手目は▲6八銀でも良いですね。△6六歩▲同歩△同飛なら▲8二角が有りますから。いずれにしても▲5六歩としたからには▲5七銀型にするしかない形です。
    進行の一例を挙げると▲6八銀△8五歩▲5七銀△8二飛▲7七桂△8六歩▲同歩△同飛▲6四角△8三飛▲8四歩△9三飛▲8九飛△8二歩▲5五歩△4三銀▲5六銀直。
    ただし▲4八金型だと△8九角があるので、こううまくは行きませんが。右玉は▲4八金型より▲5八金型の方が良い場合が多い。▲5八金型なら△8九角は▲7九金で角が即死です。▲5八金型なら△2六桂や△1六角の王手に▲4八玉とできます。△2六桂が生じるので実は▲2五歩もちょっと疑問。あらかじめ△3三銀と備えているところなので▲2五歩(37)は効果的じゃない。だから37手目でも▲6八銀としたかったです。

    以下への返信: 新戦法を考える会 #3552

    mekuriya
    参加者

    >hassi–さん
    この局面での△6五歩は時期尚早です。▲7七銀△6六歩▲同銀△6五歩▲7七銀で歩を取られてしまう。だから早くても△6三銀の後でないと△6五歩は成立しません。できれば△5四銀~△6二飛の形にしたい。


    mekuriya
    参加者

    棋譜番号7171952ですね。
    ▲6八角(35)では、▲4六歩△同角▲4七金左△2四角▲4六歩がスピードアップの手筋です。1筋で得た一歩で桂を殺せる訳です。▲4六歩は「大駒は近づけて受けよ」の捨て駒で、次の▲4七金左が角に当たると共に、4七の空間を作って▲4七金左を可能にする意味です。
    本譜と違って△7三桂~△6五歩が入りませんから、速度が断然違う訳です。
    ▲8八飛(51)は一手の価値が無い。飛車には銀の紐がついているので手抜きで▲1三歩成で良い。
    ▲2二金(59)は無駄な王手。「金はとどめに残せ」。ここでは▲1三角△4二玉▲2四角成△3一玉▲2二金までの5手詰め。金はこうやって詰め上がりに使うものです。下手に王手をかけて逃がすから、詰みがあったのに、自分で詰みを消してしまう。
    こういう王手を「王手は追う手」という。王手をかける時は詰みがある時だけで良い。これまでも何度も同じことを指摘してきました。△4八銀は只だけど▲同飛は、△6六飛▲同金△5七角で危ない。
    ▲1三角の詰みが見えない場合は、▲6五歩が「金持ち喧嘩せず」の勝ち方です。
    ▲6五歩△5七銀不成▲同馬△6五飛▲6六歩△4五飛▲4九香で必勝です。後手の持ち駒が金歩2しかないのに、先手のは角金銀桂2歩の怒涛の持ち駒。これが金持ちの勝ち方。金持ちは貧乏人と取っ組み合いの喧嘩なんかしないものです。
    ▲6七馬(61)でも▲6五歩でしたね。

    以下への返信: 新戦法を考える会 #3435

    mekuriya
    参加者

    三手目7七角戦法はプロの実戦例もあります。以下が進行の一例。
    ▲76歩 △34歩 ▲77角 △同角成▲同桂 △22銀 ▲78金 △33銀
    ▲66歩 △62銀 ▲65歩 △54歩 ▲68飛 △53銀 ▲75歩 △24歩
    ▲66飛 △22飛 ▲76飛

    居飛車にするにしても振り飛車にするにしても力戦調の将棋に誘導して、定跡形を外そうという狙いがあるような気がします。角頭歩戦法は▲76歩△34歩▲86歩△84歩▲22角成△同銀▲77桂として、同じような展開になりますが、4手目に△44歩と角交換を拒否されると先手不利が定説で廃れました。角頭歩戦法よりは、三手目7七角戦法の方が有力だと思います。

    以下への返信: 加藤桃子さん、奨励会初段に! #3417

    mekuriya
    参加者

    加藤桃子女王、女性3人目の初段昇段「強くなりたい気持ちは1番」 : 社会 : スポーツ報知
    http://www.hochi.co.jp/topics/20140511-OHT1T50043.html

    これですね。すごい時代になってきましたね。これまでも注目していましたが、ますます目が離せない。

    以下への返信: 思ったことを気軽につぶやく(将棋編) #3416

    mekuriya
    参加者

    >ペンギンさん
    私なら、この局面を見た瞬間に詰み手順は読めます。もっとも実戦なら、この局面になる前から詰みの有無を探りながら指し進めますが、ただし悲しいことに私の場合、そういう局面になかなかなってくれない。orz

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3409

    mekuriya
    参加者

    >Jion.comさん
    超速攻棒銀といわれてもなんのことやら。棋譜を貼って貰えれば、検討してコメントすることもできますが。それが面倒なら、棋譜番号だけでも教えて貰いたいです。

    以下への返信: taka-hiro.sの詰将棋 #3366

    mekuriya
    参加者

    4月13日に出された問題は、▲2二桂成△同玉▲3二飛△1三玉▲1四歩△2三玉▲3四飛成△同金▲同馬△同玉▲4三銀△2三玉▲3二銀引不成△2二玉▲2三金まで15手詰めです。
    ▲3二飛~▲3四飛成~▲同馬の駒取りが俗手筋なので、詰将棋慣れしていると反って詰ましにくいかも。


    mekuriya
    参加者

    棋譜番号6979500ですね。△6五歩(38)は本局最悪の一手です。自玉に近い筋の歩は命の歩です。それを只で相手にあげるのは自殺と同じです。本局はこの一手で終了。ここは△7二金と締まって離れ駒をなくすか△6二金~△7二玉~△7四歩~△7三桂~△8四歩かどちらかだと思う。ただし先手に穴熊に囲われてから▲3五歩と仕掛けられたら勝てないでしょう。すなわち、もう既に駒組負けしているんです。△3三角(22)では△4五同歩▲2二角成△同飛▲8八角△3三角▲同角成△同桂▲8八角△3二金で何事もなかった。こうなれば後手1歩得で、後手だけ角を手持ちで先手の後続が無く後手優勢です。つまり▲4五歩(21)は無理だったのです。「無理が通れば道理が引っ込む」。将棋は相手の悪手を咎めないと自分が不利になってしまうもの。四間飛車は▲4五歩の仕掛けは取る一手の場合と取ってはいけない場合がある。彼我の陣形を見定めて判断して欲しい。△3二金(24)でも△5四歩(26)でも△1二香(28)でも△4五歩でした。
    もっと遡れば△8二玉(14)では△3三角として後手から△4五歩の決戦を含みにするところです。△3二銀△2二角の形は角が浮いていて悪形。一刻も早く悪形を解消するのが筋。将棋はできるだけ離れ駒が生じないように指すもの。△8二玉の局面は後手陣に5枚も離れ駒があります。こうなってはもう収拾がつかない。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3316

    mekuriya
    参加者

    「右四間6筋位取り」という戦法があります。「痛快!ワンダー戦法」という棋書に紹介されていて、例によって私は持ち合わせていませんが、私は密かに対振り飛車の主力戦法にしています。koukouheiheiさんに合うかどうか分かりませんが、私の実戦譜を紹介させてもらいますね。
    後手:mekuriya

    ▲76歩 △34歩 ▲66歩 △62銀 ▲78銀 △64歩 ▲77角 △63銀
    ▲67銀 △54銀 ▲68飛 △62飛 ▲56銀 △42玉 ▲48玉 △32玉
    ▲38玉 △14歩 ▲16歩 △52金左▲28玉 △44歩 ▲38銀 △45歩
    ▲58金左△35歩 ▲96歩 △42銀 ▲95歩 △43銀上▲97香 △72金
    ▲86歩 △44角 ▲85歩 △33桂 ▲96香 △24歩 ▲88飛 △65歩
    ▲84歩 △同歩 ▲同飛 △83歩 ▲85飛 △66角 ▲同角 △同歩
    ▲82歩 △同金 ▲71角 △72飛 ▲82角成△同飛 ▲65銀 △63銀
    ▲64金 △72銀 ▲56銀 △84歩 ▲65飛 △86角 ▲66飛 △78角
    ▲75歩 △96角成▲74歩 △63歩 ▲86飛 △同馬 ▲71角 △83飛
    ▲73歩成△同桂 ▲74金 △81飛 ▲83歩 △71飛 ▲82歩成△21飛
    ▲72と △85桂 ▲73と △25歩 ▲63と △42金 ▲64金 △62歩
    ▲87歩 △63歩 ▲86歩 △64歩 ▲85歩 △26歩 ▲同歩 △25歩
    ▲同歩 △26香 ▲39玉 △27歩 ▲24桂 △22玉 ▲15歩 △28歩成
    ▲48玉 △79飛 ▲59金引△78飛成▲68歩 △19と ▲14歩 △54香
    ▲67銀 △89龍 ▲15銀 △65桂 ▲66銀 △44角 ▲65銀 △同歩
    ▲26銀 △57香成▲同玉 △66角
    まで124手で後手の勝ち

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3300

    mekuriya
    参加者

    >koukouheiheiさん
    極めたなんてとてもとても。右玉を指すように成ったのは比較的最近のことに過ぎません。私が棋書をよく購入していた頃には右玉を扱った棋書など無かったのです。いつ、そういう戦法があることを知ったのかも覚えていないけど、その頃には既に有段者になっていたと思います。「右玉は将棋が強くなりにくい」については、「そうかも」とも思うし、「いやそうじゃない」とも思う。右玉は万人がそれで上達できるという戦法ではないが、向いている人には右玉一本でも有段者になれる戦法だと思う。ただ言えるのは、一つの戦法に一生忠誠を尽くす必要はないってことです。将棋は相手がいるゲームですから、同じ戦法にこだわりすぎるのも良くないと思う。koukouheiheiさんについていえば、もっと柔軟に考えた方が良いかなとは思いますが、右玉と決別する必要などさらさら無いとも思います。

    以下への返信: 右玉好きの独り言 #3294

    mekuriya
    参加者

    右玉には、他にも矢倉右玉、雁木右玉と呼ばれる形もあります。どちらも場合の作戦で、相手の方針によっては、そう変化する手もあるという話でどちらも私は実戦経験がありますが、まあメインにしている訳でもない。右玉は感覚の将棋ですから、誰にも勧めるつもりもないけど、棋風に合うなら大いに有力な戦法だとは思います。ちなみに私は右玉関係の棋書は一冊も持っていませんので、特定の棋書についてのコメントはできません。


    mekuriya
    参加者

    棋譜番号6809602ですね。▲5三角成(35)が大悪手です。ここはじっと▲7八金と受けておくものです。△8八歩成は▲同金、△7七歩成は▲同桂で何事もない。▲9一竜と▲5三角成の楽しみは後に取っておけば良い。こうやって相手の手を消せば、相手は困ります。▲7八金のような手を将棋では「後の先」といいます。▲5三角成はどうして悪いのか。△5二金左(36)と当て返されて、今度は後手の方に△5三金と△7七歩成の2つの楽しみが生じてしまいました。△8六馬と引きつけて両方受かりますが、今度は△8八歩成が生じてしまう。▲5三角成のような手を「先の後」という。35手目の局面は銀桂得ではありますが、後手玉が詰むのはまだまだ先の話です。仮に後手の飛車角が2枚、先手の駒台に乗っていても、まだ詰まない。将棋はそれぐらい詰まないゲームです。「急がば回れ」「急いては事を仕損じる」「慌てる乞食は貰いが少ない」
    この将棋も無駄な王手をかけまくりまくりましたね。▲9六歩(55)では▲7五銀打で一手必至です。次の▲9六香をどうやっても後手は受けることができない。将棋は百万回王手をかけたところで勝ちにはなりません。「王手は追う手」「王手をかけずに詰めろをかけろ」「王手をかけるのは詰む時だけ」この局面は6通りの王手があるがどれも詰まない。意識的に詰み形を作らないと、そうそう詰むものではない。

    以下への返信: 対局の棋譜・感想 #3179

    mekuriya
    参加者

    6686209ですね。△4八成香(110)は悪手です。4八の銀より、5八の成香の方が価値が高いから、この取引は損です。さらに手順に▲4八同金(111)と応じられて先手玉が広くなり、3九の飛車が一挙に蘇った。ここは△5六歩と伸ばしたかった。
    1.遊んでいる9九の馬の利きを5五、4四、3三に利かして▲5四歩、▲4四銀(馬)を消しつつ、3三の銀を質駒にする。
    2.4五の馬の利きを止める。
    3.△5七歩成の含みを作る。
    仮に△5六歩▲1二馬△3五金▲2一馬△3三馬と進んだなら、後手楽勝でしょう。先手には9九の馬の利きを止める手が無いので、この利きを通すだけで随分景色が変わってくるのです。

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